バリトンサックスおすすめ10選!難しいといわれる理由と魅力も徹底解説!

ソプラノサックス、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックス。

サックスの中にもいくつか種類があり、担当する旋律やリズム、見た目の大きさや音色など、違いが多く存在しています。

中でも、今回紹介するバリトンサックスはこの4種類の中でも難易度が高く、購入にあと一歩踏み出せないといった方も多いのではないでしょうか。

バリトンサックスの魅力や、おすすめの10選を是非参考にしてみてください。

目次

バリトンサックスとは

バリトンサックスとは、サックスカルテット(四重奏)や吹奏楽、ジャズなどでベースの役割をするだけではなく、ソロとしても活躍できる楽器です。

低音に優れている楽器ですので、アルトサックスと同じE♭(ミ♭)管ですが、最低音は、実音で言うC(ド)になり、運指でいうと、ラで、アルトサックスより、1オクターブ低い音で鳴り響きます。

サックスの中でも、ベース・裏メロ・ソロと役割が変化することもバリトンサックスの特徴といえます。

バリトンサックスが難しいと言われる理由

ではなぜ、バリトンサックスが難しいと言われているのか理由をご説明していきましょう。

  1. サイズ感
  2. 奏法
  3. 譜面

それぞれについてご説明していきます。

サイズ感

バリトンサックスが難しいといわれる理由の一つに、楽器の大きさ・重さが挙げられます。

大きさは約115cm、重さは約6.5kgですので、5kgのお米を想像するとイメージがつくはずです。

このサイズのものを首や肩から下ろした状態で長時間演奏するのは、簡単な曲でも慣れるまでは至難の業と言えるでしょう。

奏法

バリトンサックスは、標準的なアルトサックスと比較すると、マウスピースやリガチャーの大きさもかなり大きく、咥える位置や、舌をつく位置、息の入れ方が少しずつ違ってくるのも難しいポイントだと言えます。

低音が重要になってくるので、大量の息を使用するため腹式呼吸をきちんと使用できているか、脱力して呼吸ができているかどうかも演奏するにあたり重要になります。

譜面

バリトンサックスを始めたての初心者の方に多いのが「楽譜が得意ではないので、音源を聴いて練習している」というパターンです。

そうなると、メロディを練習する際にはスムーズに取り組めても、ベースパートになると非常に厳しくなります。

また、譜面もポップス系を演奏する場合には、オクターブの跳躍が増えたり、ウォーキングベースのような、アルトの譜面とは違った動きになることが多いのも難しいポイントです。

バリトンサックスの魅力

重厚感

バリトンサックスの魅力は、なんといってもその重厚感です。

見た目の大きさや音色、音域から、サックス奏者の誰もが一度は「かっこいい」と憧れを抱いたのではないでしょうか。

特にサックスカルテットで演奏する際には、重厚感と共に安心感も覚えるほど、バリトンサックスは音楽を支える重要な楽器となっており、吹奏楽でもこの役割は発揮されます。

多様な表現

ベースからメロディまで、幅広く対応できるのも魅力の一つです。

  • ベースをずっしりと効かせられる
  • バイクで駆け抜けるようなメロディを表現できる
  • 温かさを感じる夕暮れのようなやわらかさも表現できる

このようにバリトンサックスは多様な演奏ができる魅力的な楽器だといえます。

また、近年ではバリトンサックスのソロ曲も増加し、超絶技巧を使った演奏動画やCDも人気を集めています。

バリトンサックスの選び方

バリトンサックスを選ぶ際は、サックスの代表的3メーカー、YAMAHA・SELMER・YANAGISAWAから選びましょう。

  • 学生の場合部活動の顧問やインストラクターにメーカーを指定されることがあるので必ず購入前に相談しましょう
  • 音楽教室等でレッスンを受けている方も先生に相談しましょう

レッスンを受けていない方は、お近くの店舗を選んでも良いですし、お好きなメーカーがあればそちらを選んでも良いのではないでしょうか。

3大メーカーの本店ではなくとも、さまざまなメーカーの楽器が置いてある店舗に電話をし、吹き心地や音色、音程など一つ一つ確認するように試奏してください。

また、講師をやっている方、プロの方に試奏をお願いできるようでしたら是非依頼してみてはいかがでしょうか。

バリトンサックスおすすめ10選

SELMER SA80 Jubilee serieⅡ

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こちらの製品は、バリトンサックスの中でも最も定番な楽器となっており、セルマーといえば、これと言われるほどです。

アルトサックスもserieⅡを所持している方はこちらの購入がおすすめです。

また、次に紹介する楽器よりもお手頃価格になります。暖かな音色が特徴的な楽器です。

SELMER Jubilee serieⅢ

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シリーズⅢは、Ⅱをさらに改良化された楽器です。

比較すると音程が非常に正確で、全ての音域でとても豊かに鳴り響きます。

バランスよく作製されているため、高度な技術が必要な演奏でその良さを発揮できます。少々お値段はしますが、実力に自信のあるサックス奏者におすすめしたい一品です。

YAMAHA YBS-41 II

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YAMAHAの中でも少し昔の楽器になるので、長い間楽器を演奏している方が多く所持しています。

慣らしやすく、音色も軽めの楽器なので、初心者の方や、体力にあまり自信がない方におすすめです。

初めてのバリトンサックスには非常に優れていると言えます。

YAMAHA YBS480

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先程の41Ⅱの改良モデルとなります。

こちらの方が若干お値段は上がりますが、こちらも長く愛されている楽器です。

こちらも比較的軽めではありますが、安定感があり、レスポンスもよく、演奏しやすいので、初心者におすすめです。

YAMAHA YBS-62

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先程までのYAMAHAと比べるとキーの位置により一層工夫が加わりました。

吹奏楽などでよく見かけるのもこちらのバリトンサックスなのではないでしょうか。

重要な低音の音色、音程感が向上し、重厚な音色で響かせられます。初心者から上級者まで、長く使える楽器です。

YAMAHA YBS-82

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現在YAMAHAの最高モデルの楽器です。

バリトンサックス発のカスタムモデルとなっており、さまざまなジャンルで活躍できます。

62の上位モデルとなるので、演奏により、こだわりを求める方のど、上級者や、バリトンサックスを極めていきたいといった方におすすめです。

YANAGISAWA B-WO1

YANAGISAWAの基本モデルとなります。

丁寧な作りはもちろんのこと、多くの奏者が使用する、レベルを問わない人気機種です。

上から下まで鳴りむらがなく、音色や吹き心地も軽く、演奏しやすいので、初心者向けとなっております。

吹奏楽や、ソロ、どのような場面でも活躍できます。

YANAGISAWA B-WO10

こちらは、最近人気の、これまた基本の機種となっており、1と悩んだ方には、こちらをおすすめします。

クオリティも高く、音楽表現も幅広く演奏できる楽器です。

吹奏楽でYANAGISAWAなら、こちらを使用する学校が多いのでないでしょうか。

日本人の手に馴染みやすいキーの配置も特徴です。

YANAGISAWA B-WO20

YANAGISAWAの上位モデルが、こちらの楽器です。

キーの配置はもちろんのこと、音色に大きな特徴があります。

非常にまろやかで優しい音色にも関わらず、芯もしっかりあるので、大きなホールでの演奏でも全体を響かせることのできる優れた楽器です。

YANAGISAWA B-WO30BSB

通称シルバーソニックと言われるこちらの楽器は、今までの楽器では物足りなさを感じる方、変わった楽器が演奏したい方、少し重さが欲しい方におすすめの楽器です。

重量も音色も重たいのですが、その分安定感や、音を一つ一つ置くように丁寧に演奏することもできるのがこの楽器の特徴です。

バリトンサックスの吹き方

バリトンサックスは、奏法の難しさの項目にも挙げましたが、息の入れ方に工夫が必要です。

身体が力んでしまうと息が吸えなくなり、呼吸が上手くいかないので、脱力することを心がけましょう

低音が跳躍等で鳴りきらない場合には、息を下向きに、太く入れることを意識すると改善されます。

アルトサックスを演奏するに比べると、最低音がとてもよく活躍するので、息の使い方がより一層重要です。

バリトンサックスを練習する際にも、ロングトーンやエチュードの練習を忘れないようにして、まずは楽器になれる事から始めましょう。

まとめ

サックスの大手3メーカーを紹介してきましたが、他にもメーカーがあります。

元々持っている楽器がある方は、基本的にそちらと同じメーカーを選ぶようにしましょう。

バリトンサックスは、サックスの中でも特に高価な部類になります。

一生使えますので吹き比べたり、聴き比べたりなどをして、後悔のないように選びましょう。

是非、楽器購入の参考にしてください。

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