最近ではアコギも色が豊富になってきており、かわいいピンクのギターも見かけるようになってきました。
ナチュラルカラーのアコギが多い中で、ピンクのアコギは個性を出しやすくおすすめですが、色以外にも音や弾きやすさも重要です。
色だけで選んでしまうと、買い直さなければいけなくなり、より費用がかかってしまう可能性もあります。
そこで、本記事ではアコギの選び方やおすすめのピンク色のアコギをご紹介していますので、ぜひご参考ください。
ピンクのアコギにこだわるメリット
自分の個性を出しやすい
アコギの多くは自然な風合いのナチュラル、グラデーションが印象的なサンバースト、風格のあるブラックなどが圧倒的に多いです。
しかし、現在では色の展開も豊富なので、自分が好きな色を選びやすくなっています。
ピンクのアコギを使うのは個性を出せるポイントなため、自分の好きを守りつつ音などもこだわりましょう。
同じピンクでもモデルによってデザインが違う
各モデルによってサーモンピンクやコーラルピンクなど、微妙に色合いが異なったアコギが販売されています。
また、ピックガードが鳥の形をしているなど、色だけではないこだわりもあるので細部まで見てみると面白いでしょう。
音や弾きやすさ以外にもデザインを見てみると、より自分らしいアコギが見つけられるでしょう。
ピンクのアコギの選び方
ギターのサイズで選ぶ
ギターのサイズは、主に下記の種類があります。
- ミニギター:弦の長さが約540~600㎜程度で通常のギターより弦の張りが弱まるため、弦が押さえやすい。
- ドレッドノート:スケールは約645㎜で生音が大きく、アコギのサウンドがしっかり鳴る。
- フォークサイズ:ドレッドノートよりも小さく、ボディのくびれがドレッドノートよりも深い。繊細な音色が特徴的。
- エレアコ:アコギと比べてボディが薄く、ネックも狭いことが多いので初心者でも弾きやすい
ミニギターの特徴
ミニギターのメリット | ミニギターの | 注意点
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手が小さい人でも弾きやすい アコギを置くスペースが限られている人におすすめ 小さいながらも音量はしっかりでる | 手が大きい人には弾きづらいことがある 小さくても音量があるので家で弾く際に配慮が必要 安いミニギターはおもちゃのような音色のものもある |
ドレッドノートの特徴
ドレッドノートのメリット | ドレッドノートの | 注意点
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ストロークなどでガツンと音を鳴らしたい人におすすめ 元々はマーチンが発表した形状で現在では定番タイプとして知られている | 小柄な人や手が小さい人には弾きづらいことがある ボディ自体は少々大きく、くびれが小さい |
フォークサイズの特徴
フォークサイズのメリット | フォークサイズの | 注意点
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ミニギターよりも音量・音質にこだわりたいという人におすすめ ドレッドノートで弾きづらいと感じた人向き | ooダブルオー・OMオーエムなどの種類があり、メーカーごとに呼び名が変わる |
エレアコの特徴
エレアコのメリット | エレアコの | 注意点
---|---|
ライブをしたい人やバンド活動をしている人におすすめ ピックアップというマイクのようなものが内蔵されており、シールドで繋げばアンプから音が出せる | 生音で比べると一般的なアコギの方が音の深みやギター本来の響きを感じやすい |
エレアコを生音と電気を通した音のどちらもよくしたい場合は、後付けでアコギにピックアップをつけるのもひとつの手です。
木材から選ぶ
アコギは、材木から選ぶこともできます。
単板のメリット | 単板の | 注意点
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ライブをしたい人やバンド活動をしている人におすすめ ピックアップというマイクのようなものが内蔵されており、シールドで繋げばアンプから音が出せる | 生音で比べると一般的なアコギの方が音の深みやギター本来の響きを感じやすい |
- 単板:1枚の木材で作られており、豊かなサウンドが特徴的で弾き続けることで成長してさらに響きもよくなります。合板と比べると価格は高く、衝撃に強くないため扱いを慎重にしないと壊れてしまう可能性もあるため注意が必要です。
- 合板は、ベニヤや複数種類の木材を張り合わせて作られており、価格は単板と比べ安く、温度・湿度などの環境変化にも強い特徴があります。ただし、単板よりも音の鳴りは落ち着いており、使い続けても音が成長することはほとんどないでしょう。
ギターによってはボディの表面(トップ)のみ単板で背面(バック)が合板というギターもあり、全て単板で作られているものと比べ価格は安くなります。
ピンクのアコギおすすめ10選
HONEY BEEF-15/SKR
安くギター用品も揃えたい方はHONEY BEEのアコギ入門16セットがおすすめです。
アコギを弾く際に必要になるチューナーやカポなどがついて2万円以下で購入できます。
一般的なフォークタイプのギターで、音も大きいのがポイント。
ただ、弦高が少し高いという声もあるので、必要であれば楽器店で調整も必要になります。
Legendby Aria FG-15
AriaのファミリーブランドLegendのFG-15は、ギターを始める人におすすめのアコギです。
チューナーやピックなどの必要最低限のギター用品も付属しており、届いたらすぐに始めることができます。
弦高が少し高いという声もありますが、音がいいという口コミも多く、趣味でアコギを始めたい人におすすめのギターです。
S.YairiYM-02
価格の安い初心者向けミニギターをお探しなら、チューナーや教則DVDなどもついたS.YairiのYM-02がおすすめです。
580㎜のショートスケールなので、子どもや手が小さい人も弾きやすいギターでしょう。
ヴィンテージのようなピンク色がかわいらしいアコギで、部屋に飾っておくだけでも心が躍りそうです。
aNueNueBird MC 10-LC
かわいいミニギターをお探しなら、鳴りのいいaNueNueのBird MC 10-LCもおすすめ。
コンパクトサイズですが音もよく鳴り、トップにスプルース単板を使用しているので明るいサウンドが特徴的です。
鮮やかなピンクのボディとバード柄のピックガードもかわいく、つい誰かに見せたくなるような仕上がりになっています。
FenderFSR Newporter Player
弾きやすくかわいいエレアコをお探しなら、FenderのNewporter Playerがおすすめです。
エレキギターで有名なFenderが販売しているエレアコで、プロも多く愛用しているFishmanのピックアップが採用されています。
縁飾りやヘッド部分などの全体的なカラーバランスもよく、ステージでも映えるエレアコです。
EpiphoneStarling
価格の安さと高いクオリティから人気を博している、EpiphoneのStarlingもアコギ初心者におすすめ。
きらびやかなサウンドが心地よく、ストロークや指弾きどちらもきれいに響きます。
ピンクのサンバーストが印象的で、ピックガードにムクドリが描かれているのも個性的。
かわいすぎないデザインなので男女問わず使えるでしょう。
ENYANOVA GO AI PINK
普通のエレアコに飽きてしまった人や自宅で色々遊んでみたい人は、NOVA GO AI がおすすめです。
エレキギターに見間違えるほどスリムで、フルカーボン仕様なので環境の変化にも強く、軽量。
また、Bluetooth機能やオーディオインターフェースも搭載されているため、色々な遊び方ができる斬新なギターです。
GRETSCHG5021E RANCHER PENGUIN Shell Pink
すっきりとしたかわいいフォルムと多彩な音をもつ、GRETSCHのエレアコもおすすめ。
ピックガードのペンギンや淡いピンクもかわいらしく、サイズもコンパクトなので女性にも人気のエレアコです。
音は落ち着きがありながらも明るさがあり、ストロークやアルペジオなどで色々な顔を見せてくれるでしょう。
HEADWAYHF-SAKURA’21 F,S/STD
きらびやかなサウンドがお好みの方は、HEADWAYのサクラモデルがおすすめです。
サクラモデルは2014年頃から毎年販売している人気のシリーズで、毎年デザインが異なります。
2021年モデルはボディのサイドバックに桜木材を使用しており、サウンドも上品な明るさがあるので、こだわりを感じられるでしょう。
MorrisTC-16 SPK Hand Made Premium
これからライブ活動する方におすすめなのが、ピンクのカラーリングが印象的なMorrisのTC-16です。
日本のメーカーMorrisが販売しているTC-16は、芯のあるサウンドで音が埋もれにくいためバンドで使用している人もいます。
インパクトのある色合いがステージでもよく映え、個性を出したいにもおすすめです。
ピンクのアコギの塗装方法は?
塗装をはがす
作業を始める前に、弦やストラップなどの不要なパーツははずしておきましょう。
パーツをはずしたら塗装を剥がしやすくするため、アイロンもしくはドライヤーで温めながらはがしていきます。
一気にはがすと傷がつくため、少しずつ丁寧にスクレーパーを使いながら慎重に塗装を剥がしましょう。
スクレーパーではがれない部分は、100~400番の間のサンドペーパーで優しくはがします。
マスキングテープで保護する
フィンガーボード・サウンドホール・ブリッジ・ピックアップ・縁取りの装飾などの塗装しない部分をマスキングテープで養生します。
金属部分は磨いたときに取れるので、木製部分を中心に養生しましょう。
粘着性が強いものだと、取る時にべたつきや塗装のはがれなどで苦労するため、弱粘着タイプをおすすめします。
ウッドシーラーで塗料の染み込みを防止する
そのまま塗料を塗ってしまいたいところですが、ウッドシーラーを塗ることによって耐久性や完成度が高くなるので、この工程は省かずに行いましょう。
塗り終わったら完全に乾くまで待ちます。
表面がデコボコしている材木ならウッドシーラーを塗る前に、との粉で目止めしたほうがいいでしょう。
との粉で目止めすることで、ある程度表面が平たんになります。
サンディングシーラーで塗料ののりをよくする
塗装がきれいに仕上がるよう、刷毛でサンディングシーラーを塗ります。
多少のへこみも埋まられるため、こちらも省かずに行いましょう。
サンディングシーラーは2度塗りする必要がありますが、1回ごとにしっかりと乾燥させる必要があります。
ただし、ボディのへこみが気になるといって何度も塗ってしまうと音の響きが弱くなったり、色合いも透明感が薄れてしまうため注意が必要です。
2度塗りが終わったら200~400番の間のサンドペーパーで軽く平たんにしましょう。
少しずつ着色
いよいよ着色作業に移ります。
オイルフィニッシュやアクリルラッカーなどの様々な塗料がありますが、スプレーラッカーは比較的手ごろで、素早く塗れるのでおすすめです。
着色作業は3~4回ほど繰り返すとまんべんなく塗れるでしょう。
また、塗るポイントとして一気に吹きかけるよりも、薄く広く吹き付ける方が均等に塗れるのでおすすめです。
着色剤が乾いたらトップコートを塗る
約2日で着色剤が乾くので、乾いたのを確認したらはげないようにトップコートを吹きつけます。
クリアラッカーを4~5回ほど吹きつけ、乾ききる前にマスキングテープをはずしましょう。
完全に乾いた後にマスキングテープを取ると、塗装まではがれてしまうことがあるためです。
3日ほど経って完全に乾いたのを確認したら、表面のデコボコを平たんにするため、耐水ペーパーの1000番を水に濡らして磨きます。
研磨剤で磨き上げる
クロスなどの柔らかい布を使用し、コンパウンドという研磨剤で光沢が出るまで磨きます。
コンパウンドはシリコンの入っていない超細目のものがおすすめで、自身で再塗装を行っている人は車用のコンパウンドを使用することが多いようです。
磨きあげ、塗料などが完璧に乾いたのを確認したらパーツを再び取りつけます。
塗装する際の注意点
破損の危険性もある
ピンク色にアコギを塗るのは、経験者でないとアコギを破損させてしまう可能性があります。
塗装を行う過程に元々の塗装をはがす工程などがあり、傷をつけたり、間違った方法で響きが悪くなる可能性があると覚えておきましょう。
もしも破損したり音が悪くなって修復困難になってしまったら本末転倒です。
そのリスクを避けるためには、専門業者に依頼することをおすすめします。
塗料を使用する場合は必ず換気する
アコギをピンクに再塗装する際に使用する塗料には、シンナーなどの有機溶剤が含まれているため、必ず換気をして作業を行ってください。
換気の足りない場所や密閉空間で塗料を使用すると、体調不良や中毒を起こす可能性もあります。
屋外でやることをおすすめしますが、屋内でやる場合には換気をしたうえでマスクや手袋なども着用した方がいいでしょう。
屋内でやる場合は床や壁などを保護をする
屋外で塗装作業ができない場合、換気をしたうえで壁や床など作業場所の保護をしっかりと行いましょう。
ブルーシートやゴミ袋などを敷くことで汚れるリスクが減るので、下準備はしっかりと行うことをおすすめします。
また、スプレータイプの場合、思ったよりも広範囲に塗料をまいてしまう可能性もあるので、余裕をもって広い範囲を保護しておいた方が安心です。
まとめ
質の高いピンクのアコギも数種類販売されているので、自分が好きな色とサウンドのギターを手に入れて、かわいくて楽しいギターライフを送りましょう。
もし気に入ったピンクが見つからない場合は、楽器店などに相談してみてください。
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