ドラムをはじめるのに欠かせないドラムスティック。
いざ買おうと実際に調べてみると種類が多く、価格帯もバラつきがありどれを買っていいか困ってしまいますよね。
さらに横文字表記が多くてよくわからないことも。
今回はこれから始める初心者、特に女性ドラマーにフォーカスしたドラムスティックの選び方や知識を紹介していきますので参考にしてみてください。
女性ドラマー向けドラムスティックとは

最初に、女性専用規格のドラムスティックというものはありません。
しかし、男性と比較すると女性の方が手が小さくて力が弱い傾向にあるため「軽め・短め・丈夫」なドラムスティックの方が女性ドラマーに扱いやすい商品であるといえます。
また、ドラムスティックは消耗品なので、高すぎないスティックを選ぶことも大事なポイントの1つ。
変に力が入って折りがちな初心者ドラマの間は、高価すぎるドラムスティックは避けた方が無難です。
色々試行錯誤してお気に入りを見つけることが、ドラムスティック選びの醍醐味のひとつです。
女性ドラマー向けドラムスティックを使うメリット
扱いやすい
女性ドラマーがスティックを選ぶ際になにより意識してほしいのは、「扱いやすいこと」です。
恐らく初心者の間は、まだドラムに必要な手の筋肉が少ないため、極端に重くて長いものを使用すると思うように扱えないでしょう。
必要な筋肉は練習していくうちについていくので、無理なくはじめる事が大切です。
ドラムを叩き続けていくうちに音量や迫力が欲しくなるかもしれませんので、その時期がきたら少し重いものや長いものにチャレンジしていきましょう。
高価すぎない
ドラムスティックは、叩いているうちに折れてしまう消耗品です。
全員に当てはまるわけではないですが、初心者の間は脱力して叩くことに慣れておらず、力んで叩いてスティックが折れることが多くなるかもしれません。
そのことから、最初は高価なドラムスティックよりも、消耗品と割り切ってダースセットのような複数で売っているお買い得なものを選びましょう。
1セット2,000円前後の値段がするドラムスティックが何本も折れると、出費が増えてしまいます。
女性ドラマー向けドラムスティックを使うデメリット
音が小さい
軽くて短いドラムスティックを使用すると、どうしても音が小さくなってしまいます。
演奏するジャンルにもよりますが、スタジオなどでほかの楽器と合わせた際に音が埋もれてしまいがちなので、極端に軽くて短いのはおすすめしません。
女性ドラマーに「軽め・短め」をおすすめする理由は、初心者のうちにある程度なれるためのものと考えておきましょう。
後ほど紹介していますが、標準サイズである「5A」のスティックで演奏できることを目指しましょう。
手に合わない
上記の通り、人それぞれ手の大きさや筋力が違います。
細すぎると感じたら一回り太いドラムスティックを選びましょう。
またドラムスティックにはラッカー塗装がされているものと、されていないナチュラルなものがあります。
手の肌質や、手汗の量も人によって違います。
ラッカー塗装の有無についても好みが分かれるため、最初のドラムスティック選びはさまざまなドラムスティックを試してみるのがおすすめです。
女性ドラマー向けドラムスティックの選び方

女性向けドラムスティックの選び方は、下記を参考にしてください。
- 材質
- サイズ
- チップの形状
材質
ドラムスティックの材質は大きく分けて「ヒッコリー」「オーク」「メイプル」の3種類。
- ヒッコリー:初心者におすすめ。ほとんどのドラムスティックがヒッコリーなのでお気に入りも見つけやすい。
- オーク:重めのドラムスティック。パワフルな音を出したい人におすすめ。
- メイプル:柔らかめで折れやすい傾向。ジャズなどの繊細に叩くドラムをする際に使用することが多い。
サイズ
女性ドラマーや初心者ドラマーにおすすめは「5A」のどのジャンルでも扱えるオールラウンドなサイズ。
それでも重いと感じるようなら「5A」よりも細くて軽い仕様の「7A」を選びましょう。
また「5A」より少し太くて長めの「5B」というサイズもあります。
他にもサイズの種類がありますが、最初の内は「5A」「7A」「5B」この3つから選ぶのがおすすめです。
チップの形状
迷ったら「丸形」のチップがおすすめです。
打面が均一になるため、音のムラが少ない傾向にあります。
他に「角型」「ティアドロップ型」「三角型」などありますが、叩く位置によって打面が違うので丸形よりも扱いが難しくなります。
初心者の女性ドラマー向けのドラムスティックおすすめ10選
VIC FIRTHAMERICAN CLASSIC(VIC-5A)
世界的に最もポピュラーなドラムスティックの1つで、王道のドラムスティックです。
スティック選びの際は、こちらのVIC-A5のスティックを基準にして、自分にあった重さや長さなどを検討するとよいでしょう。
女性ドラマー、特に初心者の方は定番サイズのスティックを知っておくのもいいでしょう。
ジャンル問わず、さまざまな場面で活躍できるオールラウンダーなので、迷ったらとりあえずこの商品をおすすめします。
Pearlパールドラムスティック(110HC)
Pearlはドラムで有名なメーカーの一つです。
その中でも定番で人気のあるスティックで、日本ではPearl110シリーズを基準にしているドラマーも数多くいます。
1つ目にご紹介したVIC FIRTHとの違いは、若干短いのが特徴です。
その分女性や、初心者の方にも扱いやすくおすすめできます。
Pearlの110HCもジャンル問わず活躍できることが期待できます。
Pearlパールドラムスティック(110AC)
Pearlの110HCの材質違いでオークが使用されているドラムスティックです。
長さはヒッコリーと変わらないですが、重さは約5g重くなっているため、その分固くて耐久面で優れているといえます。
ですから、アタック音を大きくしたい女性ドラマーにメリットがあり、値段もヒッコリーよりお手頃な価格になっております。
Pearlパールドラムスティック(110MC)
続けてメイプルを使用したスティックPearlの110MCは、軽いスティックを探している女性ドラマーにおすすめです。
規格は長さはヒッコリーと一緒ですが、重さはヒッコリーより少し軽くなっています。
他の材質に比べて柔らかくなっており、どちらかというとジャズなどの繊細な演奏向け。
3つ続けてPearl110シリーズを紹介しましたが、Pearlの110MCはコストパフォーマンスに優れているため特におすすめです。
PROMARKドラムスティックヒッコリーActive Grip Clear Classic(7A TX7AW-AGC)
PROMARKのドラムスティックも、世界的に有名なドラムスティックメーカーで、木材にこだわりを持ってつくられています。
サイズ規格は「7A」に該当し、いわゆる短め・細めとなっています。
PROMARKのドラムスティック特長は、手の熱に反応してグリップが増すActive Gripという仕様であることなのですが、これにより手からすっぽ抜けることが軽減できることができます。
しっかり手にフィットすることにより、スティックコントロールがしやすくなるため、女性ドラマーや初心者ドラマーの方におすすめです。
TAMAYOSHIKI/X JAPAN シグネチャー・ドラムスティック マティロ・ブラック(H-YKM)
TAMAは星野楽器が手掛けるブランドで日本のメーカーで、その中でもH-YKMは、ドラマーならば誰もが知っている有名なYOSHIKIモデルとなっています。
見た目がスタイリッシュなので、気に入る方もいる方も多いでしょう。
サイズは5Aとなっておりますがコントロール性を重視した設計なので、短めのスティック・細めのグリップを探している女性ドラマーの手にフィットしやすいことでしょう。
TAMAは日本で有名なドラマーモデルの商品が多数あり、見た目も個性的なドラムスティックが多いため、あなたの好きなドラマーがいないかチェックしても面白いかもしれません。
YAMAHAドラムスティック (YCSR3)
ピアノで有名なYAMAHAのスティックで、YCSR3はマルチに使えるドラムスティックとなっております。
5Aの長さはそのままにして若干細めになっているので、グリップの太さが5Aでは大きいと感じている女性ドラマーに一度試してほしい製品です。
使い勝手もいいので、1セット持っていても損はしないドラムスティックです。
まとめ
今回は、女性ドラマーや初心者ドラマーにおすすめのドラムスティックをご紹介したかったので、5Aサイズが中心になりました。
今後、ドラムを叩いていく上で、5Aのドラムスティックに慣れてきたら5Bなど太めの商品にもチャレンジして、パワフルに叩いてみるのも楽しいでしょう。
お気に入りのドラムスティックや、手にフィットするドラムスティックがみつかると、ますますドラムライフが楽しくなりますよ!

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