ピアノの音は癒しにもなりますが、一つ間違えると騒音にもなり、音の問題が気になるところですね。
実際に、「周りにはどれくらいの音量で聞こえているのか?」「うるさいと思われないか?」という悩みはよく聞きます。
でも電子ピアノなら、外部スピーカーに接続することで音量を自在に調節でき安心して練習できますね。
これから電子ピアノのスピーカーを使うメリットや選び方、おすすめのスピーカーをご紹介していきましょう。
電子ピアノ向けスピーカーとは
電子ピアノで練習できるメリットの一つに、夜間でもヘッドホンを使って練習できることが挙げられます。
ただ、ヘッドホンは長時間つけたまま弾くと、耳に負担になることも。
またヘッドホンを通して聞こえた音は、直接聴いたときに比べ、バランスや音質が変わってしまうこともあります。
ですから、ピアノ用の外部スピーカーに接続して弾くことで、バランスの良い自然な音で練習できるようになるのです。
電子ピアノ向けスピーカーを使うメリット
音量を簡単に調節できる
電子ピアノをスピーカーに接続すれば、状況に応じて音量を簡単に変えられるのがいいですね。
例えば、夜の時間や家族が寝ているときは小さめにして、誰にも迷惑にならない時間帯ならば音量を大きくして思い切り弾くことが可能。
お子さんでも慣れれば、練習のとき状況に応じて自分で調節することもできるでしょう。
場所や時間を選ばずピアノの練習ができる
住宅地やマンションでピアノを練習する場合、「音がうるさいかな」「何時までなら大丈夫か」と悩む方は多いようです。
電子ピアノにスピーカーをつなげば、音量を調節できるので気にせずに弾くことができます。
ただしマンションによっては楽器の演奏が不可な所や、可能だとしても時間が決められている場合もあるためよく確認しましょう。
ヘッドホンを使わないため耳への負担が少ない
電子ピアノで弾いたときの音量を抑えたい場合、多くの人が使うのはヘッドホンです。
ただ、ヘッドホンは長時間使用したり、大きい音量で聞き続けたりすると、耳に負担がかかってしまいます。
また聞こえ方も、普段生の音を聞いている方なら、違和感を覚えるかもしれません。
スピーカーを使えば自然な音のバランスで聞こえてくるため、快適に練習できるでしょう。
電子ピアノ向けスピーカーを使うデメリット
打鍵音が気になる
鍵盤を弾いたとき、「コトコト」と微かな打鍵音が聞こえると思います。
その場合、スピーカーを通しても打鍵音は消えずに聞こえてきてしまいます。
打鍵音は構造上やむを得ないものなので、ピアノを選ぶ際によく試し弾きをして、なるべく音の出ないものを選びましょう。
なお、打鍵音が静かな電子ピアノを選ぶなら10万円以上の価格帯のものがおすすめです。
音割れする可能性もある
スピーカーを通すため、音量設定によっては音が割れてしまう場合もあります。
その場合、音量を絞るか、大きい音で弾きたい方は大きめのスピーカーを選ぶのがいいでしょう。
電子ピアノ向けスピーカーの選び方
ピアノに接続できるスピーカーを選ぶ
電子ピアノの外部出力端子と、スピーカーの外部入力端子を「接続ケーブル」でつないで接続します。
すでにピアノをお持ちなら、説明書にある、接続端子の形状のあうスピーカーを選びましょう。
なお、抵抗入りケーブルを使用すると音量が小さくなるため、ご注意ください。
部屋の広さや環境にあわせて選ぶ
スピーカーを選ぶ際、部屋の広さや環境にあわせて選ぶと、音が聞こえづらかったり逆に大きすぎたりという失敗がないでしょう。
マンションなどであまり大きい音が出せない場合も、スピーカー出力が大きすぎないよう気を付けます。
なおスピーカーの音量のパワーは「W(ワット)」で表示され、自宅なら40~60W程度で充分でしょう。
接続方法によって選ぶ
ピアノとスピーカーを接続するには、ケーブルでつなぐ有線とワイヤレス(Bluetooth)の方法があります。
有線は接続する手間はかかりますが、生で聞いた感覚に近い音で聞くことができます。
ワイヤレスは便利ではありますが、弾いた音と聞こえてくる音のタイミングに、ずれが生じやすくなることも。
またワイヤレスのほうは価格が上がりやすいため、それぞれのメリット・デメリットとあわせて選びましょう。
電子ピアノ向けスピーカーおすすめ10選
電子ピアノ向けスピーカーの使い方
他の機器とつないでオーディオ代わりに使う
せっかくのスピーカー、ピアノだけでなく様々な音楽を聞きたいですよね。
PCやテレビ、タブレットなどと接続すれば、お気に入りの音楽を良質なサウンドで聞くことができます。
Bluetoothなら接続しやすく、より手軽に聞くことができますね。
ステージピアノとつないで使う
ライブハウスや屋外でのステージでは、省スペースでも置けて持ち運びも楽なステージピアノがおすすめ。
ステージピアノだけでは音量が出ないため、スピーカーとつなぐ必要があります。
ステージピアノは音が本物のピアノに近いため、再現性の高いスピーカーを選びましょう。
電子ピアノ向けスピーカーの代用品は?
電子ピアノ向けスピーカーの代用品になるものはあるのでしょうか?
答えは、ギターアンプやベースアンプでも接続ができれば、電子ピアノのスピーカー代わりになります。
ただし「音が出る」という程度で音の質は求めないほうが良さそうです。
なぜなら、アンプはスピーカーが一つでモノラル入力のため、ステレオサウンドのスピーカーのような音質は出ないでしょう。
電子ピアノはBluetoothスピーカーとして使えるって本当?
最近はYouTube動画をみて、指の動きなどを参考にしながらピアノを練習する方も増えているようですよ。
そんな方のためにローランドが開発した、電子ピアノがBluetoothスピーカーとしても使えるものがあるそうです。
「Bluetoothオーディオ」といって、動画の音声を電子ピアノのスピーカーから出すことができます。
一番のメリットは夜間の練習などにヘッドホンを使って弾くときです。
今までは、弾くときはヘッドホンをつけ、動画の音声を聞きたいときはヘッドホンを外す必要がありました。
でもBluetoothオーディオなら、ヘッドホンをつけたまま、動画もピアノの音もスピーカーから聞こえるのでとても便利です。
一台で、ピアノとしてもBluetoothスピーカーとしても楽しめる優れものですね。
まとめ
電子ピアノ向けスピーカーを使うことによって、聞こえてくる音質も良くなり、練習も快適にできそうですね。
またBluetoothオーディオなど、時代にあった便利なものもうまく活用したいです。
快適な練習環境を作り、ピアノの腕も磨いていきましょう。
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