習い事でエレクトーン教室に通っているお子さんも、多いのではないでしょうか。
教室でレッスンをしているとき、習い始めは両手の鍵盤のみ使いますが、ベースのペダルを使うようになると、身長が低いお子さんは足が届かず立って演奏している状態になりますよね。
そんな状況の時は、エレクトーン用補助ペダルPK-2を使うことで、子どもでも座って演奏することができるようになり、お子さんの負担も軽くなります。
エレクトーン用補助ペダルとはどのようなものかご紹介しながら、右足で使うエクスプレッションペダルの、手作り方法もご紹介していくので参考にしてください。
エレクトーン用補助ペダルとは?
エレクトーン用補助ペダルとは、身長が低いお子さんが演奏をする際に、ベースペダルに足が届かないときに使用するもの。
ベースのペダルを使うために立って演奏するお子さんもおりますが、お子さんの負担を無くすためにも、補助ペダルは必要になってきます。
エレクトーン用補助ペダルの種類
エレクトーン用補助ペダルは、下記の2つのものがあります。
- ベース鍵盤用の補助ペダル
- エクスプレッションペダル
ベース鍵盤用の補助ペダルは音階を弾くもので、エクスプレッションペダルは音量の上げ下げなどを調節するものです。
それぞれについてご説明していきます。
ベース鍵盤用の補助ペダル
ベース鍵盤用の補助ペダルは、身長の低いお子さんでも、座って左足でベースを演奏するために利用する補助ペダル。
ヤマハエレクトーン用補助ペダルPK-2という商品が、エレクトーン用補助ペダルとして唯一販売されているものになります。
補助ペダルを使わないで演奏する場合は、エレクトーン本体の左手鍵盤を弾くと同時にベースもでるような設定でおこないます。
または、リズムと一緒にベース音だけ録音して演奏をする形もありますが、自分で弾くことが好ましく、練習の成果も上がっていくことでしょう。
ベース鍵盤の補助ペダルは、小さな子どもが座りながらベース演奏するために必須なのです。
エクスプレッションペダル
エクスプレッションペダルは右足で音量の上げ下さげを調節をすることができます。
左右にあるフットスイッチでは、音の変化をもたらすために使うもの。
ベース鍵盤用の補助ペダルと、エクスプレッションペダルの補助も同時に使うことで、音楽の表現が磨かれていきます。
エレクトーン用補助ペダルを使うメリット
エレクトーン用補助ペダルを使うメリットは、練習するときやコンサート・発表会などの場で、身長が低く足の届かないお子さんでも座ってベースを弾くことできることです。
今まで立って演奏していたお子さんも、エレクトーン鍵盤用補助ペダルを使うことで、右足の音量の上げ下げをつけるエクスプレッションペダルの補助も使うことができます。
エレクトーン用補助エクスプレッションペダルを使うことによって、演奏の表現ができるようになり、より高度な演奏が可能になります。
エレクトーン用補助ペダルを使うデメリット
エレクトーン用補助ペダルを使うデメリットは、カタカタと音が気になったり、短いければ2~3年しか使わない子もでてきてしまうことでしょう。
補助ペダルを使う年数には個人差がありますが、小学校低学年3年生か4年生ぐらいまでだと考えとくとよいでしょう。
そして教室の先生方によると、100%必要ではないかと言われています。
エレクトーン用補助ペダルの特徴
高さの調節ができる
エレクトーン用補助ペダルは、高さ調節が可能です。
PK-2製品がELS、ELBシリーズのエレクトーンに適しており、ベース鍵盤にのせて使います。
ELBシリーズの場合はベース本体にのせるだけで、あとはアジャスターで高さの調節で完成です。
ELS-02、ELS-01,シリーズを使う場合は、身長に合わせて調節するための、別に売っているアダプターボルトを使います。
ELS・ELBシリーズ専用補助ペダル
現在ELS、ELBシリーズのエレクトーンが主流なので、お使いのエレクトーンに補助ペダルが合っているか確認が必要です。
始めたばかりのお子さんですと、ELBシリーズを使っていると思いますが、どちらも使うことができます。
教室などではELSシリーズが多く、エレクトーン補助ベース鍵盤は、PK-2製品が使われています。
エレクトーン用補助ペダルPK-2について
【ヤマハ】エレクトーン用補助ペダル(PK2)
ELシリーズをお持ちの方は、自分で設置できるので調節が必要ないお子さんは、簡単にかぶせるように置くだけで演奏が可能。
ただし ELS-02/02Cまたは、ELS=01Cで高さ調節をするときは、別売りのアダプターボルトが必要になります。
「補助ペダルは、年長さんから小学生低学年のあいだぐらい身長にもよりますが、エレクトーンを習う為には必須」と考えられている親御さんが多いようです。
エレクトーン用補助エクスプレッションペダルについて
エクスプレッションペダルは、右足で音量の上げ下げをつけることができ、左右のフットスイッチで音の変化をつけることができます。
右側(ライト)のフットスイッチは両手鍵盤の間にあるレジストボタンを、1から順番に変える機能があり音色の変化ができます。
左側(レフト)のフットスイッチはトレモロのように音にうねりを付けたりするこができ、設定によっては他の変化を付けることが可能です。
エレクトーン用補助ペダルの使い方
エレクトーン補助ペダル鍵盤PK2の使い方は、エレクトーン本体のベース鍵盤の上にのせます。
エレクトーン本体のベース鍵盤に補助ペダルがハマるようにセットし、アジャスターやアダプターボルトを調整してペダルの高さを決めます。
きちんとハメ込まないとカタカタと音が気になるので、注意が必要。
左外側からドレミファソラシドレミファソの1オクターブ半の音階が付いています。
古い型のエレクトーン用補助ペダル(PK1)は1オクターブだけでしたが、1オクターブ半ありますと、音域が広がり演奏にも効果があります。
EXPペダルの手作り方法
EXP(エクスプレッションペダル)を手作りのものを使って演奏しているお子さんもいます。
作り方は下記のようです。
- 100均などで売っている、発砲スチロールで出来ているヨガ用ブロックを、EXPペダルの幅にカット
- お子さんの身長に合わせ、足の届く高さになるようブロックを重ねて調整
- 高さが決定しましたら、ガムテープで仮に止める
- エレクトーン本体に取り付けるため用に、黒い平ゴムをブロックにつけて重ねたブロックを止めるような形にする
- ステージなどで使うときは、黒のテープを巻き目立たないようにするのが好ましいでしょう
発砲スチロールなので軽くて持ち運びができ、発表会などでも使えるのでおすすめです。
まとめ
エレクトーン用補助ペダルは、身長が低くベース鍵盤やエクスプレッションペダルに足が届かない場合に必要であることがわかっていただけたのではないでしょうか。
使う年数が短いことが気になるところですが、エレクトーンのレッスンを長く続けるのであれば補助ペダルは必須です。
お子さんが良いと思えば、エクスプレッションペダルは手作りでも用意してあげるのがいいでしょう。
これから補助ペダルを付けるか考えている方も、お子さんの実力を見て決めることをおすすめします。
最後にもう一つサイドエクスプレッションペダルというものがありますが、これは上級者の演奏上必要になったときに使うものです。
サイドエクスプレッションペダルは、エクスプレッションペダルの左に付いており、演奏上必要になったときに、即座に音域を変えることができるペダルのこと。
ELSシリーズの中で、ELS-01Cなどの型にはもともと装着されていますがあとから装着することもできるものなので必要に応じて利用していきましょう。
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