アコギ向けマイクおすすめ10選!録音用と弾き語り用に最適なマイクを厳選!

アコースティックギターをライブ会場で鳴らしたり、レコーディングしたりする際に必ず必要になるのが、音を増幅させるためのアコギ用のマイクです。

同じく音を増幅させるピックアップではなく、ここでは空気振動で収音するいわゆる“マイク”を紹介していきます。

マイクと呼ばれるものであれば、殆どの場合とりあえず音を拾うことは可能ですが、正しいアコギマイク選びをすることにより、素敵な音でアコースティックギターのサウンドをマイクで拾うことができます。

アコギマイク選びに失敗しないための、録音用と弾き語り用に最適なおすすめのマイクをご紹介していきます。

目次

アコギ向けマイクとは

マイクにはそれぞれ使用用途によって様々な違いがあり、それによって生み出される音や収音できる帯域・音質などは多岐にわたります。

そのため、用途に応じて最適なマイク選びが必要となってきます。

しかし、アコギマイクと言ってもアコギ専用に作られたマイクというものはほぼありません。(アコギ本体に取り付ける仕様のものを除く)

アコギで使うマイクは、主に「楽器用」「演奏収音用」に製造されたものを使用します。

アコギ向けマイクにこだわるメリット

「特にこだわりがないからどんなマイクでもかまわない」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、アコギ向けマイクをこだわって選ぶことで、下記のようなメリットが得られます。

アコギ本来の音を出すことができる

アコギマイクに適していないマイクを使用してしまうと、そのアコギ本来の音を収音することができません。

その結果、ペラペラなサウンドになってしまったり、極端に音が小さくなってしまったり、ノイズだらけになったりする可能性があります。

きちんとアコギマイク選びをすることにより、アコギ本来のふくよかできらびやかな音をマイクで拾うことが可能となります。(150文字前後)

ワンランク上の作品を目指せる

録音にしてもライブにしても、適したマイクで収音することによりプロのような音に近づける事ができます。

逆にいうとマイクによっては演奏の本来のクオリティが出せないということも起こります。

演奏は悪くなのにマイクを通すとなぜかしょぼく聴こえるという方は、ぜひアコギマイクの購入を検討してみてください。

ピックアップでは再現できない音が出せる

ピックアップで音を増幅させる場合は他の楽器の音を同時に拾ってしまうことが無いためアコギの音を被りなくクリアに収音できます。

しかし、ピックアップで増幅した音はギター本来の生音とは違う音になってしまいます。

先述の内容とかぶる部分もありますが、ギター本来の音を収音するにはピックアップではなくマイクが必要不可欠となります。

アコギ向けマイクの選び方

アコギ向けマイクを選ぶときに注意したい点は以下のようなことが挙げられます。

使用する状況

  • 弾き語りのような自分しか演奏者がいない状況なのか?
  • バンドなのか?
  • レコーディングなのか?
  • ライブなのか?
  • 会場はライブハウスなのか?
  • 路上演奏なのか?

使用する状況によっても最適なアコギ向けマイクは変わります。

ですが、そのたびに必ずしもマイクを変えなければいけないというわけでは決してありません。

使用したい状況にどちらでも対応できるアコギ向けマイクを選ぶことも可能です。

マイクによって音は変わります。

どのような音を出したいか、収録したいかによって適切なアコギ向けマイクを選ぶことが大切になります。

マイク選びにおいて“音”は最重要項目でありますが、同時に見極めが最も難しい部分でもあります。

実際に使ってみないと自分の楽器との相性がわかりづらいという点も、マイク選びを難しくしている点の一つです。

価格

どれだけ気に入ったアコギ向けマイクに出会えたとしても、決して避けて通れないのが価格です。

マイクは数百円の安価なものから数百万円のものまで上を見ればキリがありません。

しかし、高ければ良いマイクというわけではなく前述のように使用環境や音の好みなどで最適なアコギ向けマイクを見つけることが大事です。

そこを間違えてしまうと、高いアコギ向けマイクを買ったのに格安マイクで録ったような音になってしまったということも珍しくありません。

電源

マイクには電源がないと使用できないものがあります。

コンデンサーマイクのように電源がないと使用できないマイクを選ぶのか、ダイナミックマイクのように電源不要のものを選ぶのかも重要です。

また、電源が必要なマイクを選ぶ際はその電源の供給方法についても調べる必要があります。

  • 電池でしか駆動しない
  • 電源アダプターが必須
  • ファンタム電源対応

など使用状況によっては困ることもあるので注意しましょう。

指向性

指向性とはマイクの感度が高い方向を表します。

単一指向性マイクは一方の方向からの感度が高く、狙った音とは他の音は収音されにくい仕組みになっています。

その反面、マイクに近づけば近づくほど低音域が強調されてしまいます。

無指向性マイクは繊細な音も収音できる一方で狙っている音以外も収音されやすくなってしまいます。

マイクによって指向性は違うので必ず確認しましょう

有線/無線

マイクには有線のものと無線のものがあります。

アコギのマイクに無線を必要とすることはあまり無いことが多いですが、状況によっては無線のマイクが必要となることもあります。

別の機材がさらに必要にはなりますが、有線のマイクを無線化することも可能ですので必要な場合は検討してみるのも良いでしょう。

その他

上記以外にも、丈夫さ・持ち運びの手軽さ・保管の手軽さなど、アコギマイク選びの参考にしたい点はいくつもあります。

あるいは、いくつか候補で迷ったら最後は見た目が気に入った方を選ぶなんてこともよくあります。

アコギマイクを選ぶ際は様々なことを照らし合わせて、自分の中で優先順位をきちんと決めて慎重に選ぶようにしましょう。

アコギ向けマイクおすすめ10選

アコギ向けマイクに最適な、おすすめマイクを10個厳選してご紹介します。

使用環境・用途に合わせて、レコーディングでも弾き語りのライブでも使うことができます。

SHURE SM57

音楽用マイクの代表とも言えるSHUREのSMシリーズ。

ボーカリスト御用達のSM58と並んでこちらのSM57も楽器の収音によく使われる名器です。

ふくよかな中音域が特徴で、その音の良さと丈夫さから世界中で愛用されています。

単一指向性のダイナミックマイクなので、ライブでほかの音のカブりが気になる際にも重宝します。

他の楽器やボーカルにもよく使用されるので1本は持っておきたいマイクです。

audio-technicaATM350GL

こちらのアコギマイクはアコギ本体に取り付けて使用することができます。

通常マイクを立てて演奏する際はアコギとマイクの距離が一定でなけれななりませんから、動かないようにシビアな状況が強いられます。

しかしこのマイクはアコギのボディに挟んで使用できるため、ライブなどで動き回っても音が離れてしまわないというメリットがあります。

FISHMANRare Earth Mic Blend Active Soundhole Pickup

こちらのアコギマイクはピックアップと一体型となっています。

つまりピックアップの良いところとマイクの良いところを両方兼ね備えていると言ってもいいかも知れません。

ピックアップで他の音のカブりを排除しつつ、マイクでしか再現できない生音特有のサウンドをプラスすることが来るハイブリッド型のアコギマイクとなっています。基本的にはライブでの使用目的で作られていますが、もちろんレコーディングの際にも重宝するアコギマイクです。

IK Multimedia iRig Acoustic Stage

上記の【FISHMAN】Rare Earth Mic Blend Active Soundhole Pickupと同じハイブリッド型のアコギマイクとなっていますが、こちらはよりコンパクトで価格もリーズナブルになっています。

マイクの感度が上記のものより低くはありますが充分に実用できるアコギマイクです。

重量もたいへん軽い上に専用の持ち歩きケースも付いていて付け外しも手軽に扱うことが出来、ライブで移動の多い方には最適です。

AKGC414 XLII

多くのレコーディングスタジオでも使用されている人気の高いマイクです。

高音部のきらびやかさをしっかりと録れることから、アコギの録音に好まれています。

ボーカルの録音用としても幅広く使われていて、ワンランク上のコンデンサーマイクを一本持つならこれを最初に選ぶ人も多いです。

audio technicaAT4040

幅広く使い勝手の良いフラットな特性と、コンデンサーマイクの中でもその品質に対して比較的安価なことから人気の一本です。

アコギギタリストの方も最初に手にするコンデンサーマイクとしても最適です。

フラットが故にボーカルや他の楽器の録音にも癖がなく取り扱えるのも魅力の一つです。

オールマイティに使いやすいので自宅レコーディング用のマイクの最初の1本としてもオススメです。

NEUMANNKM184

高級コンデンサーマイクの王様、ノイマンのマイクの中でもリーズナブルな一本ですがアコギの録音に大変適したマイクです。

スモールダイアフラムなのでラージダイアフラムで拾いすぎてしまうLowMidが気になる方にも最適です。

アコギの収音にはスモールダイアフラムしか使わないという人もいます。

RODE NT5 

こちらのマイクも大変リーズナブルなのですが高品質となっておりオススメです。

ペンシル型のコンデンサーマイクなのでアコギに対して狙いを当てやすライブでもレコーディングでも重宝します。

アタックをしっかりと捉えてくれる特性があり、ピッキングニュアンスを大事にしたい方にオススメです。

Behringer C-2

とにかく安く抑えたいという人にオススメなのがこちらのマイクです。

2本セットで1万円程度とかなりリーズナブルです。

気軽にアコギの2チャンネルの収音を試せますし、ボーカル用とアコギ用として同時録音に使うこともできます。

MXL 2003A

MXLのコンデンサーマイクも高コスパのマイクとして知られています。

安価なマイクにありがちな高域を目立たせヌケの良い演出をさせるようなクセ等もなく、アコギのマイクとして広く使われています。

女性ボーカル録音用としても定評があります。

アコギ向けマイクの使い方

録音で使う

録音で使う際は演奏者が座った状態でマイクがセッティングされることが多いです。

そのほうがマイクの位置や距離が変わりづらく安定した録音が可能だからです。

レコーディングではライブよりもいっそうシビアなマイキングが求められます。

アコギの様々な場所にマイクを立てて、鳴りの違いをミックスして録音することもあります。

レコーディングの現場ではピックアップからの収音のみを使うことは稀で、殆どの場合マイクで録音されます。

ライブで使う

ライブで使う際は、その環境や演出によって使い分ける必要が出てきます。

例えばバンドの中で演奏したりする場合、感度の高いコンデンサーマイクでは他の楽器の音を拾ってしまいます。

逆に弾き語りの場合はコンデンサーマイク1本でボーカルとアコギを拾ってしまうことも可能です。

ライブで使う際は、マイクからギターが離れてしまわないように練習することも求められます。

また、アコギのサウンドホール付近にマイクが近づくとハウリングを起こしやすくなるのでそういったマイキングにも注意が必要です。

アコギ向けマイクの代用品は?

冒頭にも書いた通り、”マイク”と名のつくものであれば基本的には収音できます。

予算が厳しければ中古で500円で売ってるようなマイクでも充分な役割を果たしてくれることも多くあります。

どのようなマイクでもとにかく試してみることからスタートです。

もしかすると高級マイクより自宅に転がってた安い汎用マイクのほうが好みの音だったなんて事も珍しくありません。

まとめ

せっかくの素晴らしい演奏もマイク一つで台無しになってしまうこともあります。

そうならない為ににもアコギ向けマイク選びは慎重にいきたいところ。

ではなにか始めればいいのか。

とにかく、まずは買って実際に使ってみることです。

気になった一本を手に入れてみて体験し、感じてみることからスタートしましょう。

必ず自分がどういう音を求めているのかがわかるようになるでしょう。

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