ハーモニカを吹く際、手アカや吹き口などの汚れが気になる方は少なくないでしょう。
そういった汚れを落とすハーモニカ掃除アイテムが販売されています。
しかし、トンボやSUZUKIなどから出ている掃除アイテムの違いがよく分からないという方もいるのではないでしょうか。
本記事では、ハーモニカ掃除アイテムの選び方やおすすめ10選をご紹介しています。
また、掃除方法や代用品、水洗いができるかどうかもご紹介しているのでご参考ください。
ハーモニカ掃除アイテムとは
ハーモニカを掃除するために必要なアイテムは主にクリーナーやクロス、必要であればオイルなどを活用してメンテナンスを行います。
クリーナー・クロス類は何でもいいわけではなく、ハーモニカ用のものを使う方が安心です。
間違った方法で掃除をしてしまうとハーモニカの劣化や破損に繋がることもあるので注意しましょう。
ハーモニカは水洗いができるから掃除アイテムはいらない、と認識されている方もいますが、木製のハーモニカは水で丸洗いできません。
水洗いできない木製ハーモニカは、手軽に掃除ができるアイテムを活用するといいでしょう。
今回はハーモニカを傷つけず、安全に掃除できるアイテムをご紹介しています。
ハーモニカ掃除アイテムを使うメリット
手入れが楽になる
ハーモニカ掃除アイテムを持っておくと、吹き終わった後や気が向いたときにすぐ手入れができます。
クリーナーやクロスといった掃除アイテムは、それほど価格も高くないので1セット揃えておくといいでしょう。
こまめにアイテムで掃除しておくことで清潔に保つことができ、毎回気持ちよくハーモニカを吹くことができます。
衛生面でも安心
ハーモニカは直接口をつけて演奏する楽器のため、息と共に唾や異物がハーモニカに付着してしまうことがあります。
そのままの状態で保管すると雑菌が増え、臭いなどの問題にもなるため、吹き終わったら掃除して清潔に保管しましょう。
掃除アイテムには除菌や防臭効果のあるものもあるので、衛生面でも安心です。
長く愛用できる
ハーモニカを吹き終わったら掃除アイテムで清潔にすることで、長く愛用することができます。
もし、クロスなどで拭かずにそのままの状態で保管した場合、錆びや破損の原因にもなるので注意が必要です。
掃除アイテムの詳しい使い方は後ほどご紹介しますが、演奏後にクロスなどで空拭きするだけでも違うので習慣化しましょう。
ハーモニカ掃除アイテムの選び方
クリーナーはアルコール成分の有無をチェック
ハーモニカ専用のクリーナーにはアルコールが入っているものと、ノンアルコールのものがあります。
アルコールタイプのメリットは、クリーナーを使用した後にすぐ乾くので、ケースに入れるまでの時間が早い点といえるでしょう。
ノンアルコールタイプは、アルコールの刺激に弱い方におすすめの商品です。
両タイプとも除菌・防臭できるので、体質や生活スタイルによってセレクトしましょう。
クロスは毛羽立ちの有無をチェック
吹いた後に使用するクロスは、品質が悪いとすぐに毛羽立ちが目立ってきてしまうので注意が必要です。
毛羽立ちや糸くずが出てしまう商品だと、精密に作られているハーモニカに小さな傷をつけ、糸くずがハーモニカ内部に混入してしまう可能性があります。
クロスを購入する前に目が細かく、質のいい素材を使用して作られているかチェックしておくといいでしょう。
ハーモニカ掃除アイテムおすすめ10選
ハーモニカ掃除アイテムの使い方
ハーモニカを吹く前にやっておくこと
ハーモニカを吹く際、息と共に唾や食べかすといったものがハーモニカに入り込んで、付着してしまう可能性があります。
ハーモニカを吹く前はうがいや歯磨きをして、口腔内をなるべく清潔な状態にしておきましょう。
また、毛羽立つような素材の布を使用して拭いてしまうと、繊維がハーモニカ内に入り込んでしまうので避けてください。
ハーモニカを吹き終わったらやること
太ももなどの柔らかく安定したところにティシュや布を置き、ハーモニカの吹き口を下にした状態でポンポンと優しく叩いてください。
強い力で叩いてしまうと破損する可能性もあるので気をつけましょう。
ハーモニカ内の水分をある程度出したら、毛羽立たない素材のクロスにクリーナーをスプレーし、ハーモニカを拭きあげます。
その際、吹き口に直接スプレーしてしまうと破損する可能性もあるので、必ずクロスにとってから掃除しましょう。
ハーモニカの掃除後
水分を出し、クリーナーとクロスで掃除した後はハーモニカが乾くまで吹き口を下にして待ちましょう。
掃除後すぐケースに仕舞わない理由は、ハーモニカ内部がまだ乾いていない可能性があるためです。
外側よりも内側の方が乾きが遅いので、ティッシュや布などを敷いてしばらく待ちます。
乾いたらケースに入れて保管してください。
ハーモニカクリーナーの代用品は?
ハーモニカ奏者の中には、ハーモニカクリーナーを使わずに消毒用エタノールといった代用品で掃除している方もいます。
SUZUKIの公式サイトでは、「ハーモニカ除菌クリーナーや消毒用エタノールを含ませた布できれいにしましょう。」という記載もあり、間違った方法ではありません。
しかし、「記載のない薬品や溶剤などを使ってのお手入れは、製品を傷めますので絶対に使用しないでください。」との記載もあります。
自己判断で使用してはいけない薬品を使ってしまうと破損の原因にもなるので、初心者の方は専用のクリーナーを使用する方が安全です。
引用:「ハーモニカを安全に末永くご使用いただくためのお願い」https://www.suzuki-music.co.jp/information/24669/#:~:text=%E9%80%9A%E5%B8%B8%E3%81%AE%E3%81%8A%E6%89%8B%E5%85%A5%E3%82%8C%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6&text=%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%AB%E9%99%A4%E8%8F%8C%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC%EF%BC%88HAC,%E3%81%A6%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84%E3%80%82
ハーモニカクリーナーの自作方法は?
ハーモニカクリーナーを自作するのは、前述したとおりの理由でおすすめできません。
トンボのハーモニカクリーナーは中性、SUZUKIハーモニカ除菌クリーナーはアルコール成分でできています。
こう見ると簡単に自作できそうですが、配合を間違えると劣化や破損する可能性もあり危険です。
エタノールなどは自己責任で使用しているものなので、初心者の方は専用のクリーナーを使う方が安心でしょう。
ハーモニカは水洗いはできる?
水洗いできる素材は樹脂製や金属製のハーモニカです。
ただし、バルブ式クロマチックハーモニカは水洗いできないので覚えておきましょう。
木製ハーモニカに関しては、水で洗ってしまうとカビの発生や膨張してしまう可能性があるので、絶対に水洗いしないでください。
木製以外のハーモニカの洗い方は、ぬるま湯をボールなどに張り、ハーモニカを浸けて汚れが浮くのを待ちます。
その後、優しく流水で汚れを流して優しく水分を振り出し、自然乾燥で完全に乾けばケースに戻しても大丈夫です。
もし、古いハーモニカの手入れで丸洗いしたい場合は、分解して中性洗剤で汚れを落とす方法もありますが、破損の危険があるので初心者にはおすすめできません。
まとめ
クリーナーやクロスなどのハーモニカ掃除アイテムを活用することで、手軽に掃除することができます。
SUZUKIやトンボからハーモニカ用のクリーナー・クロスが販売されているので、ハーモニカを吹く方はチェックしておきましょう。
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