バリトンサックス用リードおすすめ10選!人気のリードや選び方を徹底解説!

木管楽器であるバリトンサックスを演奏する際は、マウスピースに「リード」を付けて演奏しますが、さまざまな種類のリードがあり、何を選ぶか悩んでしまいますよね。

リードは演奏のジャンルや出したい音に合わせて選ぶことで、演奏が格段に良くなる大切なパーツです。

今回はバリトンサックス用の人気リードやバリトンサックスリードの選び方に関してお伝えしていきます。

目次

バリトンサックス用リードとは?

サックスにはバリトンサックス以外にもソプラノ・アルト・テナーなどさまざまな種類がありますが、リードはそれぞれ大きさが違います。

バリトンサックスのリードは他のサックスのリードよりも大きく、アルトサックスだと10枚入りで販売されていることが多いことに対し、バリトンサックスのリードは5枚だということが多いです。

バリトンサックスのリードの寿命は吹き方や演奏方法、保管方法によっても異なりますが、1箱で1ヶ月程度使うことができます。

バリトンサックス用リードにこだわるメリット

出したい音色に近づく

バリトンサックスと言っても吹奏楽やジャズ、ポピュラーなどジャンルは様々ですが、ジャンルにあったリードを選ぶことで雰囲気もガラッと変わります

また、自分の出したい音のイメージが分からないという人はバラ売りで1枚ずつ気になるリードを購入して吹き比べてみるということもおすすめです。

楽に演奏できる

自分に合ったリードを選ぶことで、楽に演奏することができます。

今吹いているリードでは厚すぎて苦しくなってしまい沢山のブレスが必要だという人や、息の量に対してリードが薄いためにピッと雑音が混じってしまうなどの悩みがある方は、この記事を参考に自分に合ったリードを見つけてみてくださいね。

バリトンサックス用リードの選び方

バリトンサックス用リードの選び方は下記のことを参考にして下さい。

  1. ジャンルで選ぶ
  2. 厚さで選ぶ
  3. 素材で選ぶ

ジャンルで選ぶ

上記でも記載した通り、音色はリードによって大きく左右されるため、ジャンルに合ったリードを選ぶというのが重要です。

例えば、ジャズ用リードで吹奏楽を演奏すると音色がバンドの中で浮いてしまうことがあります。

逆にジャズを演奏される方は専用のリードを使うことでガラッと雰囲気が変わるので、自分のジャンルや用途にあったリードから選んでみるのがおすすめです。

厚さで選ぶ

リードには「厚さ」でも種類がありますが、同じメーカーでも厚さによって大きく吹奏感が異なります。

気に入ったメーカーのリードを見つけたら、厚さごとに吹き比べてみると、より自分に合ったリードを見つけることができます。

呼吸が苦しい方やイメージした音色が出ない方は一度、厚さを変えてみるのがおすすめです。

また、リードには個体差があるので同じ厚さのリードでも何枚か試してみることも大切です。

リードはまず3を吹いてみて「呼吸が苦しい」「息が持たないという方は2半」「もう少し音に厚みが欲しい方は3半」というように選ぶと良いでしょう。

素材で選ぶ

リードは「ケーン」という、葦の仲間からできているものがほとんどですが、どれだけ吹きやすかったリードでも湿度や気温でダメになってしまうというのは事実です。

もちろん対策はできますが、リードの素材を変えてみるのも一つの選択肢です。

レジェールやフォレストーンなどの樹脂リードは通常のリードに比べて寿命も長く、気候に左右されないので安心できます。

繊細な音色の変化を出すのは難しいものの、野外での演奏でもアクシデントが起きづらいのでプロのサクソフォン奏者でも多く使用されています。

また、1枚ずつの販売で値段も通常のリードと比較して高い分、楽器店などでは相談すると試奏させてくれることもあるため、検討している方はおすすめです。

おすすめリード10選

バンドーレン バリトンサクソフォンリード トラディショナル 硬さ:3 (5枚入り)

バンドーレンのトラディショナルは一番メジャーなリードで、通称「青箱」と呼ばれ、使ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。

吹奏楽やクラシック、ポップスなど幅広いジャンルで使用することができ、プロからアマチュアまで多くの奏者に愛されています。

繊細な音色の変化もつけやすいのが特徴です、初めてリードを買うという方にもおすすめです。

D’AddarioWoodWinds ダダリオ リード バリトンサックス用 [硬さ:3.5] 10枚入り (ROYAL RLB1035)

ダダリオウッドウィンズのロイヤルは、ジャンルを問わずクラシックからジャズまで幅広く使えるのが特徴です。

吹奏感はやや薄めなので普段厚さ3を選ぶという方も3半を試してみることをおすすめします。

また、他のサックスに比べて高額なバリトンサックス用リードですが、こちらは10枚入りで比較的安価なのも選ばれる理由のひとつです。

D’Addario WoodWindsリード バリトンサックス用 SELECT JAZZ FILED [硬さ:2M] 5枚入り(RSF05BSX2M)

セレクトジャズは、クリアでありながらも太く豊かな音色が特徴です。

リードを買うと少なからず個体差があるものですが、セレクトジャズはばらつきが少なく、耐久性に優れているとも言われています。

また、大きな音が出しやすいのでパワフルな演奏がしたいという方にもおすすめです。

D’Addario WoodWindsダダリオ リード バリトンサックス用 RESERVE [硬さ:3.0] 5枚入り(DLR0530)

レゼルヴはダダリオ社オリジナルの機械で生産されており、正確にカットされているため個体差が少なく耐久性のあるリードです。

吹奏感はやや薄めでレスポンスや音の立ち上がりに瞬発力があり、ダイナミクスのコントロールもしやすくなっています。

温かく豊かな音色なので吹奏楽やクラシックにおすすめできます。

バンドーレンバリトンサクソフォンリード ジャバ(JAVA) 硬さ:3 (5枚入)

こちらは大人気のバンドーレンから出ているジャズ・ポピュラー音楽向けのリードです。

トラディショナルよりも先端が厚くパレットに柔軟性があるのが特徴で、厚さも2〜4と幅広い厚さから選ぶことができます。

青箱を使っていたけど音色を変えたい、柔軟な表現がしたいという方にもおすすめです。

D’AddarioWoodWinds ダダリオ リード バリトンサックス用 GRAND CONCERT [硬さ:3.0] 5枚入り(SELECT RGC05BSX300)

グランドコンサートは透明感のある柔らかい音色が特徴です。

吹奏感は少し重ためですがアーティキュレーションや音の立ち上がり、切り替わりの瞬発力が高めなのでコントロールしやすいリードです。

ダダリオウッドウィンズの廃番品ではありますが、Amazonではまだ販売しているので気になる方は早めの購入をおすすめします。

D’Addario WoodWindsリコ バリトンサックスリード 3番

リコはダダリオウッドウィンズの中でも最もメジャーで伝統的のあるリードです。

パワフルな音色が特徴で、ジャンルはジャズやポピュラー音楽に特に向いています。

音が出やすく10枚入りで比較的安価なため、初心者の方にもおすすめです。

FORESTONEバリトンサックス用リード Black Bamboo (MS)

フォレストーンは素材は竹繊維、カーボンで柔らかく温かみのある音色が特徴です。

吹き始めは抵抗がある方でも慣れると吹きやすいという声も多いリードです。

ケーンの天然リードの吹奏感を再現しつつ、天然リードよりも耐久性があるので、気候に左右されたくないという方にもおすすめできます。

硬さ:MS ミディアムソフトFORESTONE フォレストーンリード 檜バリトンサックス用リード フォレストーン

これは上記でご紹介しているフォレストーンから販売されているジャズモデルです。

こちらも天然製の吹奏感を再現しているので、普段は天然製を使っているという方もナチュラルな吹き心地で扱いやすいリードです。

また、リード1枚に対しての価格は天然製に比べ高価ではあるものの、耐久性は天然製に比べ10〜59倍の寿命と言われており、腐食や気候の変化による劣化が少ないのも安心できます。

Legere樹脂製リード シグネチャーシリーズ バリトンサクソフォン用 硬さ:3

代表的な樹脂リードで、プロからアマチュアのプレイヤーまで幅広く愛されているリードで、水分を吸収せず状態の変化を心配する必要がないので、コンクールから野外演奏まで、様々な場面で安心して使えます。

初心者の方や初めて樹脂リードを使う方にもおすすめです。

バリトンサックス用リードの使い方

セッティング

自分に合ったリードを見つけたら、正しいセッティングをすることも大切なこと。

吹奏楽部に入ると「リードは、マウスピースが髪の毛一本分見えるくらいで付ける」と習った方も多いかと思いますが、これはあまりおすすめできません。

あまりにもマウスピースに対してリードを下げすぎると、リードミスをしやすくなったり、逆にリードの位置が高すぎると音が出しづらいなどの原因にもなります。

まずはマウスピースとリードの高さを揃えて演奏するのがおすすめです。

保管方法

リードはもちろん消耗品ですが、良いリードに出会ったら少しでも長く使いたいですよね。

リードは保管方法で寿命が大きく変わるため、リードケースと呼ばれるケースに収納しておけば傷ついたり折れてしまうことから防げます。

また、ケースを持っていないという方は、リードを買った際にリードが入っていたプラスチックケースに入れておくのが良いです。

上記でも記載した通り、通常のケーンのリードは気候に左右されやすいので、リード用の湿度調整剤を使用するのもおすすめです。

ジップロック等にリードケースやリードを購入した際に入っていたプラスチックケースにリードを入れて、一緒に湿度調整剤を入れておくことで、リードに気候の負担がかからず寿命を延ばすことができます。

まとめ

たくさんの種類があり、どれを選べば良いか悩んでしまうという方もジャンルや用途などから選部ことで自分に合ったリードを見つけることができます。

お気に入りのリードで存分に演奏を楽しんでくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次