ドラムハイハットおすすめ10選!音の特徴や音作りも詳しく紹介

複数の楽器で構成されるドラムセットにおいて、特に重要な楽器を3点セットと呼び、ハイハット・バスドラム・スネアドラムがその3点に当たります。

その3点の中でも一番触れることが多いのが、利き手で演奏されるハイハット。

ハイハットシンバルとはどのようなものか、マイシンバルを持つことのメリット・デメリット、そしておすすめ商品から音作りまでご紹介していきます。

「ハイハットシンバルを持つなんてハードルが高すぎる!」と思っている初心者の方にも、十分そのメリットをお伝えできるような内容になっていますので、ぜひ最後までお付き合いください。

目次

ハイハットとは

ハイハットとは、シンバルの中でも一番奏者側近くに置かれたシンバルで、ペダルのついた特別なハイハットスタンドにセッティングされています。

ハイハットは主に3つの大きな特徴があります。

  1. 2枚のシンバルから構成されている
  2. ハイハットは曲の中で一番音数が多い
  3. 他のシンバルよりも小さめである

2枚のシンバルから構成されている

ハイハットがセッティングされているハイハットスタンドは、バスドラムを演奏する足とは逆側の足で操作し、2枚のシンバルを開閉して使用します。

2枚のシンバルを閉じた状態で演奏する場合は、「チッチッ」というアタック音を重視した音色に。

その一方で、盛り上がる場面などでハイハットを開いて演奏すると、2枚のシンバルが揺れて「シャンシャン」というサスティーン(音の減衰)が残る大音量での演奏も可能です。

また、キメなどでハイハットを開けた状態で叩き、すぐに閉めれば、キレの良い音が生まれて曲が締まります。

他にもジャズなどではハイハットを開閉する音がスネアの代わりになるので、ノリを生み出すなども可能。

このように、2枚のシンバルがあることでさまざまな場面で活躍できるのがハイハットの役割です。

ハイハットは曲の中で一番音数が多い

2点目は8ビートや16ビートでは、このハイハットを常に叩きながらの演奏になることが多いので、ハイハットの音色が曲の中で一番音数が多いことが挙げられます。

ですので、ハイハットの音色は曲の印象を左右すると言っても過言では無いほどの力があるのです。

ずっと同じ動きだからといって適当に叩かず、丁寧に演奏すればそれだけ丁寧な音、丁寧な演奏になり、曲の世界観もグッと良いものにしてくれます。

このようにハイハットは曲に影響を与える効果が大きいため、ハイハットを選ぶ際には自分が気に入ったもの、バンドの世界観に合うものを選ぶことが必要です。

他のシンバルよりも小さめである

3つ目の特徴は、選ぶサイズにもよりますが大きさが他のシンバルよりも小さめであることです。

一般的には、小さいシンバルであればあるほど音が高くなります。

クラッシュシンバルやライドシンバルは18~22インチの場合がほとんど。

一方のハイハットは、小さめの14インチを採用していることがほとんどですから、ドラムセットの中でも最も高い音が出るため目立ちます。

特にハイハットをオープンにして2枚揺らすとなると、2枚のシンバルが同時になるため、大きくて高い音が響きます。

ですから、ハイハットを叩く際はしっかりと狙いを持って叩き、全体のバランスを崩壊させないように気を付けましょう。

自分のハイハットを使うメリット3選・デメリット3選

メリット

現場で周りと差別化出来る

スネアドラムやキックペダルを現場に持ち込むドラマーは多いと思いますが、ハイハットを持ち込むドラマーは少数でしょう。

ですから、ライブ会場などに自分のハイハットを持ち込むだけで、対バン形式のライブなどの際は周りと圧倒的に差別化を図ることが出来ます。

自分のイメージする音をどこでも鳴らすことができる

練習スタジオやライブ会場ではシンバル類も一緒に借りれますが、シンバルが消耗品という特性上、備え付けのシンバルは非常に安価かつ手入れが行き届いていないことも多いです。

語弊があるかもしれませんが、叩いてみると「非常にチープな音がする…」なんてこともよくある話。

ところが、自分のハイハットを持っていれば、現場の環境に左右されることが減り、安定して自分のイメージに近い音を再現して演奏することができます。

そして、自分の好きな音色のハイハットを使用することで、あなたのモチベーションは想像以上に高まることでしょう。

そのモチベーションもまた良い演奏へと繋がる相乗効果となり、ハイハットシンバルを持つだけでその効果を感じられるのは、むしろメリットしかありません。

細かいニュアンスを練習できる

シンバルというのは叩き方ひとつ変えるだけで、音色がかなり変わってくる楽器です。

ましてやシンバルが2枚重なり、左足で操作する過程も加わるハイハットではより顕著にその音色の変化がでてしまいます。

同じクローズ状態で踏んだとしても、左足の踏み込み具合が微妙に異なるだけで違う音が出るというのも良くある話。

ところがマイハイハットを持つと、細かいニュアンスまで練習することができるので、叩き方や音が安定してきます。

いざ本番でそこまで気を回して演奏することが出来れば、どこの現場に行っても重宝されるドラマーとなるでしょう。

デメリット

破損の可能性

シンバルの端の部分をエッジと呼びますが、その部分をスティックで叩くことで、叩いた時の負荷がどんどんシンバルに溜まっていきます。

そのため、気付いたらシンバルにヒビが入っていたなんてことも少なくありません。

しかも、ハイハットシンバルは高価なものが多いです。

必要以上に力が入った状態で叩き続けると、どんどんシンバルが割れてしまい、その度に買い替えていくとお金がなくなっていくということも…。

色々なシンバルを試せると言ったらそれまでですが、やはり割れないに越したことはありません。

ハイハットを叩く際は、不必要な力を抜いて叩きましょう。

持ち運びが重い

ハイハットシンバルは、1枚で1キロ以上あることも多いため、2枚用意すると2キロ以上になります。

ただでさえドラマーは、フットペダルやスネアドラムなどの機材が多くなりがち。

そこにハイハットが加われば確実に持ち運びが億劫になります。

車などを使用出来れば持ち運びは可能ですが、現場への搬入搬出も苦労することでしょう。

しかし、持ち運びの苦労よりも「現場で良い音を鳴らし、良い演奏を出来る」ことを思えば、ハイハットシンバルを持ち込むのに持ち運びのデメリットは気にならないでしょう。

ハイハットスタンドもセットでないと音が変わることがある

ハイハットの音色は、シンバルスタンドの影響も受けやすいです。

ハイハットシンバルだけを持ち込んで、普段のイメージで音を出してみると、「なんかイメージしていた音と違う」と思うこともあるでしょう。

その理由は「通用使っているハイハットスタンドが異なるから」と言っても過言ではありません。

ハイハットスタンド一つとっても音色への影響などが大きいため、シンバルだけを持ち込んでイメージと違う音にならないよう、自分専用のハイハットスタンドも用意するのがおすすめです。

ハイハットの選び方

シンバルの厚み

シンバル全体にいえることですが、厚みによって音量と音程が変化します。

厚さが厚ければピッチは高く、音も大きくなります。

反対に、薄くなれば音程は低く、音は小さくなります。

また、分厚いシンバルは反応が若干遅めの傾向にあり、しっかり叩かなければならないので基本的にはロックやメタル系のサウンドになります。

一方の薄いシンバルは、反応も早い代わりにしっかり叩いても音量が稼げないので、ジャズ系のサウンド寄りです。

ハイハットは、2枚のシンバルで構成されている上側のトップシンバルと、下側のボトムシンバルに分かれています。

ボトムシンバルの方が分厚いことが多いので、この点も覚えておくと良いでしょう。

シンバルの大きさ

シンバルの大きさはインチ表記で示されることが多いですが、ハイハットシンバルは14インチが一般的です。

ですが、中には10インチほどの大きさのものや、17インチほどのクラッシュシンバルくらい大きなハイハットを扱うドラマーもいます。

一般にシンバルの大きさが大きくなれば、ピッチは低く、音量も大きくなります。

また、シンバルを鳴らした後のサスティーンも長く、反応の立ち上がりもゆっくりになる傾向にあり、小さくなればその逆の特徴が出てきます。

初心者の方は14インチを選ぶ基準としながらも、ぜひ13インチほどの大きさのものも試してみてください。

14インチがあくまでも基本ながら、13インチなどの他の大きさのハイハットでしか味わえない独特の音色は、より大きな驚きをもたらすことでしょう。

また、大きさが大きくなればなるほど扱い辛くなりますが、その分表現の幅も広がります。

自分の目的とするサウンドをしっかりと見据えて購入することをおすすめします。

シートシンバルがキャストシンバルか

シンバルは、大きく分けると下記の2つの種類があります。

  1. シートシンバル
  2. キャストシンバル

シートシンバルは薄く伸ばした合金シートをくり抜いて製作されるので、大量生産が可能となり価格も安価なものが多いです。

錫の量が20%前後と多く、ピッチも高めでタイトで安定した音になりやすいですが、表現という点ではキャストシンバルには若干劣ります。

キャストシンバルの方が手が込んでる分、良いものと思われますが、PAiSTeのような有名メーカーでもシートシンバル一本で勝負できています。

キャストシンバルは、溶かした合金を1枚1枚型に入れて製造され、サスティーンの豊かなサウンドになるとともに、長年使用していると味のあるサウンドへと変化します。

また、キャストシンバルは錫の量が12%以下と少ないことと、1枚1枚手作業になることも多いので、高価になりがちな点が特徴です。

自分の目指すサウンドに合ったものが、この2つのどちらかに当たるかは判断基準の一つとなってくれるでしょう。

シンバルの表面仕上げ方法の違い

シンバルの表面仕上げのことをフィニッシュと呼ばれ、その仕上げ方法で音も変わります。

仕上げの方法は、大きく分けて下記の2つ。

  1. レギュラーフィニッシュ(トラディショナルフィニッシュ)
  2. ブリリアントフィニッシュ

レギュラーフィニッシュという仕上げ方法は、レイジングという溝加工を活かした仕上げになります。

溝加工が施されているため、振動する量が増えて高音域がよく出ることと、サスティーンが長めになることが特徴。

一方のブリリアントフィニッシュは、見た目からもその名が示す通り、表面に加工を施して煌びやかな見た目をしています。

煌びやかである理由は、レイジング後に仕上げ加工がなされているため光沢が出ているからです。

ブリリアントフィニッシュは、レギュラーフィニッシュよりも若干音がストレートかつ、サスティーンも少し短くなります。

そのため、アタック音が明瞭になり、シンバルのボウの部分を叩いた時に「コツッ」という音が出やすくなるのです。

また、レイジング加工が施されていないシンバルもありますが、このようなシンバルは本来のシンバルサウンドを活かしているため、ブリリアントフィニッシュよりもさらに音の減衰が速く、アタック音が明瞭になる傾向にあります。

ここまで来るとかなり拘った違いになるため、初心者の方はまず見た目がカッコイイからという理由でブリリアントフィニッシュ仕様を選んで何の問題もありません。

このように形から入り、最終的には他のシンバルとの違いを試して新たな発見を得ることが得策でしょう。

シンバルへのハンマリング加工の違い

シンバルの表面に触れてみると溝の他にも丸い形の凸凹があることが分かると思いますが、この部分はハンマリングと呼ばれます。

ハンマリングの主な目的は音の最終仕上げにあり、これでサスティーンを調整することでシンバルが完成するのです。

ハンマリングは主に手作業で行われているものと機械で行われているものがあります。

機械で行われているものは大量に加工ができるため安価な傾向にあり、かつサスティーンが安定することで一定の音抜けを感じさせてくれます。

反対に手作業で行われているものは、細かい拘りを感じる玄人好みのサスティーンと少し暗めな音になる傾向にあります。

また、ハイハット特有のハンマリングとして、ボトムハイハットの端の部分にハンマリング加工がなされている、よく「マスターサウンドハイハット」と呼ばれるものがあります。

マスターサウンドハイハットは、ハンマリング部分から空気と共に音が漏れ、独特で歯切れの良いサウンドを生み出してくれるので多くのドラマーから人気があります。

表面仕上げと同様、マニアックな部分になりますが、初心者の方には見た目の性能よりも音を叩いて好きかどうかで判断することをおすすめします。

ドラムハイハットおすすめ10選

【Zildjian】A ZIldjian NEW  BEAT HIHATS  A0134

言わずと知れたシンバルメーカー、Zildjianの大ヒット商品であるNew Beatシリーズ。

ハイハットと言ったらまずこれを選んでおけば間違いないと断言できるほどの商品です。

叩いた時の反応もよく、それでいて踏んだ時に発生する「チッ」というチック音やクローズした時の音も明瞭に出てきます。

ペダルの踏み具合や叩き方次第で様々な音色を出すことができ、オールジャンルに対応できる、ベストセラー商品と言われるのも納得の一品です。

【SABIAN】AAX X-PLOSION HATS

カナダの有名シンバルメーカー、SABIANのブリリアント仕様のハイハットです。

ブリリアント仕様特有の煌びやかな高域のサウンドは、大音量の中でも埋もれることなく響いてくれ、ロックなどでは素晴らしい働きをするでしょう。

また特殊なハンマリングとレイジング加工により、シンバルの鳴りを活かしながらも不要なサスティーンはカットされており、アタック音がより明確なサウンドとなっています。

ブリリアント仕様のハイハットも沢山ありますが、その中でも非常におすすめできる商品です。

【PAiSTe】2002 MEDIUM HIHATS

スイスの有名シンバルメーカー、PAiSTeのヒットシリーズである2002シリーズのハイハット。

PAiSTeというメーカーの特徴でもありますが、シートシンバルを採用し、明るくて音抜けの良い煌びやかなサウンドをしていますが、そこに上品さをプラスしたような音が特徴です。

ハードに叩くと煌びやかな音色が鳴り、小さく叩くと明瞭な音がするほど音の幅が広いので、ロックやポップスなどで活躍してくれるでしょう。

【Zildjian】 S ROCK HIHATS

Zildjianのシートシンバルを扱った Sシリーズのハイハットです。

まずは値段が2枚セットでも安価なため、コスパに非常に優れています。

音も高域から低域までバランス良く一定の音色を出すことと、サスティーンも長めオープン時に鳴らした時は非常に気持ち良い音がするので、ハイハットの音をガシガシと使っても問題ありません。

ロックやメタルなどでは、その真価を発揮してくれるでしょう。

値段以上の価値を提供してくれる高コスパな商品のため、ロックをやりたい初心者にはぜひ手に取っていただきたいおすすめの商品です。

【Zildjian】 K CUSTOM HYBRID  HIHATS

世界が尊敬する日本人100人にも選ばれた日本が誇るスーパードラマー、神保彰さんがプロデュースしたのが、Zildjianのハイブリットシリーズです。

中でもハイハットには大きな特徴が2つあり、まず大きさが14インチのタイプは14.25インチと若干大きめになっています。

たかが0.25インチの違いかと思われますが、実際に置いてみると普通の14インチよりも存在感があり、音量としても煌びやかながらも迫力があります。

そして通常のハンマリングとは逆の形でハンマードされた、マスターサウンド仕様のボトムシンバルが目を引くことでしょう。

これにより音と空気が外に漏れて、キレの良いサウンドを作り上げています。

ジャズやフュージョンなどに使用されることが想定されていますが、ロックなどにも使え、マスターサウンド仕様のハイハットを選ぶときにはまずオススメできるハイハットです。

【PAiSTe】PST X Swiss HIHATS

沢山の穴の空いた、なんとも変わった形のハイハット。

沢山穴が空いている分サスティーンがかなり短く、「カシュッ」というドライなサウンドが特徴。

トップには他のシンバルと同様にブロンズが使われていますが、ボトムシンバルはブラス材が使われています。

パーカッシブな音がすることから、テクノ系の音楽に似合いそうなサウンドに仕上がっています。

PAiSTeのPSTシリーズは比較的安価な傾向にあり、初心者にもサブのハイハットとしてオススメできる商品です。

【PAiSTe】Combo Crisp HIHATS

ハイハットワークといえば名前が必ず挙がるThe Policeのドラマー、ステュアート・コープラント氏とのコラボで完成したハイハット。

12インチと小口径なため音量は小さめですが、その分扱いやすくて音も明るめでキレも出しやすいです。

小口径のハイハットは思っている以上に小さいので、慣れるまでは時間が必要かもしれません。

しかし、ハイハットの達人とのコラボで実現した本製品の良さが分かると、小口径のハイハットにした意味が理解できるのでぜひ一度は試して欲しい商品です。

12インチなので、少し安めな点もおすすめポイントです。

【小出】Cadence series HIHATS

シンバルは海外メーカーが主流ですが、近年存在感を放っているのが日本のメーカーである小出です。

シートシンバルである808シリーズに独特のハンマリングを加えたのがこのCadenceシリーズ。

ハンマリングを加えたことで落ち着いたサウンドで深みを与えながらも独特な存在感を放つ音色となります。

シンバルの厚さも3種類用意されており、自分でボトムとトップの組み合わせを選べる点も幅広いニーズに対応しており良い点となっています。

あまり聞き馴染みのないメーカーですが、品質は確かですので是非一度試してみると良いでしょう。

【MEINL】Byzance Extra Dry HIHATS

ドイツのシンバルメーカーMEINLのハイハットは、渋みのある音で定評がありながらも、近年大音量を要するメタルドラマーなどに人気。

表面にレイジング加工を施さず、ハンマード加工だけを施した一風変わった見た目が目を惹きます。

薄めのシンバルという特徴に加え、レイジング加工がない分、表面積が少なくなっています。

その分響きが抑えられたダークめのサウンドになり、さらにハンマード加工が独特の音色を生み出して、唯一無二のサウンドを作り上げているのです。

エレクトロやR&Bなどで使うとかなりの効果を発揮するシンバルと見受けられますので、普通のシンバルでは物足りなく「近年流行りのサウンドを生音でも表現したい」という方におすすめです。

【istanbul Agop】Custom Series Turk HIHATS

ジャズドラマー御用達のシンバル界の高嶺の花的存在のistanbulのハイハット。

シンバル磨きを一切加えないことで素材本来の味を活かしたシンバルであり、ダークめでありながらもどこかヤンチャ味を感じさせる音色です。

とはいえ、倍音を制御しない特徴からか程よく高音や音量感もあり、キレも出し易くそこまで癖がある訳でもありません。

憧れのメーカーであるistanbulへの入り口として検討する余地のあるおすすめの商品となっています。

ハイハットの使い方(セッティング)

ハイハットスタンドのシンバル受けにボトムのハイハットをセットする。

ハイハットスタンドのセンターシャフトに、ボトムのハイハットの穴を通す形でシンバル受けにハイハットを置きます。

この時、ボトム側にしたいハイハットと、トップ側(上側)のシンバルを逆にセッティングしないように注意しましょう。

トップシンバルとボトムシンバルが逆になるだけで、ハイハットの音はまるで変わってしまうので、もし間違えた場合はセッティング後に自分の狙った音と違う響きになってしまいます。

クラッチ部分にハイハットを挟み込み、センターシャフトに通してセットする

ハイハットスタンドに付属するクラッチで、ハイハットの上側にセットするシンバルを挟み込み、スタンドにセットします。

シンバルを挟み込む際に、シンバルから見て下側のナットを限界まで回し、その後に上側のナットを締める形が1番効率が良いでしょう。

そのようにする理由は、クラッチの下側のナットが緩んでしまい、トップシンバルがクラッチから外れて落ちてしまうというトラブルを防ぐため。

上側のナットの締め具合は音色にも若干影響するところではありますので、締めすぎには注意が必要です。

左足の踏み込み具合でハイハットの上げ幅を調整する

ハイハットスタンドのペダルを踏み込みながら、2枚のシンバルの開け幅を調整します。

一般的にシンバルの間隔を開ければ開けるほど、扱いは難しいですが、表現力豊かな演奏に向いている側面があります。

1枚のシンバルで演奏できるような叩き方も可能になるということと、踏み具合が広くなればなるほど多彩な音色を作れるからです。

初心者の方はまず人差し指一本分くらいの隙間から始めて、自分のちょうどいい開け具合を見付けると良いでしょう。

ハイハットの音作りは?

ハイハットの音作りにおいて、叩き方による音の作り方と、シンバル自体への加工の2種類の作り方を説明します。

叩き方編

スティックのショルダー部分でエッジを叩く

シンバルの端の部分であるエッジは主にスティックのショルダーと呼ばれる太くなっている部分で叩きます。

スティックのチップ部分から中央部付近に向かって段々と太くなっているというのがスティックの基本構造ですが、太い部分で叩くほど音は大きくなり、細い部分で叩くほど繊細な音になります。

例えば、ハイハットを閉めた状態でショルダー部分で叩けばザクザクとしたアクセントの効いた8ビートの演奏ができます。

ハイハットをオープンにしてバンド全体でカウントを取る時や、オープンクローズさせる時もショルダー部分を使うことでより目立った音を放つので、メリハリの効いた演奏が可能になります。

チップの部分でボウを叩く

シンバルの端からカップ付近までをボウといいます。

ボウは、太いショルダー部分で演奏するのはテクニックがいるので、基本的にはチップを当てて叩きます。

ボウは大変広い面積を持つため、どの辺りを叩くかというだけでも音色は変化します。

自分がイメージしている音が出る場所を探して、なるべくそこで叩くのが良いでしょう。

具体的な音は「チッチッ」というハイハットの音色をイメージする時に浮かべる音が鳴ります。

例えば16ビートなんかをエッジで叩くと音が攻撃的になりすぎるので、ボウをチップで叩いてあげることでよりバランスの良いビートを叩けるでしょう。

左足の踏み込み具合を変える

ハイハットは主に、クローズ・オープン・ハーフオープンの3つで音色を分けられることが多いです。

例えば、同じクローズ状態でも左足を強く踏み込めば硬質な音になり、やや緩く踏み込むと少しだけ浮遊感のでるクローズハイハットの音になります。

ハイハットの音色を決めるのはシンバルだけでなく、叩き方はもちろん踏み込み具合によっても変わるので、曲に合った形で音を出しながら演奏していくことが大切です。

ハイハット自体への加工・ミュート材の使用他編

ハイハットを挟み込むフェルト材の交換

ハイハットを挟み込むクラッチには、シンバルの保護のためにフェルトがついていることが多いですが、これを交換するだけでも音に変化があります。

例えばゴム材のようなものに交換すると、シンバルとの接触面が減り、それだけシンバルの音がミュートされずに本来の鳴りを活かすことができます。

他にもポリウレタンを使ったYAMAHA製のCYMPADなどがありますので、ニッチな部分になりますが、是非とも試して頂きたいです。

ミュート材などの使用

シンバル自体にミュート材を取り付けることでサスティーンを抑え、音をくっきりとさせる音作りの方法もあります。

一般的なミュート剤は下記になります。

  1. 養成テープ(ガムテープ)
  2. ジェルミート
  3. シンバルシズラー

養生テープやガムテープを裏面などに貼付すると、テープがシンバルの振動を抑えてくれます。

ちなみに、後々剥がすことを考えるとガムテープを使用するとシンバルに跡が残る可能性が高いので、養生テープがおすすめです。

ドラムセットの太鼓類に施すミュートと同じように、ジェルミュートを貼付すればテープよりもしっかりと振動を抑えてより音の輪郭が出てくるでしょう。

そして、シンバル類の独特なミュートの施し方として紐をシンバルの上に垂らして置く方法もあります。

シンバルを鳴らした後に紐がシンバルに触れ、その紐がサスティーンを抑えてくれることがあるのです。

シンバルシズラーというチェーンのような商品もあるのですが、シンバルシズラーを取り付けると叩いた後に鳴りを抑えるだけでなく、「シャラシャラ」という追加の音の効果を得られることもあります。

シンバルに空気穴を開けるなどの直接加工

穴あきシンバルをハイハットに使用することで、音色はグンと変わります。

シンバルの音色が空気と共に音が漏れ、歯切れの良いサウンドに一役買うことが可能であるためです。

また、穴を開けるだけでなく、空気を逃すためにガッツリと切断してしまうという大胆な方法もあります。

元々穴が空いている商品等もありますが、どうやって加工をするのかといえば、金属加工になるので自分で業者へ頼むことが一般的でしょう。

初心者の方にはハードルが高いですし、自分のシンバルに穴を開けるなんてなかなか踏ん切りが付かないと思いますが、興味のある方は一度試して見ると、その音の抜けの良さやドライ感が病みつきになることでしょう。

まとめ

ハイハットに限らず、シンバルは叩き方一つで多種多様な音色を奏でてくれます。

ハイハットはそれに加えて2枚のシンバルをフットペダルで扱う側面がある特性上、音色も無限につくることができるのです。

ハイハットを選ぶ上でコスパも勿論大事ですが、「このハイハットと共にドラマーとして成長したい」と思えるものを納得いくまで探して購入することが大切です。

自分好みのハイハットを選び、とことん使い倒すことで表現力の高いドラマーへと近づくことも可能になります。

そして、自分のハイハットで演奏していくうちに、ハイハットもよりあなた好みの音になり、ハイハットもあなたを育ててくれて相乗効果を生み出す…。

そんな素敵な側面がハイハットにはあることをぜひ頭に留めておいて、ハイハット選びをしてもらえたら幸いです。

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