エレクトーン練習の際には、時間帯やご近所さんを気にして小さい音で練習してしまう人もいるのではないでしょうか。
そんな方にはエレクトーン用ヘッドホンがおすすめです。
ヘッドホンを使用することで周囲に漏れる音を抑えられるので、賃貸マンションやアパートでも時間帯を気にせず練習することが可能になります。
他にも、ヘッドホンを使用して適正な音量で練習をすることで、自分の音を正確に把握できるようになり技術力の向上にも繋がるというメリットもあります。
そんな練習に欠かせないアイテムであるエレクトーン用ヘッドホンに関して、アイテムを選ぶポイントと人気のワイヤレスヘッドホンのおすすめの10選をご紹介します。
エレクトーン用ヘッドホンとは
エレクトーン用ヘッドホンとは、その名の通りエレクトーン演奏に適したヘッドホンのことを指しますが、変換プラグを使用することで一般的なイヤホンも使用することも可能。
演奏用に開発されたヘッドホンを使用することでエレクトーン音源を最大限に引き出すことができるので、より没入感を感じながら演奏を楽しむことができます。
特にエレクトーンを長時間練習する方は、装着感が良く耳が疲れにくい演奏用ヘッドホンを準備することをおすすめします。
エレクトーン用ヘッドホンにこだわるメリット
音質がアップし没入感を感じられる
高性能なヘッドホンであれば、エレクトーンの幅広い音質まで聞き取ることができ、音の立体感や臨場感をより感じながら練習をすることができます。
立体感のあるリアルな音質で演奏をすることで没入感を感じ、演奏に集中することができるメリットがあるのです。
また、自分の演奏の音を微細に感じ取ることで、しっかりと演奏をチェックできる点もポイントです。
耳への負担が軽減して長時間の練習でも耳が疲れにくい
演奏用に開発されたヘッドホンの場合、長時間の練習でも耳が疲れにくい構造になっていることが多いです。
本体の重量が軽かったり、肌触りの良いイヤーパッドの素材を使っていることで快適な演奏を続けることができます。
装着感の良さや疲れにくさは、エレクトーンの練習を頑張りたい人にはとても重要なポイントといえるでしょう。
強弱やニュアンスが聞き取りやすくなる
高性能のエレクトーン用ヘッドホンを使用すると、タッチによる強弱やニュアンスをより細部まで聞き取ることができます。
さらに、自分の音を正確に把握できるようになるため技術力の向上にも繋がります。
特に、ヘッドホンをせずに小さな音でエレクトーンの練習をしている時に比べると、タッチのコントロールや表現力が大幅に身に付きやすくなります。
エレクトーン用ヘッドホンにこだわるデメリット
値段が高い
高価なものだと3万円以上するエレクトーン用のヘッドホンもあるため、費用がかかるのがデメリットです。
一般的には高価である方が細かく音を再生することができ、周波数ごとの音量のバラつきも少ないフラットな音質が期待できます。
しかし、中にはリーズナブルでありながらも高品質でハイコストパフォーマンスなアイテムもあるので、自分の予算に合った最適なヘッドホンを選ぶことが重要です。
周りの音まで完全にシャットダウンしてしまう
高性能のヘッドホンは密閉性が高く、周りの音までシャットダウンしてしまうことがあります。
周囲の雑音を軽減できるため細かな音を感じ取れるのがメリットな一方、家族に呼びかけられた時に反応ができなかったり、非常事態に気づきにくいのがデメリットです。
周囲の音もある程度聞こえる状態が良い場合は、開放型のヘッドホンを選ぶことで周りの音の遮断が軽減されます。
エレクトーン用ヘッドホンの選び方
開放型と密閉型
エレクトーン用のヘッドホンには開放型と密閉型の2種類があります。
開放型は、周りの音が少し聞こえることと、長時間使用しても疲れにくいことが特徴です。また、少し音が抜けていくので自然な音の広がりを感じることができます。
一方、密閉型はより音漏れしにくいため、音量トラブルが心配な方におすすめです。
周りの音をしっかり遮断するので、屋外の使用でも細かい音を聞き分けることができます。
それぞれの特徴を踏まえ、自分の好みや環境に合ったタイプを選ぶようにしましょう。
接続端子を確認
ヘッドホンを選ぶ際は、エレクトーンに接続できる端子かどうかを確認することが欠かせません。
エレクトーンは「ステレオ標準フォーン」端子がついているので、「ステレオ標準フォーンプラグ」のヘッドホンを用意する必要があります。
また、一般的な携帯電話などに使われる「ステレオミニプラグ」のイヤホンであっても、変換プラグをつけることでエレクトーンに使用することが可能となります。
装着感がよくて疲れにくいもの
長時間の練習の際に重要となってくるのが、疲れにくいヘッドホンであることです。
耳が当たる部分の素材が柔らかく、重量が軽いものを選ぶようにしましょう。
疲れが気になる人は、密閉型に比べて圧迫感を覚えにくい開放型を選ぶことをおすすめします。
エレクトーン用ヘッドホンおすすめ10選
YAMAHA楽器用ヘッドフォン(HPH-100B)
エレクトーンを販売しているヤマハが電子機器に最適なヘッドホンとしてリリースしているのがHPHシリーズです。
密閉型ならではの迫力のあるサウンドとリッチな音色を実現してくれます。
演奏に集中できるシングルケーブルとなっている他、接続に便利な着脱式のステレオ標準プラグが標準装備となっており、まさにエレクトーンにぴったりのヘッドホンです。
YAMAHA楽器用ヘッドフォン(HPH-150B)
ヤマハからリリースされている、開放型の楽器用ヘッドホンです。
小型で軽量の肌触りの良いベロア生地のイヤーパッドを採用していることで、長時間の使用でも疲れにくい快適な装着感を実現しています。
20~20000Hzという幅広い再生レンジが可能となっており、低重心かつ開放的なサウンドなのでワンランク上の音質で心地よくエレクトーンの演奏ができます。
YAMAHAスタジオモニターヘッドホン(HPH-MT8)
ヤマハのプロフェッショナル仕様のスタジオモニターヘッドホンです。
フラットかつ定位感に優れた高解像度・高分解能モニターサウンドが、原音のニュアンスを忠実に再現し、長時間の演奏でも疲労の少ない装着感と高い遮音性を両立しています。
また、耐久性、柔軟性の高いデザインとなっているため、良いものを長く使いたい人におすすめのエレクトーン演奏に適したヘッドホンです。
audio-technicaステレオヘッドホン(ATH-EP100)
日本の音響機器メーカーのオーディオテクニカからリリースされている密閉型のヘッドホンです。
長時間の使用でも疲れにくい軽量ボディが特徴です。また、L字プラグを採用しているため、ストレートプラグに比べて横向きの力に強く破損リスクが軽減される他、スマートな見た目となります。
クリアなサウンドで楽器の音が楽しめるφ40mmドライバーを搭載しながらも、リーズナブルな価格のためエレクトーン用ヘッドホンとしても人気の商品です。
audio-technicaステレオヘッドホン(ATH-EP300S2)
オーディオテクニカからリリースされている、ホワイトカラーの電子楽器用モニターヘッドホンです。
こちらは、低域から広域までバランスの取れたナチュラルな音質となっています。また、長時間使用に快適な小型・軽量の開放型ヘッドホンです。
演奏を邪魔しない後方45度のコード配置、片方出し2.0mのコードとなっている他、収納に便利なスイーベル(向きを左右に動かせる)折りたたみ仕様を採用しているので利便性も高いアイテムです。
ハイコストパフォーマンスのため、エレクトーン初心者の人にもおすすめのヘッドホンです。
ROLANDステレオヘッドホン(RH-5)
日本で初めて電子ピアノを製造した大手電子楽器メーカーのローランドからリリースされている、電子楽器演奏に適したモニター・ヘッドホンです。
立ち上がりよく躍動感のあるハイクオリティ・サウンドを実現する高性能ドライバーを搭載しています。
また、高域から低域までバランスのとれた、ナチュラルでフラットな音質が特徴です。
軽量設計で安定した装着感となっており、フィット感のあるアイテムとなっています。
ROLANDモニターヘッドホン(RH-300)
ローランドからリリースされている電子機器に最適化された密閉型の高音質モニター・ヘッドホンです。
ネオジウム・マグネットを採用したφ45mmドライバーを搭載し、幅広い再生レンジを実現しています。
ハウジング部は高級感のあるアルミ・プレートを使用することにより、大型で十分な容量を確保しながらも軽量なアイテムとなっています。
吉澤ステレオヘッドホン(HP-3000a)
電子ピアノ用として定番の吉澤のステレオヘッドホンです。
リーズナブルでありながらも安定した音質と装着感があり、音漏れしにくい特徴があります。
クセの少ないフラットな音質のため、低音と高音が強調された高級ヘッドホンが疲れるという方に人気のエレクトーン用ヘッドホンです。
また、少し小さめな作りでサイズが調節可能なのでお子様にもおすすめです。
ARIAステレオヘッドホン(AHP-1000)
アリアのボリュームコントロール付きステレオヘッドホンです。
リーズナブルですが優しく聞きやすい音質となっており、エレクトーン演奏に向いています。
装着感の良いイヤーパッドを採用しているため、長時間の演奏も快適。
ケーブルに音量調節がついているため、2つのヘッドホンを同時に使う際、自分の音量のみ手元で調節することができるので非常に便利です。
JVCステレオヘッドホン(HA-RZ710)
自然な音の広がりと高解像度サウンドを実現したJVCの密閉型ステレオヘッドホンです。
ユニット振動板の振幅を安定させるサウンドスタビライザーを採用しており、繊細な高音からパワフルな低音までデジタル音源を高解像度再生してくれます。
広い面積で頭部をしっかり包み込むワイドホールド・ヘッドバンドを採用していることにより、安定感のある装着感でエレクトーンの長時間演奏時でも快適に使用できます。
エレクトーン用ヘッドホンの使い方
基本の使い方
まずは、ヘッドホンの接続端子を確認してください。
ステレオ標準フォーンプラグの場合そのまま使うことができますが、一般的な携帯電話などに使われる「ステレオミニプラグ」の場合は変換プラグが必要となります。
次に、エレクトーンの差し込み口を確認します。多くの製品では鍵盤左側下に「PHONES」と書いてある部分があり、そこが差し込み口となっています。
また、機種によっては端子が2つある場合があり、ヘッドホンを2つ使用して2人で演奏を楽しむこともできます。
ヘッドホンを2つ使用する方法
差し込み口が1つしかないエレクトーンで同時に2人で演奏を楽しむには、分配プラグが必要となります。
分配プラグは、ヘッドホン出力を2分割することによって1台のミキサーからヘッドホンを2つに接続できるため、1台のエレクトーンから2人で同時に音を聞くことができるようになります。
また、分配プラグは軽くてコンパクトなので持ち運びしやすい便利なアイテムです。
まとめ
エレクトーンをいつでもどこでも練習したい人にとって、ヘッドホンの使用は欠かせません。
音質や装着感にこだわって選ぶことで、より快適な演奏を楽しむことができます。
今回ご紹介した選び方のポイントを参考に、自分に合ったヘッドホンを選び出してみてくださいね。
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