エフェクターに貼るマジックテープおすすめ10選!貼り方から剥がし方まで徹底解説!

昨今、小型で高性能のマルチエフェクターが多く販売されており、スタジオやライブハウスにも気軽に持ち込めることからその需要も高まっています。

小型化することで足元のボードも軽量化されますが、中には大量のコンパクトエフェクターをボードいっぱいに並べたいギタリストやベーシストも少なくないでしょう。

そんなエフェクターを固定するのに必要なマジックテープですが、しっかりしたものを選ばないと持ち運びや組み換えの際にいろいろと都合が悪くなります。

そこで今回はエフェクターに貼るマジックテープのおすすめ10選をご紹介し、貼り方から剥がし方まで徹底解説していきます。

目次

エフェクターに貼るマジックテープとは

エフェクターに貼るマジックテープとは、エフェクターをボードに固定するために必要なテープのこと。

配置の変更なども容易にできることから、エフェクターの固定にはマジックテープを用いることが一般的です。

マジックテープにはオスとメスが存在しており、基本的にはエフェクター側にオスを貼り付け、ボード側にメス側を貼り付けることで固定します。

また、エフェクターボードによっては最初からメス側のマジックテープが敷かれているものもあるので、その場合オス側だけを購入すれば費用を抑えられる場合があります。

エフェクターマジックテープにこだわるメリット

エフェクターへのダメージを抑えられる

マジックテープはエフェクターに直接貼り付ける形になりますが、その場合マジックテープによっては粘着力が強力で剥がしづらかったり、剥がせたとしても糊が残る場合があります。

一方、マジックテープによっては剥がす際に糊が残りづらい商品もあるため、エフェクターを綺麗に保ちたい方は剥がしやすく、残りづらいマジックテープがおすすめです。

配置換えがしやすい

マジックテープは粘着力だけでなく、オスメス側(ファスナー面)の強度も商品によってさまざま。

一度設置してしまうと非常に強い力でないと外せないものもあれば、比較的簡単に外せるものもあります。

気に入ったエフェクターをしばらく固定で使用する場合は強力な方を、頻繁にエフェクターを交代させる場合は少ない力で外せる方と、それぞれニーズにあったものを選択することができます。

エフェクターマジックテープを使用する際の注意点

マジックテープを使用することが一般的ではありますが、使用する際は注意が必要です。

前述したとおりエフェクターに直接マジックテープを貼ることから、マジックテープの粘着力によってはエフェクターから剥がす際に糊が残ってしまう場合があります。

再度マジックテープを貼りなおすのであれば、そこまで大きな問題にはなりませんが、不要になって中古として売りたい場合は査定に響いてしまう可能性があります。

また、シリアルナンバーが印字されたステッカーなどに被せて貼ってしまうことで、ナンバーが隠れて見えなくなってしまい、こちらも売るときに値段がつきにくいため注意が必要です。

エフェクターにマジックテープ貼りたくない人はどうしたらいい?

ここまでマジックテープについて解説してきましたが、どうしてもエフェクター本体にマジックテープを貼りたくない方もいらっしゃることでしょう。

そんな方におすすめな商品や方法を解説します。

クランプタイプのボードを使う

クランプタイプのボードとは従来の板型のエフェクターボードとは異なり、エフェクターを専用のパーツで両側から挟んで止める仕様になっています。

左右合計4か所を挟めることで基本的にはしっかり固定されるため、マジックテープを貼りたくない方にはうってつけです。

注意点としては本体が基本は金属製で作られているため、通常の板型のボードに比べると重量があるので持ち運びには注意が必要です。

現在クランプタイプのボードの中でも広く普及しているGuitto社製のボードです。

エフェクターの固定はもちろんのこと、裏面にパワーサプライを設置するスペースが設けられていたりと、細かいところまで配慮がされています。

また、ボードの他にも持ち運び用のバッグが同梱されている点もおすすめできるポイントになっています。

エフェクターとマジックテープの間にプラ板を挟む

エフェクターとマジックテープの間にプラ板を挟むこともおすすめです。

プラバンを適当なサイズに切り出し、片面に剥がせるタイプの両面テープを貼り、反対側にマジックテープを貼ります。

これによりマジックテープを直接エフェクターに貼り付ける必要が無いため、剝がしやすかったり、ノリが残りづらくなります。

ただ、もちろんですがマジックテープよりは接着力が弱いためボード事態を激しく動かしたりするとエフェクターが外れてしまう場合もあるので気を付ける必要があります。

間に挟むものということでそこまで細かいこだわりは必要としませんが、エフェクターを取り外すことを考慮して、厚みは1mm以上のものがおすすめです。

タミヤ社製のものであれば、ホームセンターからおもちゃ屋など、様々なところで手に入るため、いきなり入手が困難になるといった可能性も低いでしょう。

エフェクターマジックテープの選び方

形状

マジックテープと言えば3~5cm程度のものがm単位で販売されていることが以前は一般的です。

しかし昨今ではエフェクター向けのマジックテープを販売しているメーカーも多く、定番のエフェクターに併せて既にカットされた状態のものもあります。

そのため、自分が持っているエフェクターに併せて使いやすい方を選ぶことになります。

糊が残りづらい

エフェクターからマジックテープを剥がす際に糊が残りづらいかどうかも大事になってきます。

糊が残ってしまうとエフェクター自体が汚れてしまい、取り除くのにもかなりの労力を使う可能性があります。

マジックテープによっては糊が残りづらいことを売りにしている商品もあるため、エフェクターへの影響を少しでも抑えたい場合は、これを基準に選ぶことがおすすめです。

ファスナー面の強度

エフェクターボードである以上、自宅だけでなく外に持ち出す人も多いと思います。

その際ファスナー面の強度が弱いと移動中にエフェクターがずれたり、外れてしまうとエフェクターが傷ついたり、最悪の場合は破損する可能性もあります。

また、エフェクターだけでなくパッチケーブルの断線なども招いてしまう場合もあるため、極端にファスナー面の強度が弱い商品は注意が必要です。

エフェクターマジックテープおすすめ10選

ドリームコーポレーション強力タイプ面ファスナー 黒ブラック幅50mm×3Mオス単品裏糊付

かなり強力なタイプのマジックテープとなっていて、一度つけると余程のことが無い限りずれることはないです。

幅も25mmと50mmから選ぶことができるため、使用しているエフェクターのサイズや重さに応じて使い分けることができるのも魅力。

また、接着面もかなり強力ではありますが、剥がす際糊が残りづらいのも人気の理由です。

One Control 面ファスナー HOOK&LOOP 1m HOOK 

小型のエフェクターやアンプなどでも有名なOne Control社が販売しているマジックテープです。

エフェクターを取り扱っている会社なだけあって、接着力が強すぎず弱すぎずちょうど良い感じになっています。

また、1m単位の値段も比較的に手軽なため、特にこだわりが無ければ一度試してみる価値はあります。

One Control Pit Hook BI (PH-BI)

こちらもOne Control社が販売しているマジックテープです。

大きな特徴としては、国産エフェクターの定番であるBOSS社製のコンパクトエフェクターに合わせて作られている点です。

ぱっと見た感じでは面積も少ないため不安になるかもしれませんが、固定力については十分でしょう。

One Control Pit Hook MX(PH-MX)

先ほどBOSS社製のエフェクターの向けの商品を紹介しましたが、こちらは世界的にも有名なMXR社製のエフェクターに合わせたものとなっています。

また、真ん中の部分だけを切り取れば、One Control社製のコンパクトエフェクターのサイズにぴったりとなっているため、汎用性が高いです。

TRIAL PEDAL LOCK TAPE

従来のマジックテープとは異なる方法で接着されるタイプのマジックテープです。

キノコ状の突起が互いにかみ合うことで接着されるのですが、その強度は通常のマジックテープの5倍となっています。

そこまで強力であるにも関わらず、剥がす際には決まった方向に引っ張ることで簡単に外すことが出来ます。

両面接合タイプでオスメスの区別もありません。

Bonding Solutions Pedal Board Tape

こちらも先ほどと同様、キノコ状になっているタイプのマジックテープ。

接着力が強力なため、通常のコンパクトエフェクター程度のサイズであれば数cm貼るだけでもしっかり固定できます。

1mあたりの値段は通常のマジックテープに比べると多少高いですが、その分少なくて済むのでコスパも良いです。

MoonEmbassyPedal Mounting Tape

こちらは通常のマジックテープにはなりますが、同社から販売されているすのこタイプのエフェクターボードに合わせたサイズ。

1mあたりのコスパも良いので、もし一からエフェクターボードを組もうと考えている方は、ボードとセットで導入してみるのもおすすめです。

MUSIC WORKSFX-TAPE

こちらはMUSIC WORKS社が販売している、ボードとバッグがセットになったバッグンボードという商品に同梱されているマジックテープ。

マジックテープとしてそこまで大きな特徴は無いものの、持ち運びの良いバッグと使い勝手の良いボードに劣らない評価を受けています。

こちらも一からエフェクターボードを組みたい方は候補の一つにしても良いでしょう。

VelcroHook and Loop Fastener(VT-1H)

こちらはハイクオリティな国産エフェクターを販売しているFree The Tone社がVelcro社に特別な仕様でオーダーしたものになります。

Free The Tone社は複数の有名ギタリストのテックを担当しているため、そのクオリティについては間違いなしです。

キョーリツコーポレーションMT-HOOK

数多くの音楽機材を取り扱っているキョーリツコーポレーションが販売しているマジックテープ。

エフェクタボードの材質に適した粘着剤を使用していることが特徴で、温度にも耐久性があります。

国産で耐久性もしっかりしているため、こちらもとりあえず迷ったら導入してみても良いでしょう。

エフェクターマジックテープの使い方

エフェクターのサイズにカット

まず、マジックテープを貼り付けるエフェクターのサイズに合わせてカットします。

この際、極力ステッカーやネジなどを避けるような形でカットするのがおすすめ。

使用するマジックテープのファスナー面の強度がある場合は、小さめにカットしたものを4箇所程度に貼り付けるイメージでも問題ないです。

ゴム足を外す

エフェクターによっては底にゴム足が取り付けられていて、高さが出るようになっているものもあります。

直接ゴム足にマジックテープを貼ってもよいですが、ゴムの場合粘着力が弱くなる場合があるため、外せるのであれば外したほうが安心です。

エフェクターに貼り付けられているものもあれば、ねじ止めされているものもあります。

貼り付け面を綺麗にする

購入した直後のエフェクターであればそこまで気にしなくても問題ありませんが、マジックテープを貼り付ける場所が汚れている場合は一度綺麗にしておくほうが無難です。

埃が付いている程度であれば布で乾拭きする程度でいいですが、汚れがひどい場合はシール剥がしなどを使ってしっかり汚れを落とします。

汚れを取っておかないと粘着力が弱くなったり、逆にマジックテープを剥がす際汚れやすくなる場合があります。

エフェクターに貼り付ける

ここまで準備が出来たら、後はマジックテープをエフェクターに貼るだけです。

特にこれといった注意点はないですが、極力貼り直しはしないで済むほうがいいでしょう。

また、貼り付ける際に気温が低いと粘着力が低くなってしまう場合もあるので、その場合はヒーターやなどある程度室温を上げてから貼ることをおすすめします。

エフェクターのマジックテープの剥がし方

次に、エフェクターのマジックテープの剥がし方について解説していきます。

エフェクターに貼りつけたマジックテープを剥がす際のおすすめの方法は、ドライヤーを用いる方法。

まず、触るとちょっと熱いくらいまでエフェクターをドライヤーで温めた後、マジックテープの端をつまんでゆっくり剥がします。

この際テープを手前に引っ張るような感じで剥がしていくと、糊が残りづらいです。

剥がした後に糊が付いてしまっている場合は、消しゴムでこすると落とすことができます。

シール剥がしを使ったり中性洗剤を用いる方法もありますが、対象がエフェクターである以上水分は厳禁ですので、避けた方が無難です。

エフェクターマジックテープの代用品は?

両面テープ

マジックテープの代わりに両面テープでエフェクターを固定することもできまし。

通常の両面テープではなく、外装用などであれば接着面も強力なのでマジックテープと同じくらいしっかりとエフェクターを固定することが可能。

しかし、名前のとおり両面とも糊での接着となるためマジックテープのように気軽に配置換えをおこなうことは難しいです。

また、エフェクターボードもファスナーやレザータイプではないものを選ぶ必要があるため、選択肢も狭まります。

両面テープといえば定番となっている、3M社製の商品です。

かなり強力に接着されるため、多少重量があるエフェクターでもしっかりと固定することが出来ます。

また、協力ではあるものの付属のツールを使うことで綺麗に剥がすことができるため、エフェクターへの糊残りもかなり抑えられます。

ウレタンマット

低反発なウレタンマットを加工し、その中にエフェクターを埋めるように配置することで、ウレタンの圧力によりエフェクターを固定することも可能です。

マジックテープを使わないためエフェクターが汚れる心配などはないですが、その分固定力は低めになってしまいます。

そのため、ウレタンマットを用いる際は単体ではなくマジックテープなどと併用することでエフェクターへのダメージは抑えられるでしょう。

ホーザン社製のウレタンマットは加工もしやすく、ボードにも合わせやすいサイズ展開がされていることからとても使い勝手が良いです。

また、同社から販売されている硬質タイプのシートはエフェクターの下に敷くことでずれを抑えることもできるので、紹介したウレタンマットとの併用がおすすめです。

まとめ

エフェクターボードのエフェクターはライブ中など、結構な勢いで踏むことが多いため、しっかり固定できていないと思わぬトラブルのもとになります。

エフェクターボードを組むには欠かすことができないマジックテープですが、この記事で紹介した商品を参考にし、自分のニーズにあったものを探してみましょう。

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