フルートは毎日のお手入れだけでなく、フルートを使用した後に管内の水分をふき取る掃除が必要です。
使用した後のフルートは管内に湿気がたまり、水滴もたくさんついてしまいますが、使った後の水滴が残ってしまっている場合や使った後のお手入れが行き届いていないと、フルートを傷める原因となってしまいかねません。
そこでフルートを使用したあとの掃除にかかせないのが、フルートクリーニングロッドという掃除棒です。
通常フルートを購入した際にフルートクリーニングロッドは付属してきますが、かわいいデザインで優れたフルートクリーニングロッドも販売されています。
フルート奏者には欠かせないフルートクリーニングロッドに関して、かわいくて使いやすいフルートクリーニングロッドのおすすめの10選をご紹介します。
フルートクリーニングロッドとは
フルートクリーニングロッドとは、棒状のものにガーゼを巻きつけて、使用後のフルートの管内に付いている水分を拭き取る掃除棒です。
フルートの演奏後などのお手入れに、管内の水分をきれいに拭き取るのに欠かせないアイテムです。
またフルートクリーニングロの端にある線を使って、頭部管に付いている反射板の位置を確認する、重要なアイテムでもあります。
フルートクリーニングロッドを使うメリット
頭部管の奥までガーゼが届く
フルートの頭部管は音を作り出す、フルートの心臓のような部分です。
フルートの頭部管にはヘッドコルクという、天然のコルクが入っており、水分を吸収しやすい性質があります。
コルクは水分を吸収すると段々小さく細くなっていっていき、傷んでしまうため水分を拭き取る必要があります。
フルートクリーニングロッドは、頭部管の奥まできれいに水分を拭き取るために、必ず必要なアイテムです。
管の中の水分を除去する
フルートは吹いていると、管の中にも水分がたくさん発生します。
演奏中などでも管内にたまった水滴が、ポタポタ垂れてくるようなこともあります。
この水分をしっかり除去しないと、タンポをいためる原因やフルートが錆びてしまうことにもなりかねません。
フルートクリーニングロッドにガーゼを巻いて管内に通せば、管内の水分をきれいに拭き取れます。
フルートを良い状態で保つためにも、フルートクリーニングロッドは欠かせないアイテムです。
反射板の位置の確認
フルートクリーニングロッドは、頭部管についている反射板の位置の確認もできます。
反射板の位置がずれてしまっていると、正確な音程でフルートを演奏することができなくなってしまうため、反射板の位置の確認が必要です。
フルートクリーニングロッドの穴があいていない方の端に、溝のような線が付いています。
線がついている方を頭部管に差し込み、吹き口の真ん中に線がきているか確認してください。
正しい音程で演奏するためにも、フルートクリーニングロッドは必要なアイテムです。
フルートクリーニングロッドの選び方
素材で選ぶ
フルートクリーニングロッドは様々な素材でできたものがあります。
フルートを購入したときに付属品として付いてくるフルートクリーニングロッドは、鉄製のものです。
その他にも木製の物やプラスチック製のものが販売されています。
フルートの管内は非常に傷つきやすくなっています。
フルートクリーニングロッドを選ぶ際は、フルートの管内が傷けない素材のものを選ぶのがおすすめです。
フルートと同じメーカーを選ぶ
フルートクリーニングロッドの穴が開いていない方の端には、反射板の位置を確認する線が付いています。
フルートクリーニングロッドの線が付いている方の端を、頭部管に入れて線が吹き口の真ん中にきているかで、反射板の位置を確認するためです。
フルートのメーカーによって、吹き口と反射板の距離が若干異なっています。
フルートクリーニングロッドを選ぶ際は、同じメーカーのものを選ぶと良いでしょう。
長さで選ぶ
フルートクリーニングロッドにはロングタイプのものもあります。
ロングタイプのものはフルートを組み立てたままでも、フルートの管内の水分を拭き取れる、大変便利なクリーニングロッドです。
フルートを長時間吹いていると、管内からポタポタと水滴が垂れてきてしまいます。
フルートクリーニングロッドのロングタイプであれば、組み立てたまま掃除ができるので、音程の調節が変わりません。
練習中などもフルートが良い状態で、快適に吹けるため、大変おすすめです。
フルートクリーニングロッドおすすめ10選
ヤマハクリーニングロッドCRFL2
人気メーカーヤマハのフルートクリーニングロッドです。
プラスチックでできていて、フルート購入時に付いてくる鉄製のものより、フルート管内に傷が付きにくいタイプになっています。
表面処理も丁寧にされていて、外観もきれいな仕上がりになっています。
リーズナブルな価格であるため、紛失しやすい人にもおすすめの商品です。
ヤマハ クリーニングロッド WOOD CRFLW
人気メーカーヤマハの木製のフルートクリーニングロッドです。
楓材をオイル処理したもので、耐湿性をもたせているため、カビが発生する心配がありません。
木製のため強度もあり、折れてしまう心配も低いです。
フルート管内に傷が付きにくく、掃除をしているときの木のぬくもりも、好感が持てます。
優しい木目と、自然の木材の色がなんとも好感がもてる商品となっています。
ヤマハクリーニングロッドフルート 黒檀 CRFLWE
ヤマハの黒檀材(エボニー)を使用した、美しいフルートクリーニングロッドです。
高級な黒檀を使用していて、細身のタイプになっているため、扱いやすい作りになっています。
プラスチック製のクリーニングロッドとは、黒檀だけありやはり使用感が違います。
色は漆黒であり一見真っ黒ですが、よく見ると細かく木目が見える、きれいな高級感のあるフルートクリーニングロッドです。
アトリエ トマアズ フルート クリーニング 2点セット スワブ (お手入れ用クロス) & ロッド
パイプがアクリル製のクリーニングロッドです。
パイプの中に樹脂パールとスワロフスキーが入っていて、キラキラととてもおしゃれでかわいいクリーニングロッドとなっています。
セットになっているクリーニングクロスの袋状の中に、クリーニングロッドを入れて使用します。
そのままフルート管内に入れるだけで、水分を吸収してくれて、ロッドを回す必要がなくなり、スムーズに掃除ができます。
セットになっていますが、それぞれ別売りもあります。
ロイフルートマスタークリーナー
シリコン素材のクリーニングロッドで、フルート管内が傷つくことなく、安心して掃除ができます。
ロッドの両側が羽根状になっているため、付属の超吸収ファインファブリックが、掃除の際にロッドから抜ける心配もありません。
クリーニングロッドと超吸収ファインファブリックは、中性洗剤で洗えて大変衛生的です。
かわいいパステルカラーで、使うのが楽しくなります。
サンキョウフルート用クリーニングロッド(かえで)
サンキョウフルートのフルートクリーニングロッドです。
かえで素材でできていて、優しい色合いと木目がとても魅力的になっています。
フルートクリーニングロッドには、反射板を調節する線が付いているので、サンキョウのフルートを使っている人に、おすすめのクリーニングロッドです。
天然のかえでの木の色は暖かみがあり、付属のクリーニングロッドより、とてもかわいいですね。
ヤマハヤマハ クリーニングロッドフルート ロングタイプ CRFLL
フルートクリーニングロッドのロングタイプです。
フルートを組み立てたままで、管内の水分を拭き取れる新しいタイプのクリーニングロッドです。
演奏中にぽたぽた垂れてくる水滴を、フルートをそのままの状態で掃除ができます。
そのままの状態で掃除ができれば、音程もずれることなく、フルート管内が良い状態で演奏できます。
大変便利ですぐれたフルートクリーニングロッドです。
ヤマハ クリーニングロッド フルート ロングタイプ スワブCLSFL
ヤマハクリーニングロッドフルートロングタイプにインナークロスがセットになったものです。
インナークロスは取り外しができるので、ロッドに付ける際はしっかり差し込んでください。
長いクリーニングロッドに、ガーゼを巻きつける手間も省け、演奏中でも簡単にフルート管内の気になる水分を除去できます。
音程も変わる心配がなく、安心してお手入れが簡単にできる、優れたアイテムです。
Shiwaki フルート クリーニングロッド クリーナー 木製 メープル
木製のフルートクリーニングロッドで、素材はメープルです。
高品質のメープル素材で耐久性にすぐれ、効果的にフルート管内の水分を除去できる、大変実用性のあるロッドです。
重さも軽量でメープル素材の暖かみと高級感のあるロッドで、おしゃれでかわいいデザインです。
木製なので管内に傷が付きにくく、安心して使えるフルートクリーニングロッドです。
アトリエ トマアズフルート クリーニング セット 改良版 ロングスワブ (お手入れ用 クロス) & ロッド 2本
アトリエ トマアズのフルートクリーニングセットのロングタイプです。
お手入れ用クロスであるスワブが、ロングタイプの作りになっていて、専用のクリーニングロッドを2本入れて使います。
フルートを組み立てたままで管内の水分を拭き取れるため、演奏中でも音程が変わる心配なく、掃除ができます。
クリーニングロッドとスワブは別売りでも販売されています。
クリーニングロッドはリバティタイプやスワロフスキーが入ったものもあり、とてもかわいいデザインです。
フルートクリーニングロッドの使い方
フルートクリーニングロッドにガーゼを巻く
ポリシングガーゼを1枚用意し、クリーニングロッドの穴にガーゼを通します。
ガーゼは全体を三角形に折って、折った角をクリーニングロッドの穴に通すのがおすすめです。
クリーニングロッドの先端が露出しないように、ロッドの先端にガーゼを被せるように巻きつけます。
先端が太くなりすぎないように、ガーゼを巻きつけてください。
クリーニングロッドの先端がガーゼで隠れたら、クリーニングロッドをクルクルと回しながら、残りのガーゼを巻きつけていきます。
フルート管内の水分を取り除く
ガーゼを巻いたフルートクリーニングロッドを、ガーゼの巻いた方向と同じ方向に回しながら、フルート管内に差し込み水分を拭き取ります。
頭部管は音程を決める役割のある反射板が付いているので、管内の奥をクリーニングロッドで強く突かないように注意してください。
クリーニングロッドの先端にガーゼを少したるませると、反射板に付いた水滴も優しく拭くだけで除去できます。
胴部管と足部管はガーゼを巻いたクリーニングロッドを、2~3回通して水分を拭き取ってください。
反射板の位置を確認する
フルートクリーニングロッドの穴が開いていない方の端には、溝のような線があります。
フルートの頭部管にある反射板の位置を確認するための線です。
頭部管に溝が付いている方の端を入れて、クリーニングロッドに付いている線が、吹き口の真ん中にあるか確認します。
反射板は音程に大きく関わってくるので、反射板が正しい位置にない場合は、頭部管のヘッドスクリュー部分を回してください。
クリーニングロッドの線が、吹き口の真ん中にくるように調節しましょう。
フルートクリーニングロッドの代用品は?
フルートクリーニングロッドが手元にない場合は、菜箸を代用するとうまく水分を拭き取れます。
菜箸一膳にガーゼをしっかり巻きつけ、クリーニングロッドで掃除をするときと同じ要領で、水分を拭き取ってください。
頭部管を掃除するときは、菜箸にはガーゼを通す穴がないので、拭いているときに菜箸が露出しないように、十分な注意が必要です。
ガーゼをしっかり菜箸に巻きつけてください。
フルートクリーニングロッドの自作方法は?
フルートクリーニングロッドを自作する場合は、伸縮棒を使うと大変便利です。
もともとフルート購入時に付いてくるクリーニングロッドは鉄製なので、伸縮棒でも素材は問題ありません。
先端部分でフルートを傷つけないように、ゴムやシリコンのキャップなどを付けると、さらに安心です。
伸縮棒であれば長さが自由に調節できるので、長いものを使えばクリーニングロッドのロングタイプの代用にもなります。
演奏中でもフルートをはずさずに、音程が変わることなく水分を除去できて、とても便利です。
まとめ
フルートの掃除のためのものであるフルートクリーニングロッドには、フルートを良い様態に保つために必要なアイテムです。
フルートクリーニングロッドを使って、フルート管内の水分をきれいに除去してください。
使うのが楽しくなるよなかわいいクリーニングロッドや、便利なロングタイプもあるので、ロッドにこだわってみるのもいいですね。
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