ボンゴスタンドおすすめ10選!代用品や付け方も徹底解説!

 ボンゴを購入するつもりで検索をしてみたら、ボンゴスタンドも一緒におすすめされた経験はないでしょうか。

ボンゴは低価格帯のものがあり初心者でも手が出しやすい価格帯ですが、ボンゴスタンドは楽器の2~3倍もする高額なものがほとんど。

しかも、ボンゴスタンドを買ったが楽器に合わずに失敗したというコメントをよく見かけます。

今回は、なぜそのようなことが起こってしまうのかという原因と、失敗しないボンゴスタンドの選び方とボンゴの付け方、そしてボンゴスタンドの代用品についてご紹介していきます。

目次

ボンゴスタンドが必要な理由

ボンゴスタンドが必要である理由は、現在市販されているボンゴの多くはトラディショナルな形をしていない点だといえるでしょう。

民族楽器としてラテン音楽などで使われていた頃のボンゴは、革ヘッドを締めるためのネジがボンゴの内側にありました。

しかし、最近市販されている楽器の多くはシェルと呼ばれる胴・楽器本体の外側に締めネジがついていますし、昔に比べてボンゴのサイズも比較的大きめ。。

つまり、足に挟んでたたくトラディショナルフォームでは、締ネジが足にあたって痛く長時間の演奏はつらいものとなるのです。

また、慣れていない人の場合は、足で挟んでの演奏を続けると腰痛を起こすリスクが高くなってしまいますので、楽しく健康的にボンゴ演奏を続けるにはボンゴスタンドも入手した方がいいでしょう。

ボンゴスタンドの選び方  

ボンゴスタンド選びで失敗したくない人には、下記の選び方がおすすめです。

  1. ボンゴとボンゴスタンドがセットになったものを購入する
  2. メーカー・シリーズに合ったものを選ぶ
  3. 自分好みでボンゴスタンドを選ぶ
  4. 脱着の頻度で選ぶ

ボンゴとボンゴスタンドがセットになったものを購入する

ボンゴとボンゴスタンドがセットになったものを選ぶと、ボンゴスタンド選びで失敗することはまずありません。

これからボンゴを始める方や、ボンゴスタンド選びで絶対に失敗したくないという方は、ぜひセットになった商品を選びましょう。

メーカー・シリーズに合ったものを選ぶ

ボンゴのサイズに規格はありません。

7インチと8.5インチ、6.45インチと8インチなどヘッドサイズが同じだからといって同じスタンドに付けられるわけではないのです。

これがボンゴスタンド購入における失敗の原因です。

ボンゴは、大小2個の太鼓をつないでいるセンターブロックのサイズによって、どのスタンドに付けられるかが変わってきます。

ですから、ボンゴのメーカー・シリーズ専用のスタンドを購入することで、しっかり合うボンゴスタンドを選ぶことができるのです。

自分好みでボンゴスタンドを選ぶ

どのスタンドが使えるかどうかは、センターブロックのサイズで判断するのですが、そこまで詳細に書かれているサイトはほとんどありません。

ボンゴは約9割、輸入品であるためメーカーサイトであっても詳細に記載していないのが現状です。

先にボンゴを購入し、センターブロックのサイズを確認してからスタンドを選ぶのは失敗しないスタンド選びの一つです。

脱着の頻度で選ぶ

脱着の頻度はスタンド選びの目安になります。

ボンゴを頻繁に付け外しする方には、脱着が簡単にできるストラップ式のスタンドがおすすめ

ボンゴの重さは、だいたい3キロから10キロあり思った以上に重たいものですので、スタンドに付けた場合かなり倒れやすくなります。

そのため、スタンドの脚を大きく広げる必要があるのですが、普通の生活環境においては非常に邪魔です。

つまずいてケガをしたりボンゴを倒して割るなどリスクは高く、スタンドに付けっ放しにするというのはあまりおすすめできません。

そのため、脱着頻度が多いのならばストラップ式のスタンドで脱着して収納するようにしましょう。

ボンゴスタンド選びで注意すべきこと

スタンドの高さ表示

ボンゴスタンドの高さ表示は、楽器を付けていない状態での高さです。

高さ43~63センチと記載されている場合、一番低い高さは43センチに楽器の高さ(約20センチ)をプラスした約63センチが叩く高さになります。

スタンドの重さ

スタンドはボンゴを安定して支えるために、ある程度の重さが必要です。

そのため、材質は金属系のものがほとんど。

そして、楽器とスタンドを合わせると10キロ近い重さになることはよくありますので、車移動以外の場合は重さもスタンド選びのポイントに加えたほうがよいでしょう。

ボンゴスタンドおすすめ10選

ボンゴスタンドのおすすめ商品を目的別にご紹介していきます。

ストラップタイプのボンゴスタンド
  • 【LP(ラテンパーカッション)】LP330C 座奏用 商品ID:49884
  • 【LP 】M245 商品ID:175173 立奏用
  • 【LP】 LP330 商品ID:49882 立奏用
  • 【LP】LP330D 商品ID:263585
ストラップタイプの次に汎用性のあるボンゴスタンド
  • 【PEARL ( パール )】 BG-ST 商品ID:186311 立奏用
  • 【PLAYTECH ( プレイテック )】BOS1X 商品ID:292183
お求めやすい価格のボンゴスタンド
  • 【MAXTONE】BGS-1 シングルレッグ
  • 【MAXTONE】BGS-2 ダブルレッグ
マイネル専用ボンゴスタンド
  • 【MEINL(マイネル)】THBS-S-BK Cajon Height Bongo Stand 座奏用
  • 【MEINL】THBS-BK 商品ID:193976黒 商品ID:193977白

まずはじめに、ほとんどのボンゴを付けることができて着脱しやすいタイプのボンゴスタンドは、LP社のカムロック/ストラップタイプスタンドです。

ワンタッチで着脱できるカムロック式、ストラップでボンゴを固定するため、センターブロックのサイズを問いません。

カムロック式ストラップタイプのスタンドは、LP社が特許を取っているため他のメーカーでは販売していないのです。

そのため、価格としては高くなってしまいますが、LPのスタンドは互換性があり便利です。

LP製シンバルスタンドの上にボンゴスタンドの上部を付けるなどアレンジができます。

LP(ラテンパーカッション)LP330C 座奏用 商品ID:49884

LP ( ラテンパーカッション )LP330C

メリットデメリット
センターブロックのサイズを問わない
カムロックでワンタッチの着脱が可能
安定性がある
スタンドにボンゴを付けた状態でも80センチ程度までしか高くならない
  • 高さ:約43~63cm
  • 重さ:6.61ポンド(約3キロ以下)

LP330Cは座奏用ボンゴスタンドで、ストラップで固定するのでセンターブロックのサイズを問いません。

ストラップの長さをボンゴに調整すれば、あとはカムロックでワンタッチで着脱できるため、ボンゴを頻繁に着脱する方に特におすすめ。

カホンなどと一緒に演奏する場合に便利で、パイプは太くダブルレッグになっているためしっかりと安定します。

立奏用で使う場合は、スタンドにボンゴを付けた状態でも80センチ程度までしか高くならないので注意が必要です。

LP M245 商品ID:175173 立奏用

LP ( ラテンパーカッション )M245

  • 高さ:約79~110cm
  • 重さ:6.61ポンド(約3キロ以下)
  • クロムメッキスチール構造

こちらはLP Matadorシリーズ専用のボンゴスタンドですが、固定はカムロック/ストラップ式ですのでセンターブロックのサイズを問わず、こちらも汎用性の高いスタンドです。

脚部もLP330Cと同様安定性の高いダブルレッグを採用しています。

LP LP330 商品ID:49882 立奏用

LP ( ラテンパーカッション )LP330

メリットデメリット
ロック方式を採用しているので使いやすい
強力なナイロンストラップでボンゴを保護
安定性がある
ボンゴの向きを気にすることなく付けられる
重たい
  • 高さ:約90~132cm
  • 重さ:未公表(LPM245よりサイズが大きいので3キロ以上はあります)

LP330は、カムロックストラップ式の中でも最長のスタンドです。

コンガと一緒にセッティングするときや、ドラムセットのオーバーサイドに設置したいなど高い位置にボンゴをセッティングできるのが特徴。

脚部は、ダブルレッグかつ3本の脚をバーでつないでいるので倒れる心配はほとんどありません。

LPLP330D 商品ID:263585

LP ( ラテンパーカッション )LP330D

LP330Dはアタッチメントなので、単体では使えません。

  • 高さ:17″~25″(約43~63.5センチ)
  • 重さ:未公表
  • 高さ調整幅:約17″~25″

LP330Dは、ほとんどのドラムスローン(ドラムいす)に取り付けることができるボンゴアタッチメントです。

スタンドと違って脚部がないので足元が自由に使えて演奏しやすいです。

アタッチメントはドラムスローンにジョイントするので、ボンゴが離れていく心配がありません。

※LPの330、330C、330Dと番号は似ていますが仕様はまったく違うので購入の際には注意が必要です

PEARL ( パール ) BG-ST 商品ID:186311 立奏用

PEARL ( パール )BG-ST

  • 高さ:約70㎝~100㎝
  • 重さ:8.6ポンド(3.2キログラム)

PEARLのBG-STは、凹型クランプにセンターブロックをはめネジどめするタイプのボンゴスタンドです。

ネジをゆるめるだけでボンゴを外せるので、わりと脱着しやすいタイプと言えます。

クランプ幅が狭いので小さめのボンゴでも付けることができます。

また、ボンゴを支えるサポートプレートがついているので楽器を確実に固定できるでしょう。

クランプが凹型のためセンターブロックの高さを問いません。

気を付けたいのはセンターブロックの厚みです。

「ほとんどのボンゴが付けられる」とメーカーは説明していますが標準的なセンターブロックの厚みは3~5センチです。

この厚み内のボンゴになら付けられると考えたほうが無難でしょう。

PLAYTECH ( プレイテック )BOS1X 商品ID:292183

PLAYTECH ( プレイテック ) / BOS1X

  • 高さ:約80cm~110cm
  • 重さ:未公表

センターブロックの厚みが約3.5~5センチ以内、幅4.5センチ以上、高さ5.5センチ以上であれば使用できます。

PLAYTECH のBOS1Xは、クランプ部が(PEARL) BG-ST ほど頑丈なつくりではありません。

しかし、こちらもサポートバーが付いているのでボンゴが、がたつく心配は少ないでしょう。

PLAYTECH (BOS1X)もクランプ部が凹型なので、ネジをゆるめるだけで脱着可能です。

サイズが合えばラッキーで、LPやPEARLよりもかなりお求めやすい価格となります。

MAXTONEBGS-1 シングルレッグ

  • 高さ:69~100センチ
  • 重さ:約1.5キロ

MAXTONE(BGS-1)は、安さに加えて軽さも売りです。

脚部はシングルレッグですが、ヘビー級のボンゴ以外は十分安定します。

最低位の高さが約90センチ(スタンドにボンゴを付けた状態)近くになるため、座奏で使うには少々高めとなります。

MAXTONEBGS-2 ダブルレッグ

  • 高さ:80~115センチ
  • 重さ:2.7キロ

MAXTONEのBGS-1とBGS-2はKIKUTANI BGS-1ボンゴ 用に作られたスタンドです。

こちらのスタンドは、クランプ部の寸法が詳細に公表されているので、センターブロックサイズが分かれば付けられるかどうか判断できます。

センターブロックのサイズ

  • 厚み:3センチ以上5センチ以内
  • 横幅:5センチ以上
  • 高さ:5.5センチ以内(5.5センチならしっかり固定できるが、それ以下ならぐらつく恐れがあります)。

MAXTONEは日本の企業です。

海外製に比べて金属部分が弱いとの声もありますが、アフターサービスに対応してくれるので安心と言えるでしょう。

次に、マイネルボンゴ専用スタンドを2つご紹介しましょう。

MEINL(マイネル)THBS-S-BK Cajon Height Bongo Stand 座奏用

マイネル製ボンゴに対応しています。

  • 高さ:70~85センチ
  • 重さ:2.69 キログラム
  • 商品寸法 (長さx幅x高さ)39.1 x 16 x 16 cm

クランプ部はかぎ型になっておりボンゴをしっかりと固定します。

脚部がコンパクトな造りになっているため、カホンを一緒に演奏する場合でも邪魔になりにくいスタンドです。

かぎ型クランプは、ネジを完全に外さないとボンゴの脱着ができません。

MEINLTHBS-BK 商品ID:193976黒 商品ID:193977白

MEINL ( マイネル )THBS-BK

  • 高さ:約90-137cm
  • 重さ:9.92ポンド(4.5キロ)

THBS-BKは、マイネルのヘッドライナーシリーズ専用スタンドです。

ただ「他メーカーでも使える」と汎用性を持たせているので、センターブロックのサイズが合えば使用可能でしょう。

センターブロックサイズが、約幅5.1センチ、高さ7.1センチ、厚み4.3センチに対応しています。

ボンゴスタンドの組み立て方・ボンゴの付け方

次に、ボンゴスタンドの組み立て方とボンゴの付け方をお伝えしていきます。

  1. ボンゴスタンドの3本の脚をしっかり広げる(特に座奏用は目いっぱい広げる)
  2. ボンゴを取り付ける
  3. クランプタイプ・ストラップタイプ共に楽器の傾斜が下がる方(重さがかかる方)が1本の脚になるよう設置する
  4. ボンゴが固定できたら叩きやすい高さに合わせる

ボンゴの傾斜が2本の脚の真ん中にくるように設置するとスタンドは倒れてしまうので注意しましょう

ボンゴスタンドの代用品

ボンゴスタンドの代用品として利用できるものは、下記の2つ。

  • キーボードのミニスタンド

それぞれどのように利用するのかをご説明していきます。

キーワードのミニスタンド

  • 高さ:約75~125センチ
  • 重さ:約2.4キロ

PLAYTECH(KST01)は キーボード用スタンドなので20キロの重さまでしか乗せられません。

ボンゴを叩くことで重量が加わるので、実際は10キロ以下のボンゴにおすすめです。

脚部は小さく安定性が低いため、あまり高さを上げての使用は控えるべきでしょう。

キーボードスタンドにボンゴを取り付ける方法

PLAYTECH(KST01)は譜面台とまったく同じ形をしていますので、天板のL字になっている側にボンゴを寄せて乗せます。

センターブロックと天板をマジックバンド結束テープで、たすき掛けにして固定すると安定します。

ボンゴスタンドの代用品として譜面台は使用しないでください。ボンゴの重さに耐えられません。

机の上

ボンゴの締ネジの先にビニールラグチップと呼ばれる黒いキャップが付いている楽器は、そのまま机の上に置いて演奏可能です。

ビニールラグチップとオーディオ機器用差し込みゴム脚(穴が開いてるタイプ)を取り替えて付けると外れにくく便利です。

ボンゴを叩く際は、机も傾斜がついていた方が叩きやすいで、下記の方法で傾斜をつけましょう。

  • ゴム脚の高さを変えて傾斜をつける方法(締ネジにつけるのでがたつくためおすすめしない)
  • 机の天板にボンゴよりも大きめのサイズに切った段ボールを置く方法
  1. 机の天板を傷めないようにゴムシートやプラスチックシートを敷く
  2. その上にボンゴよりも大きめのサイズに切った段ボールを置く
  3. 傾斜を高くしたいほうに小さく切った段ボールを重ねる
  4. 段ボールは動かないように両面テープでシートに固定する

100円ショップなどで販売されている耐震ゴムなどを机の脚に付けるのもよい方法でしょう。

※マンションなどで演奏する場合は、机からの振動が増幅するので注意が必要です。

ボンゴスタンドケースの代用品

ボンゴスタンドケースはあまり販売されていないのですが、撮影用三脚ケースをボンゴスタンドケースの代用品として使えます。

撮影用三脚ケースは、長さのバリエーションがありクッションも入って肩にかけられるので便利です。

特におすすめなのは、下記の【Hemmotop 】の三脚ケースになります。

まとめ

ボンゴスタンドは、ボンゴ本体よりも少々お高い買い物になってしまいます。

楽器とスタンドのセット売りになっているものを購入するのが一番安全ですが、値段的にお得というわけではありません。

楽器とスタンドを別々に買ったとしても同程度の金額になります。

スタンドの高さ・重さ・使い方などこだわりを持って選びたい方は、まずボンゴ本体を購入しセンターブロックの詳細な寸法を把握してからスタンドを購入することをおすすめします。

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