アコースティックギターをマンションやアパートなどの集合住宅で弾くとなると、騒音問題が気になってしまいますよね。
「本当は思いっきり弾きたいけど、隣人のことが気になってしまって弾けない」という悩みをよく聞きます。
ギターは実際に演奏している姿はとても素敵ですが、隣人からしてみれば壁越しで聞くとうるさいだけだったり、睡眠や生活の邪魔になってしまうことも。
そこで今回は、住まいがマンションでも隣人からうるさいといわれないようにするための消音グッズをご紹介するので、アコギ練習を快適に行いたい方はぜひ参考にしてみてください。
アコギ消音グッズとは
アコギ消音グッズとは、アコギの特性を利用して音を小さくするグッズのことです。
アコースティックギターはエレキギターとは違い、弾いた力が強ければダイレクトに弦が大きく鳴ります。
その理由の一つは、アコースティックギターのボディの真ん中が空洞になっており、そこがスピーカーの代わりとなっているからです。
代表的な消音グッズの一つに、サウンドホールカバーがあります。
サウンドホールカバーは、ボディのスピーカー部分に蓋をすることによって、音量を抑えることができます。
他にも、ギターの弦自体を抑えて音量を小さくしたり、ギターの弦にかかる力を弱めるピックなど、様々なグッズが販売されています。
ご自身に合った消音グッズを選びましょう。
アコギの音はどのくらいうるさい?
アコギの音は、平均84(dB)といわれており、強めに弾くと100(dB)程度の音が生じます。100(dB)は、人の大声や、犬が威嚇などをする時に吠えた声と同じくらいの音量です。
そのため、いくら部屋を隔てていても、聞こえてしまって当然の音量がアコギからは出ています。
ギターは人の声や犬の鳴き声とは違い、連続して音が出ているため、マンションなどの集合住宅で思いっきり弾くためには消音グッズは欠かせないアイテムです。
マンションでアコギを弾いていいのは何時から何時?
マンションでアコギを弾いていいのは、常識的に考えると概ね9時ごろから19時ごろまでが限度でしょう。
それ以外の時間は隣人からの騒音として、苦情が来てしまう可能性があります。
もちろん、常識的な時間の中で演奏していても、隣人に迷惑がかけてしまうのは避ける努力をしましょう。
アコギ消音グッズを使うメリット
エレキギターで練習しなくてもよい
アコースティックギターを弾きたいが、音が大きすぎるためにエレキギターで我慢している人は、アコギ消音グッズを使用しましょう。
同じギターではありますが、アコギとエレキでは、ボディのサイズから弦の感触、ニュアンスの出方など、大きな違いがあります。
特に、アコギを人前で演奏する前に練習しておきたい場合は、実際に弾くギターで感覚を掴んでおくのは大切です。
手軽に音量を抑えることができる
アコギは弱く弾くことによって、音量を下げることができます。
しかし、消音グッズを使用することによって手軽に普段と同じ感覚の弾き方をすることができるようになります。
自身の弾きたいように弾くことができれば、弱く弾いて練習するよりもとても効率が良く、弾いていて気持ちが良いはずです。
アコギ消音グッズを使うデメリット
実際の音量より小さくなってしまう
アコースティックギターは、音量の強弱を表現することによってより素敵な演奏になります。
音量を下げることによって、実際に表現したい演奏ができなくなってしまう場合もあります。
うるさいと言われてしまう原因を無くすためのグッズなどで当然といえば当然ですが、アコギの良さを消してしまうのはデメリットといえるでしょう。
サスティンが伸びなくなる
消音グッズは音量を小さくするだけではなく、サスティンと呼ばれるギターの音の伸びも削ってしまう場合がほとんどです。
そのため、表現したい演奏ができなくなってしまい、サスティンが伸びないことによって演奏が下手になってしまったと感じる原因になります。
下手になったと感じながら演奏しても気分は上がりません。
アコギの良さを最大限に感じるためには消音グッズを使用しなくても良い環境で練習する必要があります。
アコギ消音グッズの選び方
消音効果がどれだけあるのか
消音グッズは、サウンドホールに蓋をする物もあれば、弦自体をミュートするものなど、様々な種類があります。
消音の方法によって、どれだけの消音効果があるのかは、グッズ選びの重要なポイントです。
そこまで音量を小さくする必要がない場合や、がっつり音を小さくしたい場合など、住んでいる環境に合うものを選びましょう。
手軽に装着することができるかどうか
アコースティックギターの利点の一つに、手軽に演奏ができるかどうかが挙げられます。
すぐに手に取って、自身が思っているように鳴らし、手軽に音を鳴らすことができなければ、ギターの魅力は半減してしまいます。
その利点を損なわないためには、消音グッズが手軽に装着できるかどうかは重要なポイントです。
装着したままでギターに負担がかからないか
弾くたびに取り外しをすれば済む話ですが、装着したままでも問題がなければ、弾く時の手間を省くことができます。
装着したままにするためには、ギターに負担がかからないかが重要です。
ギターに負担がかかってしまう消音グッズを使用する場合は、弾く時だけ取り外しをするか、違うグッズを使用しましょう。
アコギ消音グッズおすすめ15選
S.YAIRI 弦楽器用弱音器(SYM-01)
ギターの弦に直接取り付ける消音グッズです。
締め付け具合によって音量を調節することができ、取り付け場所によって鳴り方も変わるので好みの場所を探すことができます。ギターの弦を締め付けるので、弾かない時は外しましょう。
安価であり、とても軽く、持ち運びしやすいのもおすすめポイントです。
現代ギタースーパーギターミュート(B003O7GJI8)
こちらもギター弦に直接取り付けるタイプの消音グッズです。
ボディの接地面を柔らかい素材で覆っているため、ギターを傷つけないで使用することが可能です。
使用感は、消音というよりもブリッジミュートをしている感覚に近いというレビューもあることから、ギター初心者の方がギター弦を抑えやすくするのにも向いているのではないでしょうか。
melorudoギター弱音器(ma100016)
ギターの弦と弦の間に差し込むことによって、弦の振動を抑えて消音効果を生じさせるグッズです。
安価であり、柔らかい素材出てきているため、ボディを傷つける心配がありません。
装着したままでもギターの弦を錆びさせる心配がないため、とりあえず消音グッズを試してみたい、と考えている人はおすすめできる商品です。
SALUTUYギターストリングミュートダンパー(SALUTUY05mbgpt7wv3682-11)
ネックに取り付けるタイプの消音グッズです。
見た目も華やかで、ギターの良いアクセントになります。
消音効果がありますが、弦の余計な振動を抑える効果もあるので、鳴り方が変わるのもこの商品の特徴です。タイトな音でギターを演奏したい人は、一度試してみても良いかもしれません。
日本娯楽ミューニャ(4991966102449)
柔らかい素材でできた、アコースティックギター弱音器です。
ギターの弦に挟むと、消音効果があります。
見た目が可愛く、3種類の色から選ぶことができます。
取り付けるととても映えるので、動画撮影などで使用するとオリジナル感のあるギターにすることができます。
香取製作所サイレントピック(SP-3)
ギターに取り付けるタイプの消音機とは違い、音を小さくすることを目的として作られたピックです。
とても薄く、軽いため、強めに弾いても音量を抑えることができます。
消音効果だけではなく、演奏する楽曲に合わせて使用することもできる万能なグッズといえます。
ピックのため、何枚かストックしておいても役に立つ商品です。
PICKBOYギター弱音器(MU-90G)
ギターの困りごとや、悩み事を解決する小物グッズで有名なPICKBOYによるギター弱音器です。
楽器屋さんに置かれていることも多く、一度目にしたことがある人もいるかもしれません。
ナイロンで作られているため、ギターに余計な傷をつける心配はありません。
ナイロンのため、軽く、持ち運びしやすいのも大きな利点です。
Tbestギターサウンドホールカバー(B07N846TTF)
ギターのサウンドホールに取り付けることによって消音効果を発生させる消音グッズです。
安価ですが、アコースティックギターにぴったりな木の素材でできています。
取り付け部分はクッション性の素材が使用されているので、ボディを傷つける心配はありません。
弦やネックに直接取り付けるタイプの物よりは手間がかかりますが、装飾効果もあるため、要チェックの商品です。
SEIYA INTERNATIONALサウンドホールカバー
ナイロンで作られたサウンドホールカバーです。
サウンドホールのサイズに合わせて作られているため、しっかり嵌めて消音効果を発生させることができます。
コスパが良く、簡単に装着できるホールカバーのため、おすすめできる商品です。
Tim Budeclipse(B07QYHLXPV)
蓋を回転させることによって、消音効果の調節とギター内部の湿度の調整ができる優れもののホールカバーです。
他のホールカバーよりも値段は少し高めですが、その分使いやすさは断トツで高く、初心者から上級者までおすすめできます。
エレアコを使用している人も、蓋を回転させることによってホール内のプリアンプを調整することができます。
日本娯楽消音セット(4991966102463-ss-49)
ギターのホールカバーと、ギター弦に取り付けるミューニャがセットになった商品です。
ギターホールカバーはナイロンでありながら、消音を調整することができる優れものです。
消音機のどちらのタイプも使用してみたいという人には、コスパも良くおおすすめできます。
melorudoギター消音 3点セット(nghd3qyibyspo4hlpnpc3xhsfe)
サウンドホール、ギター弦のミュート、ピックのギター消音グッズが3点セットになっています。
消音グッズは沢山の種類があるため、どれが自身のギターに合っているか分からないという人におすすめです。3点すべてを使用して、最大限音量を下げて使用する、といった使い方もできます。
もちろん、他の消音グッズと併用しての使用も可能です。
クロスギタートラベルギター(B09KGJ9L7N)
軽くて薄いトラベルギターです。
ギター自体の音量が小さいのも利点ですが、持ち運びができることが何よりこのギターの特徴といえます。
通常のアコースティックギターよりも場所を選ばないため、手元に一本あればとても便利です。
YAMAHAサイレントギター(SLG200N)
アコースティックギターのような使用感でありながら、圧倒的な消音力を持ったギターです。
持ち運びが便利なだけではなく、アンプに繋いで使用することもできます。
ヘッドホンを装着する事も出来るため、マンションなどの集合住宅でその真価を発揮すると言えます。
ソリッドボディと呼ばれる、耐久性に強い構造をしているため、簡単には壊れないこともおすすめポイントです。
ENYA GuitarsNOVA GO AI(mt0131336)
見た目はアコースティックギターに近いですが、サウンドホールが無いため、ボディ本体から鳴る音量を抑えることができます。
ギター本体にプリアンプやBluetooth機能があり、専用のアプリを使用することによってどこでも手軽に、様々な音色を奏でることができます。
最先端の技術が使用されているギターで練習するのも、上達の近道といえます。
アコギ消音グッズの使い方
サウンド―ルに取り付ける
サウンドホールに取り付けるタイプの消音グッズは、ギターのボディと弦の間に消音グッズを差し込み、穴を塞ぐことによって消音効果を発生させます。
蓋をするだけで効果が生じるので、アコギ消音グッズの代表ともいわれています。
基本的にはサウンドホールのサイズは4インチ程度ですが、ギターによってはサイズが大きく違う事もあるため、事前に確認してから購入するようにしましょう
ギター弦に取り付ける
ギター弦を消音することによって消音効果を発生させるグッズは、ギターの演奏に邪魔にならない場所に取り付けましょう。
基本的には説明書に記載されていますが、サウンドホールよりも下部分、弦をとめるピンの位置周辺に取り付けるタイプが一般的です。
ギター弦に潤滑剤などを使用している人は滑ってしまう場合や、消音グッズに潤滑剤が付いてしまう場合もあるので、注意して使用しましょう。
アコギ消音グッズの代用品は?
アコギの代わりに、エレキギターを使用する人もいます。
ですが、エレキギターは同じギターでありますが、アコースティックとはニュアンスや音の出し方が違うため、全く違う楽器だと感じている人も多くいるのが現状です。
アコースティックらしさを練習したい場合は、ギター消音グッズを活用しましょう。
まとめ
アコギ消音グッズは、マンションやアパートで、普段使い慣れているギターで練習するための必需品です。
隣人からうるさいと思われず、自身が気持ちよく弾けるためのグッズを選びましょう。
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