エレクトーンは、一つの楽器の中から様々な音色やリズムが出せる、楽器の玉手箱といえるでしょう。
上級者になると、エレクトーン一台でオーケストラを再現できたり、ジャズのセッションを繰り広げられたり、ベース(足鍵盤)も使い全身でダイナミックな演奏ができるのも魅力の一つです。
そんなエレクトーンで、かっこいい曲を選ぶポイントや、ステージで弾いたら盛り上がる曲をご紹介しますね。
発表会やコンクールなどの選曲にぜひ参考にしてみてください。
目次
エレクトーンのかっこいい曲の選び方
エレクトーン演奏グレードから選ぶ
エレクトーンの楽譜を見ると「〇級」とグレードによる難易度の目安が書いてあります。
同じ曲でも、リズムの複雑さやベースの動きなどグレードを目安にアレンジしてあるため、難易度が変わるのです。
習って間もない場合は10級や初心者レベルからスタート。
そこから9級、8級…と進むにつれ難しくなり、6級までが学習者レベルになります。
ちなみにグレード6級は、順調に学習してきた方なら小学校高学年~中1で取得できるレベル。
5級以上は指導者レベルになるため、グンと難易度が上がります。
盛り上がる曲から選ぶ
エレクトーンで盛り上がる曲といえば、みんなが知っている曲、映画音楽、アップテンポの曲などが挙げられます。
みんなが知っている曲は、聴いているお客さんも一緒に楽しめますよね。
映画音楽は、映画の壮大なスケール感を出すため、かっこいい曲が多く作られています。
またアップテンポにのせて弾く曲も、お客さんがワクワクし、スリリングさを味わえます。
テンポの勢いにのったままかっこよくエンディングを弾き切れば、盛り上がること間違いないでしょう。
発表会向きの曲から選ぶ
発表会向きの曲というと、広いホールやステージでも聴き映えのする華やかな曲、派手な曲が注目を集めますね。
例えば、フルオーケストラの曲、ラテンやビックバンドなどブラス(金管)楽器が活躍する派手なサウンドの曲はいかがでしょうか。
聴き映えのする曲は、やはり「かっこいい」「弾いてみたい」と思わせてくれます。
またベース(足鍵盤)がテクニカルに動く曲を選び、両足ベースを披露したらお客さんの視線を集めることでしょう。
最近の人気曲から選ぶ
最近よく耳にする話題曲や人気曲は、弾いてみたくなりますね。
例えば、人気アニメのテーマ曲、ドラマや映画の主題歌、人気アーティストのヒットソングなどが挙げられます。
エレクトーンの楽譜では、旬の人気曲を集めた曲集も出ていますよ。
人気曲は、聴いたことがあるため弾けるようになるのも早く、練習するときのモチベーションもアップすることでしょう。
エレクトーンのかっこいい曲おすすめ10選
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングスSTAGEA クラシック 9~8級 Vol.6 華やかに弾ける 超! 定番クラシックより「威風堂々 第1番」他 (978-4636973891)
クラシック曲の中でも、親しみのあるメロディーで愛されている「威風堂々 第1番」。
イギリスの作曲家エルガーにより作られ、第2の国歌とも言われるほど国民にも広く親しまれています。
この曲集は9~8級用にアレンジされているため、小学生のお子さんでもクラシック曲を壮大なサウンドで演奏することができます。
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングスSTAGEA ポピュラー 9~8級 Vol.57 映画&ミュージカル・セレクションより「レイダース・マーチ」他 (978-4636972801)
果敢な冒険の世界を描いた映画音楽「レイダース・マーチ」や、一度聴いたら忘れられない「『ゴジラ』メインタイトル」など。
スケールの大きさを感じさせる映画音楽は、ステージで弾いてもインパクトを与えることでしょう。
かっこいい曲に憧れをもつ男の子にも似合いそうですね。
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングスSTAGEA ディズニー 7~6級 Vol.16 ディズニー・ジャズより「星に願いを」他 (978-4636105896)
ディズニーの美しい名曲「星に願いを」が、迫力満点のビッグバンドスタイルにかっこよくアレンジされています。
他にも「小さな世界」や、ジャズワルツ風にアレンジされた「ふしぎの国のアリス」など、ディズニーの名曲ぞろい。
発表会でお客さんも知っている曲なら、楽しんで聴いてもらえますね。
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングスSTAGEA ポピュラー (7~6級) Vol.79 ラテン&タンゴより「エル・クンバンチェロ」他 (978-4636957068)
ラテンとタンゴの人気曲を集めた曲集で、甲子園の応援歌でおなじみの「エル・クンバンチェロ」は良く知られた名曲です。
他にも「マシュ・ケ・ナダ」や「リベルタンゴ」などリズムがかっこよく、エレクトーンだからこそ映える曲が収録されています。
グレードも7~6級と中級レベルなので、ぜひ発表会などにいかがでしょうか。
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングスHELLO ! STAGEA ELS-02/C/X 7~6級 Vol.4より「決闘~彼こそが海賊」(978-4636956962)
人気映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」より「決闘~彼こそが海賊」メドレー。
オーケストラサウンドが迫力を増し、より本物に近いリアルな音色で演奏できます。
全身でリズムにのって表現するこの曲は、まさにエレクトーンの醍醐味が味わえるでしょう。
発表会やコンクールでも必ず出てくるともいえる、人気の一曲です。
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングスSTAGEA 7~5級 Vol.72 エレクトーンの定番&ザ・ヒット30 (9) より「Tank!」 (978-4636106800)
TVアニメ「カウボーイビバップ』のテーマ曲だった「Tank!」は、1998年当時アニメソングとしては異質の存在でした。
子供ウケを狙った要素は一切なく、ハードでスリリングなジャズナンバーは話題を呼びましたが、音楽性の高さは秀逸でした。
また「Tank!」の他、この曲集にはヒット曲からクラシックまで30曲が収録されているため、お得な一冊ともいえるでしょう。
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングスSTAGEA エレクトーンで弾くVol.41 (6~5級) ルパン三世 ベストコレクションより「ルパン三世のテーマ`78」他 (978-4636956979)
ルパン三世のテーマ曲は、スリリングでかっこいい曲が多いですよね。
この曲集はルパン三世の歴代テーマ曲を集めた、ファンにはたまらない一冊です。
どの曲も違うアレンジャーにより、6~5級レベルの弾きやすいものになっています。
発表会など、ステージで映える曲を探している方におすすめです。
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングスSTAGEA ポピュラー 5~3級 Vol.33 吹奏楽作品集~オーケストラ・アレンジより「アルヴァマー序曲」(978-4636956016)
「アルヴァマー序曲」はジェイムズ・バーンズにより作曲された、吹奏楽でも王道といわれる人気曲。
この曲集ではストリングス(弦パート)を加え、厚みのある豪華なアレンジになっています。
躍動感あふれる序奏に始まり、中間部はブラスや木管楽器がメロディーを奏で、美しいハーモニーが全体を包みます。
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングスSTAGEA ポピュラー 5~3級 Vol.117 JAZZで弾きたい! スタジオジブリ・セレクションより「海の見える街」他 (978-4636981193)
スタジオジブリのアニメでおなじみの曲が、かっこいいジャズに生まれ変わった曲集です。
特に、迫力あるビッグバンド風にアレンジされた「海の見える街」や、ラテンジャズ風の「ねこバス」など聴いてみたいですね。
人気の曲ばかりなので、聴いているお客さんにも喜ばれ盛り上がることでしょう。
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングスSTAGEA ポピュラー(5~3級)Vol.93 スタイリッシュ・ベース ~めざせ! 両足ベースの達人より「サテン・ドール~ジャズ・ファンク・バージョン~」他 (978-4636957099)
この曲集は、両足でベースを弾くベースパターンを用いてアレンジされた曲ばかりが5曲。
「サテン・ドール」を始め、かっこいい両足ベースをステージで披露することで、お客さんの視線はベースに釘付けですね。
もちろんベースだけでなく、華やかでかっこいいアレンジになっています。
エレクトーンで難しいけどかっこいい曲
【ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス】STAGEA (5級) ジャズ・ストリーム9 -5級セレクション- ビッグバンド・サウンドより 「シング シング シング」他(978-4636957273 )
この楽譜は、ビッグバンド・ジャズの名曲ばかりを5曲集めており、スタンダードなナンバーながら弾きごたえのあるものばかり。
「シング シング」はジャズの定番曲ですが、一人で弾いているとは思えない多彩なサウンドにアレンジされています。
5級レベルなので、大人の方からコンクールでチャレンジしたいお子さんまでいかがでしょうか。
【ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス】STAGEA 5~3級 Vol.62 窪田宏4 『WORKS1 ~02 New edition~』 (エレクトーンSTAGEA パーソナル・シリーズ)より「5000 Watt Power」(978-4636976717 )
エレクトーンプレイヤーである窪田宏さんのオリジナル曲「5000 Watt Power」。
疾走感あふれる曲中には、リアルなブラスサウンドや、パーカッシヴなオルガンサウンドが散りばめられ、まさにかっこいい一曲。
演奏するには、かなりのテクニックが必要です。
エレクトーンの第一人者ともいえる窪田さんの世界観に、少しでも近づきたい方にいかがでしょうか。
まとめ
エレクトーンは、全身で音楽を感じて弾くことのできる、とても楽しい楽器です。
また様々なジャンルの曲を弾くことで、音楽への理解も深まり、視野を広げてくれる楽器でもあります。
エレクトーンで、あなたのお気に入りの一曲が見つかるお手伝いができたら、嬉しく思います。