「本格的にドラムを練習するために、電子ドラムを購入したい!」
「練習台だけの練習では物足りず、電子ドラムを導入したい!」
電子ドラムそう思っている方はきっと、大変充実したドラムライフを送っていることでしょう。
しかし、電子ドラムを購入しただけでは、電子ドラムの真価を発揮する事が出来ません。
いわば、ゴージャスな練習台が手に入った状態と等しい状態です。
「試しに簡易スピーカーや携帯電話に付属されているイヤホンを使ってみたけど、なんか物足りない・・・。」と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方のために今回は電子ドラム用ヘッドフォンのおすすめ商品をご紹介致します。
一見違いのないように見えるヘッドフォンでも、この記事を読み、その違いを認識する事で、明確な意図を持って購入することが可能に。
選び方からメリットデメリット、お買い得な安い商品から購入価値の高い製品まで丁寧に伝えていきます。
ドラム用ヘッドフォンとは
ドラム用ヘッドフォンと言っても、家電量販店などで市販されているヘッドホンと変わりません。
頭に装着し、両耳をイヤーパッドで覆い、音楽プレイヤーと接続して再生すれば、内蔵スピーカーから音が出る仕組みです。
電子ドラムの場合は、電子ドラムのモジュールに接続することで、ヘッドフォンから電子ドラムの音が聴こえるようになります。
また、ヘッドフォンには普段使い用で、音楽を聴くことが主な目的であるリスニング用と、音の解像度にこだわり、レコーディング現場などで使用されるモニター用があります。
電子ドラムに使用されるヘッドフォンは、好みもありますが基本的にはモニター用が多いというのも特徴です。
ドラム用ヘッドフォンこだわるメリット3選、デメリット2選
メリット3選
音質が良くなる
耳に装着して音を聞く製品として、イヤホンとヘッドフォンがありますが、ヘッドフォンの方が音質に優れている傾向にあります。
これはヘッドフォンの方が物自体が大きく、大口径のスピーカーを搭載出来るためです。
ヘッドフォンにこだわれば音質良く音を聞き取れるため、自分の演奏の解像度が上がります。
例えば生ドラムを叩いた時にはサスティーンが響いて誤魔化されていた部分も、電子ドラムを叩いた時にくっきりと浮かび上がります。
いわば自分の弱点が分かりやすくなるということです。
その結果、自分の演奏によりシビアになれることで、上達を早めることになります。
ヘッドフォン選びにこだわる事で、ドラムまで上手くなるなら、こだわり尽くして購入したいところです。
高い密閉性により集中力を維持できる
ヘッドフォンの種類にもよりますが、基本的に装着すれば耳を覆う形になります。
耳を覆うことで電子ドラム以外の外音を遮断でき、余計な物音に干渉されずに楽器と向き合う事が、ヘッドフォンにこだわることで可能になります。
密閉性があり過ぎると長時間の使用に耐えられない側面もありますが、心地よい密閉具合があれば雑音に惑わされることなく集中して電子ドラムを演奏できます。
雑音によって集中力が途切れたり、外音が電子ドラムの音と混ざってよく分からなくなってしまっては、せっかくの練習が台無しです。
ですのでヘッドフォンにこだわれば、外音に対する悩みは解消され、より集中して練習出来ます。
装着感が良くなる
ヘッドフォンは頭からかぶって耳に装着することが多いですが、激しいプレイをしたら当然ズレてくることもあります。
また、耳に直接触れる製品ですので、感覚が鋭敏な方はヘッドフォンのイヤーパッドの感触が原因でストレスを感じる人もいます。
しかし、ヘッドフォンにこだわることで、それらの問題を解決することが可能です。
しっかりと装着感があるヘッドフォンを選べば、ある程度の激しいプレイにも気にする事なく演奏できます。
また、イヤーマフにこだわるヘッドフォンも多いので、自分の感覚に合ったヘッドフォンをチョイスすることで、ずっと付けていたいと思う感覚になれます。
装着していて不安を感じることのないヘッドフォンは、きっとあなたの集中力を高めてくれるでしょう。
デメリット2選
イヤホンに比べて重い
軽量なヘッドフォンもありますが、製品自体が大きいのでイヤフォンなどと比べるとどうしても重くなります。
価格を抑えながらも音質を良くしたいというこだわりを感じると、どうしても重量などは後回しにされがちです。
そのため、長時間つけていると肩こりや疲労を感じることはデメリットの1つです。
しかし、軽量かつ音質の良いヘッドフォンもたくさんあります。
ヘッドフォン使用のメリットを考えると、重量は大きな問題では無いです。
高価になりやすい
ヘッドフォンを選ぶ際に音質、装着感、重量、密閉感、デザインなど様々なことを考慮するでしょう。
しかし、たくさんのこだわりポイントがあれば当然それだけ値段も高くなる傾向にあります。
最高の1台を見つけても、値段が高すぎて手が出せないということもしばしば。
電子ドラム用のヘッドフォンを選ぶ際に、自分が何を重視するのか決めておくことが大切です。
また、コストパフォーマンスに優れた製品も多くありますので、選ぶ基準を決めたらそれに沿って選べば、きっと満足できるでしょう。
ドラム用ヘッドフォンの選び方
密閉型、開放型のどちらか
ヘッドフォンの種類を大きく分けると密閉型、開放型の2つに分けられます。
実際の違いに移る前に、まずはヘッドホンの構造の説明が必要です。
ヘッドフォンの内部にはスピーカーを駆動させる「ドライバーユニット」があり、そのドライバーユニットを「ハウジング」でカバーします。
この「ハウジング」の形状が密閉型、開放型の違いを分けることになるわけです。
密閉型
ハウジングが密閉された型のことが密閉型と呼ばれます。
密閉されたハウジング内で空気が振動することで低音が強調された迫力のあるサウンドになります。
音漏れもしにくく、遮音性も高いので没入感のある演奏を可能にします。
以上から、集中して演奏したい時に最適な特性を備えるのが密閉型となります。
開放型
ハウジングにメッシュなどを採用し、空気が自由に出入りできる構造になっています。
そのため、ドライバーの後ろから出てくる音がハウジングの外に出るように製造されていることが特徴です。
音の特徴は高音域の伸びが綺麗で、抜けが良く、奥行きを感じやすいことです。
また、軽量なものが多く、聞き疲れしにくいこともメリットの1つとなります。
しかし、構造上音漏れがしやすく、外音も取り込みやすいことがデメリットです。
以上の特徴から演奏を楽しみたい時や、電子ドラムのパッドへの打撃音も感じつつ練習したい時にはおすすめです。
他にもセミオープン型というハウジングに小さな穴を開けてあるタイプがあり、このセミオープン型は密閉型と開放型の中間のような立ち位置となります。
自分の目的に合ったタイプを選択することが重要です。
リスニング型かモニター型か
ヘッドフォンは密閉型、開放型と併せてリスニング用、モニター用にも分かれています。
それぞれの特徴を見てみましょう。
リスニング用
家電量販店などで展示されているヘッドフォンはだいたいがリスニング型です。
文字通り、音楽鑑賞に適しており、娯楽として音楽を楽しむ目的で製作されています。
音楽鑑賞を楽しめるように音のバランスをチューニングしており、長時間聴いても聴き疲れしにくいことも大きな特徴です。
電子ドラムの演奏を楽しみたい時に使用することがおすすめです。
モニター用
レコーディング現場などで使用されるヘッドフォンはモニター用が多いです。
音源の原音を忠実に再現することを目的としており、録音した音などを確認し、良し悪しや違和感の有無を判断することを主な目的としています。
音の確認を目的としているので、原音に対してチューニングすることなく再生され、音の解像度も高く、細かな粒立ちなども聴き取りやすいです。
自分の音のタイミングや演奏にシビアに向かい合う練習などでの使用をおすすめします。
コードの長さ
意外と見落とされがちなのがコードの長さです。
短すぎると激しいプレイやタム回し等、体を動かした時にコードが引っ張られることとなり、断線の危険があります。
延長コードを使えば解決する問題ではありますが、単体でのコードの長さも確認しておくと良いでしょう。
他にも音色や装着感は言わずもがな選ぶ際には大事になってきます。
自分の予算と相談して、たくさん聴き比べ、付け比べをしてみて、これだ!という製品を購入してみてください。
ドラム用ヘッドフォンおすすめ15選
CLASSIC PRO モニターヘッドホン (CPH7000) 密閉型モニターヘッドホン
楽器系ECサイトで有名なサウンドハウスが手がけるオリジナルブランド、CLASSIC PROのヘッドフォンです。
モニター型として原音が忠実に再現されていますが、若干低音が強めな傾向があります。
低音が少し強めなのでクリックがよく聞こえ、ドラマーにはもってこいの一台であり、またリスニング用として使用しても違和感のない音質です。
また密閉感がありながらもイヤーパッドやヘッドバンドを工夫がされてこり、で長時間つけいていても問題ない装着感を実現。
それでいて値段も安い、まさにハイコストパフォーマンス製品として万人におすすめできるヘッドフォンです。
CLASSIC PROヘッドホン (CPH3000) BLACK
こちらもCLASSIC PROの密閉型ヘッドフォンで、メタリックでありながら愛らしい見た目が目を惹きます。
こちらはオンイヤータイプのヘッドフォンで、耳を覆うのではなく、耳に当てる形で装着するヘッドホンです。
この価格では考えられないほど音質が良いと評判で、高域、中域、低域とバランス良く、それでいて解像度が高いので、演奏していて気持ちの良い音を鳴らしてくれます。
特に高域のノビと低域の迫力はメーカーの推しポイントでもあり、シンバルの煌びやかさ、バスドラムの迫力を感じたいドラマーにはうってつけです。
また、オンイヤー型ですが、密閉性も問題ないので存分に音楽に集中できます。
ケーブルが若干細めであることや、耐久性に少し不安が残ることを考えると使用に注意が必要ですが、音質重視で安い製品が欲しいという方にはもってこいの製品です。
audio-technica プロフェッショナルモニターヘッドホン ブラック レギュラー (ATH-M30x)
日本が誇るオーディオメーカー、audio-technicaのモニターヘッドフォンです。
「プロフェッショナル」と名を打つだけあり、高域から低域までバランス良く、さらに音の解像度が高いので、モニターヘッドフォンとして秀逸な音質です。
重さ220gと軽量で、密閉型といっても耳を締め付けるような圧迫感はなく、長時間集中して演奏することを可能に。
また、折りたたみ機構を備えているので、持ち運びにも対応できるので、現場で使用する際にも環境を変えずに使用できます。
さすが大手メーカーのモニターヘッドホンともいうべきクオリティで、それでいて値段も安いコスパの優れた商品です。
Roland Monitor Headphones (RH-5)
電子ドラム界隈を席巻したV-Drumsを手掛けている日本の大手電子楽器メーカー、Rolandのヘッドフォンです。
さすがRolandというだけあり、電子楽器との親和性が高く感じます。
メーカーも推奨してるように電子ドラム、特にV-Drumsとの相性は抜群です。
ドラムは多点の楽器ですが、それぞれの楽器が聞こえる位置も分離しており、よりドラムという楽器を感じられながら演奏できます。
軽量なため長時間の使用も嫌になることなく、それでいて安価でコストパフォーマンスが良好です。
特にV-Drumsを所持している方にはおすすめのヘッドフォンです。
YAMAHA モニターヘッドホン (RH-5Ma)
言わずと知れた日本の大手楽器メーカー、YAMAHAのモニターヘッドフォンです。
最大の特徴はいわゆる「ドンシャリ」系の音色にあります。
ドンシャリについて説明すると、中音域が少なく、低音域と高音域が強調されることを指しています。
ドンシャリと聞くとマイナスなイメージを持つ人もいますが、このヘッドホンに限ってはそうではありません。
高域のノビ、煌びやかさを演出しつつ、こもりがちな低音もしっかりとまとまって聞こえます。
そして音の解像度が高く、モニターヘッドフォンとして秀逸な音質を持ち合わせています。
軽量ですが、耳に当てるオンイヤータイプなため、長時間の装着に耐えられないという声もありますが、短時間集中して行うには申し分ない性能のヘッドフォンです。
AKGプロフェッショナル セミオープンエアー型 モニターヘッドホン (K240 STUDIO-Y3) オリジナルステッカー付き (K240 STUDIO-Y3-E)
オーストリアで創設された音響機器メーカー、AKGのモニターヘッドフォンです。
中でもこのAKG STUDIOは海外のモニターヘッドフォンの定番と位置付けられています。
そのため、プロへの要求に耐えうる独自機構を搭載し、優れた音質、音の分離性を実現を実現。
音域も低音も圧を感じず、高域も痛さがなく、全体的にスッキリとした変に癖のない音質で聴き疲れしません。
さらにセミオープン型の特質が抜けの良いクリアな音質作りに一役買っており、ジャズやポップスを演奏する時に気持ちよく演奏できます。
音漏れや外音が気になる側面もありますが、海外スタンダードと呼ばれる本製品は一度は試してみる価値がある製品です。
SHURE】プロクオリティ・ヘッドホン / (SRH240A-BK-A) ブラック : 密閉型 ホームレコーディング DJ 【国内正規品/メーカー保証2年 中
世界的オーディオメーカー、SHUREがエントリーモデルと位置付けるヘッドフォンです。
低域が程よく鳴り、それでいて高域が分離よく聞こえるため、モニター型としてもリスニング型としても、どちらでも十分満足できる性能を誇ります。
特に高域から中域の音に関してはコスパで言えばトップクラス。
音の明瞭さで評判の高いSHUREのイメージ通りであり、タッチのニュアンスまでしっかりと聴きとることが出来ます。
コードが短かったり、両側コードであったりと装着性に多少の難はありますが、音に関して少しでも良いものを安くという方にはぴったりのヘッドフォンです。
KOSS オープン型ヘッドホン オーバーヘッド/ネックバンド兼用 (SPORTA PRO)
アメリカを代表するヘッドホンメーカー、KOSSの開放型ヘッドフォンです。
重さわずか62gと軽量で、耳に当てるだけのオープンイヤー型なので、装着疲れを起こしません。
また、KOSSのSPORTA PROはリスニング用のヘッドフォンになります。
音はいわゆる「ドンシャリ」系であり、低音と高音が心地よく鳴ってくれるため、バスドラムの迫力、シンバルの煌びやかさを体験できるため、リスニング型といえど電子ドラムでの演奏に最適です。
開放型ですので音漏れは仕方ありませんが、外音や打音を気にしながら演奏することも可能。
純粋に演奏を楽しみたいというときに最適なコスパの良いヘッドフォンとなります。
SONYステレオヘッドホン (MDR-7506)
日本が誇る世界的企業、SONYのモニターヘッドフォンです。
モニターヘッドフォンといえばSONYのMDR-CD900SDが大定番と言われていますが、今回はMDR-7506をチョイス。
その理由は海外ではこちらが良く使用されていることと、価格を考えるとMDR-7506の方がコスパが良いからです。
高域の痛さが若干あるものの、音の解像度は圧倒的に高く、細かいニュアンスまでしっかりと聴き取ることができます。
まさに多くの人に選ばれるモニターヘッドフォンといった特徴です。
折りたたみ機能も搭載し、コードにはカールコードを採用することで持ち運びが出来ることもメリットになります。
少し良いモニターヘッドホンが欲しいけど、たくさんありすぎて迷うという方には、まずこれを買っておけば間違いないと強くおすすめできるモニターヘッドホンです。
Roland V-Drums Headphones 密閉型ダイナミックヘッドホン (RH-300V)
Rolandの電子ドラム、V-Drumsの名を冠したモニターヘッドフォンです。
V-Drumsに最適との謳い文句に違いはなく、迫力のあるバスドラム、伸びやかなシンバル音の発音に優れ、まるで生ドラムかのように錯覚するほどで、V-Drums本来の音色を引き出します。
50mmというモニターヘッドフォンの中でも比較的大口径なドライバーがその迫力を引き出しています。
さらに遮音性も優れており、密着感はありますが、イヤーパッドが柔らかくフィットするため激しいプレイを長時間行っても外れたりせず、心地よく演奏できます。
ややドンシャリ感はありますが、ドラマーの方、特に電子ドラムはV-Drumsを使用している方には強くおすすめできるヘッドフォンです。
Roland ローランド モニターヘッドホン (RH-A30)
Rolandの開放型ヘッドフォンの中でも上位機種をチョイスしました。
かと言って高価になり過ぎることなく、その性能を考えればコスパは良好です。
開放型らしく高音域が明瞭で煌びやか、だからと言って低音をおざなりにすることなく、モニタリングだけでなくリスニング用としても最適です。
イヤーパッドの触り心地もよく、側圧の締め付けも強すぎない、そして軽量なため、長時間の音楽を楽しむことが出来ます。
3.4mと長めのコードも電子ドラムを演奏するのに適しています。
モニターヘッドフォンとしての側面も大事だけど、外音も気にかけ、自分自身が音楽を楽しみながら演奏したいという方にとってはこれ以上ない製品です。
Vic FirthStereo Isolation Headphones V2 – Black
大手スティックメーカー、VIC FIRTHのヘッドフォンです。
スティックメーカーというだけあり、そのヘッドホンもまさにドラマーのために作られた製品となっています。
50mmの大口径ドライバーが迫力のある音を奏でてくれるので、盛り上がった気分で演奏出来ます。
バスドラムに迫力があり、シンバル類はクリアに聞こえるだけでなく、中音域もしっかり抜けるので、タム類の音粒がくっきりと聞こえます。
また、外部ノイズを25dB軽減できるため、生ドラムから耳を保護するためにも役立ちます。
電子ドラム用だけと言わず、ステージでのモニターヘッドフォンとしても高い性能を持つ、まさにドラマー必携のヘッドホンです。
beyerdynamic密閉型オーバーヘッドヘッドホン 高遮音・ロングコードドラムレコーディング用 (DT 770 M)
ドイツを拠点とするオーディオ機器メーカー、beyerdynamicのモニターヘッドフォンです。
サウンドエンジニアなども使用しますが、ドラムレコーディング用と謳うほど、ドラマーに適したヘッドフォンとなります。
最大の特徴はその遮音性。
周囲の音を35dbカットすることで、外音による干渉を受けずに電子ドラムに没入することが可能です。
サウンド面は非常にクリアで音域も広くカバーし、モニターヘッドフォンとして文句の付け所がない音であり、リスニング用として使用しても疲れを感じません。
重量が300gと若干の重さ、大きさはあるものの、電子ドラムだけでなくレコーディング現場等にも持ち運んで使用したいと思わせるヘッドホンです。
audio-technica プロフェッショナルモニターヘッドホン (ATH-M40x) スタジオレコーディング / 楽器練習 / 動画編集 / ミキシング ATH-M40x ブラック
audio-technicaの中価格帯のモニターヘッドフォンです。
上位機種の音質コンセプトをもとに開発されたドライバーが搭載されており、高音域から低域までバランスよく、クリアなサウンドを実現。
それでいて大きめのイヤーパッドが安定して耳を包み込んでくれるので、遮音性もよく、軽量なため長時間使用しても疲れを感じにくいです。
折りたたみ機構、カールコードを採用することで持ち運びすることも可能で、リスニング用としての使用もおすすめです。
これだけの機能を備えながら決して高くなりすぎることのない価格も魅力で、エントリーモデルから一歩進んだ、新しいヘッドフォンがほしいという方におすすめの製品となります。
Sennheiser】 ゼンハイザー (HD 280 PRO MK2) 密閉型 ダイナミック ステレオヘッドホン 64Ω 【国内正規品 506845
マイク・ヘッドホンメーカーとして有名なドイツのオーディオ機器メーカー、SENNHEISERのモニターヘッドフォン。
非常にクリアで低域から高域まで分離よく聞こえるというと、典型的なモニターヘッドホンの音色という印象ですが、このヘッドフォンは音の分離が非常に秀逸です。
変に低域と中音域が混ざるということなく、しっかり分離してモコモコとした音色を感じないので、音の分析にはぴったり。
イヤーパッドが大きく、耳をしっかりとホールドしてくれるため、遮音性は高いですが、若干側圧が強く、蒸れやすいので長時間の使用には注意が必要になります。
モニターヘッドフォンとして非常に理想的な音色でありながら、値段もそこまで高くないハイコスパ製品です。
リスニング目的ではなく、モニターヘッドフォンとしての機能を強く求めている方にはおすすめの商品となります。
ドラム用ヘッドフォンの使い方
電子ドラムのモジュールに付いているイヤホン差し込み口にケーブルを繋げる。
電子ドラムの音量調整や、音色調整を行うモジュールにイヤホンの差し込み口があるので、ケーブルをそこに差し込みます。
差し込み口の種類によっては変換プラグが必要となります。
差し込み口の径を調べてから繋げるようにしましょう。
また、オススメの変換プラグは下記となります。
フジパーツ 3.5mmステレオミニプラグ(オス) – 6.3mmステレオ標準プラグ(メス) 変換プラグ (AC-666)
また、最近はBluetooth対応の電子ドラムモジュールも増えてきています。
無線で繋ぐことが可能なヘッドフォンは、一回設定すればコード要らずで快適に演奏できるでしょう。
ヘッドホンを装着して音量を調整する
普段使いの時と同じくヘッドフォンを両耳に装着すれば、音は聞こえるようになります。
あとは音量調整をして心地よい音量で電子ドラムを演奏しましょう。
なお、この時、注意点が2つあります。
大音量にしすぎない
ヘッドフォンやイヤホンは鼓膜付近で音を鳴らすことになるので、耳への負担は想像以上のものがあります。
あまりに大音量で聴いていると将来的に難聴を患う恐れも。
長く楽しく音楽生活を楽しむためにも、ボリュームは少し控えめくらいがちょうど良いです。
ボリューム控えめだと外音が気になる方は遮音性の高いヘッドホンがおすすめになります。
ケーブルを巻き込まないようにする
ヘッドフォンとモジュールを繋ぐケーブルは、なるべく自分の背中側を通るように気をつけましょう。
身体の前にケーブルがあると演奏時に邪魔ということは容易に想像できます。
また、スティックがケーブルを巻き込んでしまうと、ケーブルにも良くありません。
断線してしまうと、余分な費用もかかることに。
ケーブルの巻き込みが不安な方はケーブルが長め、または無線対応のヘッドホンを選びましょう。
生ドラムを叩くときに耳を保護する役割。
本来の使用法とは違いますが、耳栓の代わりとしてもヘッドフォンは使用できます。
特にドラムは生音が非常に大きく、その大きな音を近くで聞くことになるので、耳を痛めやすいです。
そこでヘッドフォンを耳に被せることで、大きすぎる音から耳を守ってくれます。
耳栓やヘッドフォンをする事で、「楽器本来の音が聞こえなくなるのでは?」と思う方も多いかもしれません。
しかし、耳栓やヘッドフォンをすると余分なサステインがカットされ、音を聞きやすくなるため、自分の演奏の解像度を上げる事が可能になります。
長く音楽を楽しむためにも、ヘッドフォンや耳栓で耳を守ることにアンテナを高くしておきましょう。
ドラム用ヘッドフォンの代用品は?
電子ドラムを演奏するにあたり、ヘッドフォン以外で電子ドラムの音を聞くには、イヤフォンまたはスピーカーが適しています。
イヤフォン
ヘッドフォンの代用としてイヤフォンを既に使用しているという方は多いでしょう。
イヤフォンにもオンイヤー型と呼ばれる耳にひっかけるだけのものと、カナル型と呼ばれる耳孔にイヤーピースを入れて聞くタイプがあります。
違いとしてはオンイヤー型はヘッドフォンの開放型の特性に近く、カナル型は密閉型に近い特性を持っています。
イヤフォンは携帯性に特に優れているので、ライブ現場で同期と演奏する時などの使用が主な目的です。
自宅の電子ドラムを演奏することを目的とした場合、ヘッドフォンの方が持ち運びを考慮せずに選べるため、イヤフォンを使用することはあまり多くありません。
しかし、イヤフォンだからといって電子ドラムでの演奏を楽しめないということは無いので、手持ちに良いイヤフォンがあれば、試してみると良いでしょう。
おすすめのイヤホンは下記になりますので、ライブ現場でも家でも使用したという方はぜひチェックしてみてください。
モニタースピーカー
音漏れなどを気にせず叩ける環境であれば、スピーカーもおすすめです。
外音を遮断するものがないので、電子ドラムの打音などは丸聞こえですが、それを補えるメリットがあります。
ヘッドホンよりも圧倒的にスピーカーが大きいため、音色も良く、繊細な表現をしやすいです。
耳に近いところで聞けないので聴き逃しもあるかと思いますが、反面耳に優しい状態で自分のプレイを高いレベルで振り返ることができます。
中でもおすすめのスピーカーがこちら。
【ROLAND】 (PM-100) Personal Monitor パーソナルモニタースピーカー
V-Drumsに最適化されたモニタースピーカーで、電子ドラムのポテンシャルを引き出しながらモニタリングが可能です。
モニタースピーカーは質量が大きいので高価になりがちですが、V-Drumsユーザーには十分検討の余地があるスピーカーです。
まとめ
一口にモニターヘッドホンといえど、音域による解像度の違い、音の迫力、装着感などヘッドホンによって様々です。
ですので本記事で紹介したヘッドホンで、試してみたいものがあれば迷わず試したり、楽器屋で視聴することをおすすめします。
その過程できっと自分の中でまた明確な選び方の基準が出来上がるでしょう。
その中でまた新しいヘッドホンを選び、そのサイクルを回すことできっと音楽人生も拓けてきます。
この記事があなたの音楽人生を拓く一助になれば幸いです。
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