楽器によって日々のお手入れは異なりますが、サックスもさまざまなお手入れが必要な楽器です。
サックスはタンポの水分をクリーニングペーパーで吸ったり、スワブで楽器の中の水分を拭きとったりするなど、日々のお手入れも欠かせません。
そんな中でもサックスにはコルクが使用されており、コルクも手入れすべき部位の1つです。
今回はサックスやクラリネットなどの木管楽器のコルクに必需品のおすすめコルクグリスをご紹介します。
実際にどのような部分に使用するのか、どのような効果があるかなどもご紹介するのでぜひお手入れの参考にしてみてくださいね。
コルクグリスとは?
コルクグリスとは、サックスやクラリネットなどの木管楽器のコルク部分等に使用する潤滑剤のことです。
メーカーによって多少異なりますが成分はオイルが使用されていることが多いです。
使用しなくても楽器は使えてしまうので、使ったことがないという方もいるかもしれませんが、楽器を健康に保つためにも必要なものです。
コルクグリスを使うメリット
接続がスムーズになる
サックスにはがメーカーによって様々な部分にコルクが使われていますが、コルクグリスを使うのはマウスピースをネックに接続するコルクの部分や、金属部分ではありますが楽器本体とネックを接続する部分がスムーズに入らないときにも使用できます。
上記二箇所は、新しい楽器だとコルクに厚みがあったり特に馴染んでいないために、うまくマウスピースや楽器本体が接続しにくいといったことがありますよね。
その際、無理に入れるのではなく、グリスを使うとスムーズに抜き差しがしやすくなります。
コルクの割れを防ぐ
コルクは、メリット1つ目でご紹介したように、スムーズに入らない時に無理に入れるとコルクの割れに繋がります。
一度割れてしまうと、組み立てや演奏にも支障が出るため楽器店で修理してもらう必要があります。
もちろんコルクは劣化していくのでいつかは交換するとしても、できれば良い状態で長く使いたいですよね。
コルクの乾燥にも良いので使用することをおすすめします。
コルクグリスの選び方
メーカーで選ぶ
コルクグリスは各メーカーで品質や値段に大きな違いが出るものではありません。
しかし、楽器の小物を購入する際に信頼しているメーカーがあるという方も多いのではないでしょうか。
何を購入して良いのかわからないという方は、普段から信頼しているメーカーのものを購入するのがおすすめです。
デザインや香りで選ぶ
今回ご紹介する中にもありますが、キャラクターとコラボしている可愛いデザインのコルクグリスも発売されています。
品質に大きな違いがないのであればお気に入りのデザインのものを使用したいですよね。
また、香り付きのコルクグリスも色々なメーカーから出ています。
お手入れの際、癒されるので香り付きのコルクグリスもおすすめです。
形で選ぶ
コルクグリスは基本的にリップクリームのような繰り出し式のスティックタイプが基本です。
しかし、気温が低いとスティックタイプのグリスは硬くなりやすいため、小さいケースに入った少し柔らかめのグリスもおすすめです。
リップタイプよりも使いやすいという声も多いので、比較して試して見ると良いとおも。
コルクグリスおすすめ5選
コルクグリスの使い方
マウスピースの接続部分に使用する
一番定番なのは、やはりマウスピースを接続するコルクに使用することです。
毎日でなくても大丈夫ですが、定期的にコルクに直接つけてあげることで日々スムーズにマウスピースに挿入できます。
スティックタイプのものはそのままコルクに直接つけ、指で馴染ませると良いです。
ケースに入っているものは、指でとって塗ります。
新しい楽器などは馴染むまでこまめに塗ることをおすすめします。
楽器本体とネックの接続部分に使用する
楽器本体にネックがうまく入らないこともありますよね。
そんなときにコルク用のコルクグリスを使うと、ネック側に少し塗ることでスムーズに挿入することができます。
ここで注意すべきなのは、塗りすぎると演奏中にネジをしっかり閉めていてもネックが動いてしまう可能性があるので、量を調節しながら使用することが大切です。
コルクグリスの代用品は?
コルクグリスの代用品は2つあります。
もちろんコルクグリスを使用することが一番良いということは大前提として、コルクグリスを持っていないという状況もあるかと思います。
その際、金管楽器に使用されるスライドグリス、または白色ワセリンで代用できます。
継続して使うことで楽器に良くない影響を与える可能性もあるので、緊急時のみにしましょう。
まとめ
小さなパーツではありますがマウスピースを抜き差しして音程を調節するので、コルクはとても大切なパーツです。
日々お手入れをして、良い状態を保てるようコルクグリスを使ってみてくださいね。
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