大人向け鍵盤ハーモニカおすすめ10選!大人のピアニカとの違いは?

鍵盤ハーモニカと言えば幼稚園や小学校で学習用教材として使われることが多く、実は本格的に演奏を楽しめる楽器であることはあまり知られていません。

ヤマハのピアニカは鍵盤ハーモニカの中でも高いシェアを誇っていますが、2018年に大人用のモデルが発売され注目を集めています。

そんな子どもから大人まで幅広い世代が楽しむことのできる鍵盤ハーモニカについておすすめの10モデルを、大人のピアニカについての解説も含めてご紹介したいと思います。

目次

大人向け鍵盤ハーモニカとは

大人向けの鍵盤ハーモニカは、従来の鍵盤ハーモニカの良いところを残しつつ大人が親しみやすいデザインや音色、機能などを取り入れています。

たとえば、家庭での演奏を楽しめるように、子供向けの鍵盤ハーモニカより鍵盤数が多く、より幅広い音域の曲を演奏することが可能になっていたり、音色も工夫され吹いていて心地が良いまろやかなものになっていたりします。

より本格的に演奏することを想定したものでは、ピックアップマイクを内蔵したものやイコライザーやエフェクターに接続することができるものもあり、多くの人が持っている鍵盤ハーモニカのイメージを覆す機能を備えています。

大人のピアニカとは

大人のピアニカは、ヤマハが初めて大人向けに企画・開発したモデルで製品名はP-37Eとなっています。

より多くの人に音楽のある豊かな生活を味わってほしいという願いを込めて2018年の5月に発表されました。

水色やピンクといった明るく鮮やかな色のイメージのあるピアニカですが、このヤマハの大人のピアニカは黒・茶色・赤の落ち着いたカラー展開です。

またピアノをモチーフにした鍵盤部分には光沢感を、ハーモニカをモデルとしたボディの下半分には艶消しをして程よいざらつきを持たせるなど、細部までこだわりのある飽きの来ないデザインとなっています。

素材やアクセサリーにも細かい工夫をほどこし、子どもの頃に慣れ親しんだピアニカという楽器を大人になってもかっこよく楽しめるようになっています。

音域

大人のピアニカはメロディスケールのF33〜F69の音域をカバーしており、このようなフル3オクターブの広音域ピアニカがヤマハから新しく発売されるのは30年ぶりとなっています。

子供たちが使うピアニカよりも幅広い音域に対応できるため、家庭の演奏をより楽しむことができるほか、仲間内でのセッションでも後ろで演奏を支えるバッキングから、演奏の見せ場となるソロリードまで多くの役割を担うことができます。

鍵盤数

ヤマハが幼稚園・小学校などで学習教材として提供しているピアニカは25鍵盤や32鍵盤のものがメインとなっていますが、この大人のピアニカは37鍵盤仕様となっています。

他社の大人向けの鍵盤ハーモニカも多くは37鍵盤以上となっているため、より演奏の幅を広げることのできる嬉しい仕様と言えるでしょう。

鍵盤数が多い上に、吸い口以外にも長さのある演奏パイプが付属しているため、両手での演奏がより行いやすくなっています。

重さ

大人のピアニカの重量は830gとなっており、同じく37鍵盤を搭載していてヤマハのロングセラーモデルとなっているP-37Dが780gであるのと比べると、50g重くなっています。

ですが、大人のピアニカにはアクセサリーとしてピアニカネックストラップが付属しておりストラップ部分が太めでしっかりとした作りとなっているため、立って演奏する際にも負担を感じずに済むようになっています。

大人向け鍵盤ハーモニカの魅力

大人向け鍵盤ハーモニカは、もう一度鍵盤ハーモニカの楽しさを知ってほしいとの願いを込めて作られているものが多いこともあり、再び手に取ってもらえるような様々な工夫が施されています。

吹き口は長時間の演奏でも疲れにくい形状となっており、音色は抑揚がつけやすく暖かみや心地よさを感じることのできるものもあります。

また息を吹き込むことで誰でも演奏することができるため、しばらく楽器から離れていた方でも気軽に音楽を楽しむことが可能な点も魅力の1つです。

近年では鍵盤ハーモニカを演奏する大人が増えていることもあり、大人向けの教室が開かれたり、専用の楽譜に加えておしゃれなケースも販売されたりしています。

大人向け鍵盤ハーモニカの選び方

人気のあるモデルを選ぶ

鍵盤ハーモニカにはヤマハのピアニカのほかにもSUZUKIのメロディオン、ゼンオンのピアニーなどのラインナップがありますが、それぞれがロングセラーとなっているモデルを取り扱っています。

その中でもSUZUKIのPRO-37やヤマハのP-37Dは長い間大人も楽しむことのできるモデルとして人気を誇っています。

まずは鍵盤ハーモニカを楽しんでみたいという方は、多くの人に受け入れられて来たモデルを手に取ってみるのも良いでしょう。

演奏するシチュエーションで選ぶ

鍵盤ハーモニカをどのように演奏したいかによっても選ぶモデルが変わって来ます。

鍵盤ハーモニカには37鍵盤のもの以外にも、より幅広い音域を楽しむことができる44鍵盤のものや、ステージで演奏する際に必要となる様々な機能を備えているものもあります。

また演奏する曲目がジャズやクラシックなどのより繊細な音色を求めているのであれば、それに適した鍵盤ハーモニカを選ぶことになります。

デザインで選ぶ

大人向けのデザインとひと口に言っても、メーカーごとにそれぞれ特徴があります。

大人のピアニカのようにシックな色合いもあれば、SUZUKIの木製鍵盤ハーモニカのように全体が木で作られている一風変わったデザインのものもあります。

また、ドイツの楽器メーカーであるHOHNERから発売されている鍵盤ハーモニカはエチオピアの国旗色であるラスタカラーを取り入れており、とても鮮やかな色合いとなっています。

楽器を演奏する際に自分の気分の上がるモデルを持つことは、練習を継続する上でもとても大切なことであるため、様々なモデルのデザインを見比べてみても良いでしょう。

大人向け鍵盤ハーモニカおすすめ10選

ヤマハ大人のピアニカ(P-37E)

3つのカラーが展開されている中で、黒と茶色は控えめで落ち着いたデザインであるのに対し、赤は大人っぽさの中に華やかさを兼ね備えています。

パイプやネックストラップに加えて、専用のソフトケースが付属しており、膝の上に置けばストラップの調節も簡単に行えるようになっています。

専用のパイプは黒で統一されており、ピアニカ本体の落ち着いた雰囲気とマッチする作りになっています。

SUZUKIメロディオンアルト(PRO-37V3)

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PRO-37V3は、2000年に発売され約20年間不動の人気を誇って来たプロモデルであるPRO-37V2の音色をそのまま引き継いだリニューアルモデルです。

通常モデルでは鍵盤も本体も落ち着いた色合いとなっていますが、2021年にはメロディオンの誕生60周年を記念して、緑・黄・赤の鮮やかな3色展開のモデルが発売されました。

息を吹き込んですぐ音が鳴る立ち上がりの良さが魅力なほか、テーパーリードを採用しており、吹いた息の強弱に敏感に反応するようになっています。

SUZUKI木製鍵盤ハーモニカ アルト(W-37)

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鍵盤やその表面にも木が使われており、さらっとした鍵盤の質感から木のやさしさを感じながら演奏を楽しむことができる鍵盤ハーモニカです。

ほかの楽器と調和する柔らかい音色を目指し、アーティストたちの意見を参考にしながら開発されました。

クラシックやジャズなどの繊細な音を求める人には、高級感のあるデザインも含めておすすめしたいモデルです。

受注生産型をとっており、木で作られている部分は全てハンドメイドとなっています。

SUZUKIメロディオンアルト(M-37C)

37鍵盤のメロディオンのスタンダードモデルとして優しく柔らかい音色を奏でることができ、教育用としても人気があります。

ショルダーストラップ付きのソフトケースが付属しているため、持ち運びをする際にも便利です。

アルト音域で幅広い音楽を演奏でき、プロモデルよりも手ごろな価格で購入できるため、初心者で何を選ぶか迷っている時におすすめしたいモデルとなっています。

ヤマハピアニカ(P-37D)

1988年に発売されて依頼、ピアニカの37鍵盤のスタンダードモデルとしてロングセラーとなっているモデルです。

SUZUKIのメロディオンと比べるとシャキッとした音が特徴となっており、立ち上がりがスムーズで、少ない息でも演奏することが可能です。

大人のピアニカが発売されるまではカラフルなモデルが多かった中で、マルーンという紫がかった赤いカラーを取り入れており、幅広い年代に人気があります。

SUZUKIマイク内蔵モデル アルト(HAMMOND PRO-44Hv2)

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ピックアップマイクを内蔵しているため、アンプに繋げるとすぐにステージなどで演奏することができます。

マイクの品質も1つ前のモデルから刷新されており、外部マイクでは伝えることが難しい自然な音を表現できるようになっています。

アンプに繋いでいない場合は柔らかな音を発するのに対し、イコライザーやエフェクターに接続することも可能で、大音量が響き渡るバンドでの演奏の際もはっきりと音を主張します。

HOHNERメロディカ(Airboard Rasta 37)

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こちらのモデルでまず目を引くのが、通常の鍵盤ハーモニカの白鍵にあたる部分が真っ黒になっている点です。

さらに黒鍵はラスタカラー、そして本体も黒いボディにゼブラやトラを彷彿とさせるカラフルな模様が取り入れられており、個性的なデザインを求めている方にはぴったりなモデルです。

BlowFlowという360°自在に稼働可能で、吹きやすい位置で固定することができる立奏専用の特徴的なマウスピースを採用しています。

同じデザインの32鍵モデルも展開されており、路上ライブなどでも活躍しているモデルです。

HOHNERメロディカ(Superforce 37)

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オールブラックなボディが目を惹く、重厚感のあるモデルです。

HOHNERからは一般的な鍵盤ハーモニカの白鍵に当たる部分が黒、黒鍵に当たる部分が青のオーシャンメロディカと、同じく白鍵が赤、黒鍵が黒のファイアーメロディカというオリジナリティに溢れた鍵盤ハーモニカが先に販売されています。

そのブラック鍵盤の仲間として登場したのがこのSuperforce 37であり、青と赤が32鍵盤なのに対し37鍵盤のモデルとなっているため、演奏できる曲の幅が広がっています。

また、ストラップ付のセミハードケースが付属されているため、気軽に持ち運ぶことができます。

HOHNERメロディカ(Airboard 37)

斬新なカラーとデザインが特徴的な鍵盤ハーモニカで、32鍵盤のモデルも販売されています。

独自に設計されているマウスピースであるBlowFlowによって立奏の中でも様々な演奏スタイルを楽しむことができるようになっています。

本体のデザインとマッチするストラップ付きの専用バッグも付属しており、移動の際には私服に華を添えてくれるでしょう。

SUZUKIマイク内蔵モデル バス(HAMMOND PRO-24B)

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これまで紹介して来たものは主旋律を奏でやすいアルト音域の鍵盤ハーモニカでしたが、こちらは演奏の低音部分を担うモデルになります。

メロディスケールのF21~e44までの24音域をカバーしており、アンサンブルのバックをしっかりと支える低音を出すことができます。

トロンボーン型のマウスピースが付属されており、口を大きくあてがって息をスムーズに吹き込むことができるため、より大きな音での演奏が可能です。

まとめ

鍵盤ハーモニカは本当に多くのモデルがラインナップされており、メーカーごとに音色や内部の構造に工夫が凝らされています。

息を吹き込むだけで演奏ができる一方で、その息の強弱を少し変えるだけで様々な音色や音量を楽しむことがでる、そんな奥の深さから大人でも演奏を楽しむ人が増えているようです。

今回ご紹介した内容を参考に、ぜひ鍵盤ハーモニカを手に取ってみてくださいね。

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