エレキギターのネックとは、コードなどを押さえる木の板の部分のことを指します。
実はこのネックの細さ・太さで楽器の弾きやすさが変わってきます。
ネックが細いエレキギターは、手が小さめの男性や手が小さい女性にも向いているでしょう。
この記事では、そんなネックの細いおすすめのネックが細いエレキギター10本とともに紹介していきます。
ネックが細いエレキギターが向いている人
まず、ネックが細いエレキギターが向いている人はどんな人でしょうか。
ギターを演奏する際には、コードを押さえたりするために、必ずネックを握らなければいけません。
このネックで大事なのが、形状と太さです。
ネックが細いと、手に握りやすくなるため、手が大きくない人でもネックをつかみやすくなってきます。
ですので、まずは男性よりも手の大きさが小さい女性に向いているといえるでしょう。
加えて、手の小さな男性も、ネックが太めのギターよりは、ネックが細めのもののほうが演奏しやすいと考えられます。
ネックが細いエレキギターが向かない人
では、ネックが細いエレキギターが向かない人はどんな人でしょうか。
まず、手が大きな男性はネックが細いエレキギターだと演奏しづらく感じるでしょう。
それに加えて、手の大きさは極端に大きくなくても、ギターを握った時の感覚がしっかりとあるほうが良いと感じる人も、太めのネックのギターが向いています。
ネックが細いエレキギターで弾くメリット
次に、ネックが細いエレキギターで弾くメリットを確認していきましょう。
コードなどを押さえやすい
まず一つ目のメリットは、コードなどを押さえる際に、ネックが太いギターよりもより楽に押さえることができることです。
特にギター初心者のうちは、まだギターを弾くことになれていないため、コードを押さえるときにどのくらいの力をかけたらいいのかなど、感覚としてつかめていないことがあります。
このような場合、あまり力をかけすぎなくてもコードを押さえることができる細いネックはメリットとなるでしょう。
握力が強くなくても手が疲れづらい
次に、二つ目のメリットは、握力があまり強くなくても、手が疲れづらいことが挙げられます。
ギターのネックが太いと、ネックを強くつかまなければうまく握れないため、当然手に強く力を入れる必要が出てきます。
これを長時間続けていると、特に握力が強くない人の場合、手に疲労を感じるようになってしまうでしょう。
長時間演奏していても負担が大きくない
二つ目のメリットと関連するのが三つ目のメリットで、長時間ギターを演奏していても疲れづらいことが挙げられます。
上でみたように、ネックが太いギターだと、ネックをつかむのに大きな力を必要とするため、当然、腕の筋肉に負担がかかります。
これを長時間続けると、当然それだけ腕の疲労を招くことになるので、ネックの細いギターのほうが長時間演奏を続ける場合には向いているといえるでしょう。
ネックが細いギターで弾くデメリット
次に、逆にネックが細いギターで弾くことにはどのようなデメリットがあるのか確認していきます。
場合によってはソロ弾きなどがしづらい
まず、一つ目のデメリットは、場合によってはギターソロなどを演奏するのに向いていないということです。
ソロ弾きをするには、どのようなソロを演奏するかにもよりますが、強くしっかりとネックをにぎったほうが演奏しやすいものなどもあります。
このようなソロ演奏を多くする場合には、ネックの太いギターのほうが向いているかもしれません。
ネックが細いと見た目が弱弱しく感じられる
ギターは演奏する道具という点がまずは重要ですが、それに加えて、人前でパフォーマンスをする場合には、見た目も重要になってきます。
ネックが細いと、ネックが太いギターよりも軽快な感じを与え、ジャンルによっては少し弱々しく感じられることもあるでしょう。
ハードでヘビーなサウンドの音楽をやる場合、音と見た目が少しミスマッチを起こしてしまうような感じがする場合もあります。
ネックが細いエレキギターの選び方
次に、ネックが細いエレキギターの選び方について確認します。
フェンダータイプかギブソンタイプか
まず、ストラトキャスター、テレキャスターなどのフェンダー系のギターと、レスポールやSGなどのギブソン系のギターの違いに注意しましょう。
個々のギターにもちろんよりますが、一般的にフェンダー系のギターのほうがネックが細いものが多く、ギブソン系のギターのほうがネックが太いものが多いといえるでしょう。
そのため、ネックが細いギターを選ぶ際には、フェンダー系のギターを中心にチェックしていくことになります。
サウンドはどうか
次に注意すべきなのは、ギターを演奏したときのサウンドの問題です。
上のフェンダー系、ギブソン系の違いにも関連しますが、ピックアップと呼ばれる弦の振動を拾うパーツの差が重要になります。
具体的には、シングルコイルと呼ばれる、1列タイプのものと、ハムバッカーと呼ばれる2列タイプのものがあります。
この2つの種類の違いには注意しましょう。
ギターの重さはどうか
また、ギターの重さについても、よく確認する必要があります。
手に負担がかかからないようにするためにネックの細いギターを買っても、ギター全体が重ければ肩などに逆に負担がかかってしまいます。
全体的に、少ない負担で演奏がしたい場合には、ギター自体の重さが大きくないものを選ぶとよいでしょう。
カラーなどの見た目
最後に重要な点が、カラーや形などの見た目についてです。
ネックが細いタイプのギターは、女性向けということを念頭においてか、パステルカラーなどのものが多く存在します。
自分の演奏する音楽や、自分のバンドのイメージとうまく合うような見た目のギターを選ぶようにしましょう。
ネックが細いエレキギターおすすめ10選
次に、ネックが細いギターでおすすめのものを10点、紹介していきます。
SELDERエレキギター ストラトキャスタータイプ(ST-16/MBL)
まず紹介するのが、SELDER(セルダー)というメーカーの初心者向けギターです。
長年初心者向けギターの定番として売られてきたものだけあって、安定感がある仕上がりになっています。
また、カラーバリエーションが豊富で多くの種類の中から選ぶことができる点も魅力でしょう。
SELDERエレキギター ストラトキャスタータイプ SSH(STC-04/BB)
次に紹介するのも上と同じセルダーの商品ですが、上の商品とはピックアップの構成が異なっています。
具体的には、上の商品がSSS構成なのに対し、この商品はSSH構成となっています。
ですので、よりハードなサウンドを求める場合におすすめの初心者向けギターです。
SquierBullet Strat with Tremolo
このギターは、フェンダーの初心者向けブランドであるSquierの最も購入しやすい価格帯の商品になっています。
フェンダーブランドにあこがれのある人などに最適といえるでしょう。
ネック先端のヘッドと呼ばれる部分の形状なども特徴です。
SquierAffinity Series Telecaster
上の商品と並び、Squierブランドの一本です。
ストラトキャスターと並ぶフェンダータイプのギターの代表格、テレキャスターを入手しやすい価格で購入できます。
ストラトキャスターとは違ったサウンドのギターが欲しい場合などにも最適です。
SquierClassic Vibe 50s Stratocaster
このギターもSquierブランドの一本ですが、上の2つのギターよりはやや高めの価格帯のものとなっています。
その分だけ、より上質な仕上がり、サウンドとなっているので、安くてもクオリティは妥協したくない場合などには最適の一本といえるでしょう。
SquierClassic Vibe 60s Telecaster Thinline
同様に、Squierブランドとしてはやや高めの価格帯のClassic Vibeシリーズの一本です。
最大の特徴は、ボディにシンラインと呼ばれるくり抜きがあり、軽量化されていることです。
また、これによってサウンドにも変化が生まれており、通常のテレキャスターよりもややマイルドなサウンドを楽しむことができます。
FenderPlayer Stratcaster
ギブソンと並び、世界で最も有名なギターブランド、フェンダーのスタンダードなストラトキャスターです。
伝統のフェンダーブランドの見た目とサウンドを、フェンダーブランドのギターとしては比較的手ごろな価格で楽しむことができます。
Ibanez初心者向けストラトタイプ(GRG121SP)
このギターは、ハードロックなどのジャンルで愛用者が多いIbanezブランドの初心者向けモデルです。
ハードなサウンドはそのままに、使いやすさに対する工夫が随所に施されたギターを手に取りやすい価格で購入できます。
EpiphoneLes Paul Special VE
ギブソン傘下のEpiphoneブランドの一本です。
これまで見てきたギターよりはややネックが太めですが、それでも通常のレスポールなどと比べると使いやすく、レスポール的なサウンドと見た目をかなり手ごろな価格で手に入れることができます。
フェルナンデスZO-3
最後に紹介するのは、フェルナンデスブランドの手軽に楽しめるギターです。
上で紹介してきたギターと違い、アンプをギターに内蔵しているため、非常に手軽にギター演奏を楽しむことができます。
また全体的なサイズが小さく、いつでもどこでも練習したい場合などに向いているでしょう。
まとめ
以上、この記事ではネックが細いギターのメリット、デメリットと選び方を確認した後、具体的におすすめのギター10点を紹介してきました。
自分にとって演奏のしやすいギターを選び、充実したギターライフを送りましょう。
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