ギターなどを演奏しながらハーモニカを演奏する際に役立つハーモニカホルダー。
ハーモニカを装着することで手を使わずに吹くことができ、表現の幅も広がります。
しかし、見た目が似ているため、何が自分に合っているのかわからない方も少なくないのではないでしょうか。
本記事では、主に弾き語りなどで使用される10ホールズに使用できるホルダー10選を中心にご紹介しています。
基本情報や選び方などもご紹介しているのでご参考ください。
ハーモニカホルダーとは
専用のホルダーにハーモニカを装着し、首にかけて演奏できるアイテムです。
手を使わなくてもハーモニカやカズーを吹けるため、弾き語りのミュージシャンに愛用されています。
ハーモニカホルダーは1920年代に発明されたといわれており、長い歴史をもつアイテム。
形状や安定性など、ミュージシャンが他の楽器を弾いている時にも吹きやすいように改良を重ね、今日のハーモニカホルダーができました。
形状は似ているものの素材や重さ、使用できるハーモニカの種類などが異なるので事前にチェックしておきましょう。
参考文献:https://patents.google.com/patent/US1535206A/en
ハーモニカホルダーにこだわるメリット
特徴を知ることで長く愛用できる
ハーモニカホルダーはそれぞれ特徴があるため、知っておくことで長く使うことができるコスパ的にもいいアイテムです。
これから使用するハーモニカのサイズや、調整位置などを確認しないままでは使いにくい、もしくは使えないこともあります。
安価だからとすぐに購入せずに、まずは特徴を知り、ハーモニカに合う商品を選ぶことで長く愛用できます。
表現したいスタイルに合わせることができる
ハーモニカホルダーにこだわると、自分が表現したいスタイルに近づきやすくなります。
例えば、ファッションや雰囲気も大切にしている方は、頭からくぐらずに横から装着するものを選べば、着脱がスムーズになるのでスタイルの邪魔になりません。
ハーモニカホルダーは同じ見た目をしていますが微妙に機能性が異なるため、なりたい姿をイメージしながら選びましょう。
ハーモニカホルダーの選び方
ハーモニカのサイズをチェック
ハーモニカの種類によってはホルダーにハーモニカが入らない場合があるので、事前にチェックしておきましょう。
ハーモニカには、10ホールズハーモニカ・クロマチックハーモニカ・複音ハーモニカの3種類があり、サイズがそれぞれ異なります。
ハーモニカホルダーのほとんどは10ホールズに対応しているものが多いので、すでにハーモニカをお持ちの方はハーモニカの種類とサイズをチェックしてみましょう。
複音ハーモニカに対応しているホルダーもありますが、対応していないものは入らない事もあるので注意が必要です。
なお、ジャズなどで使われるクロマチックハーモニカは、ハーモニカの構造上、ホルダーを使用しての演奏に向いていません。
首周りの加工をチェック
ハーモニカホルダーの中には、首周りにビニールチューブやソフトラバーなどの加工が施されているものがあります。
この加工により、首への負担が軽くなり使いやすくなるメリットがあるため、長時間ハーモニカホルダーを使用する方は検討してみてはいかがでしょうか。
これらの細かい加工や調整により価格は少々高くなるものの、長期的に使うことを考えればコスパがいいといえます。
固定部分の種類をチェック
ハーモニカホルダーにはハーモニカを固定する部分があり、多くはバネ式といってガチャっとはめ込んで使うものが多いです。
バネ式は着脱のしやすさがメリットですが、金属同士のこすれによってハーモニカに傷がついてしまうこともあります。
なるべくハーモニカに傷をつけたくない方は、SUZUKが販売しているゴムでハーモニカを固定するゴム式がおすすめです。
また、固定部分にゴム加工をしてハーモニカを傷つけないように設計されているものもあるので、次のおすすめ10選で確認してみてください。
予算で決める
ハーモニカホルダーの価格は1000円~9000円とピンキリですが、1000円~3000円程度で買えるものが多い印象です。
首周りの加工の有無や安定感によっても価格は異なり、何を重要視するかで選ぶものは変わるでしょう。
特に安定感などは気にならず、とりあえずすぐに欲しい方は1000円前後のハーモニカホルダーでも十分に使えると思います。
長期的に使いたい方は、2000円から探すのがおすすめです。
ハーモニカホルダーおすすめ10選
Jim DunlopHH-1
音楽のアクセサリーで有名なJim DunlopからHH-1が販売されており、微調整のしやすさや軽量な点でこちらも人気の商品です。
口元の角度調整や位置調整が簡単にできるため、ライブで使用する際もスムーズに微調整できるでしょう。
また、支柱が1本でできているのでコンパクトに収納でき、持ち運びしやすくなっています。
ハーモニカホルダーの使い方
ハーモニカホルダーにハーモニカを装着する
まず、ハーモニカの上下を確認した後、ハーモニカホルダーへ装着します。
左側が低音なのでその通りセットすれば問題ありませんが、大体表側にロゴが入っているものが多いので、ロゴがあれば上向きにセットしましょう。
ハーモニカホルダーの固定部分が硬い場合、無理やり装着するとハーモニカに傷がつく可能性もあるので、バネを指で下に押しながら装着します。
しっかりと固定されていれば装着完了です。
ホルダーの位置を調整する
ハーモニカが装着できたら首にかけ、ホルダーの位置を調整しましょう。
弾き語りでハーモニカホルダーを使用する場合、口に近すぎるとマイクに当たってしまう可能性や歌いにくいこともあるので微調整が必要です。
ホルダーは適切な角度が人それぞれ違うので、自分の吹きやすい位置を探してみましょう。
もしわからない場合は、ハーモニカホルダーを使用しているミュージシャンの映像を見て試してみるのがおすすめです。
ハーモニカホルダーがずれないようにするためのポイント
練習する
当たり前のことではありますが、2つの楽器を同時に演奏するには練習が必要です。
例えば、始めたばかりのギターと一緒にハーモニカを演奏する場合、ギターに意識がいくと下を向きがちになるのでホルダーもずれやすくなります。
焦らずにひとつずつ練習し、慣れてきたら初めて同時に練習するとよいでしょう。
ギターやハーモニカの技術もありながら、それでもずれてしまう方は下記の理由が考えられます。
口とホルダーの位置を適切に調整する
口とホルダーの位置が近すぎたり遠すぎると、ホルダーが左右にずれることがあります。
プロのミュージシャンを参考にしつつ、自分にとって適切な位置は何処なのかを探りながら微調整を行いましょう。
最初のうちは微調整に時間がかかることもありますが、慣れてくると感覚的に適切な角度にセットできるようになります。
固定部分は丁度いいサイズを選ぶ
ハーモニカホルダーは10ホールズよりも長めに作られているものがあるので、適切なサイズかチェックしましょう。
持っているハーモニカのサイズよりも長いホルダーを使用している場合、唇でハーモニカが押されてずれやすくなることがあります。
もしも、使用しているハーモニカのサイズがバラバラな場合は、次のポイントをチェックしてみましょう。
固定部分は硬めがいい
ハーモニカホルダーの固定部分が緩いとハーモニカがずれてしまうため、少し硬めに感じる程度がおすすめです。
ハーモニカホルダーのクチコミをチェックすると、「硬いので装着しづらい」というコメントもありますが、緩いとずれたり落下の危険性もあります。
しかし、バネの関係でかなり硬めになっているものはハーモニカに傷がつく可能性もあるので、可能であれば店頭でチェックしてみるのもおすすめです。
ハーモニカホルダーの代用品は?
結論から言うと、ハーモニカホルダーの代用品はありません。
カズーなどの軽い楽器であれば、ワイヤーやハンガーなどを加工して代用する方は居ます。
しかし、ハーモニカはカズーよりも重量があるため、ワイヤーやハンガーでは支えきれずに落下してしまう危険性があります。
危険を冒すよりは、安定性のある使いやすいハーモニカホルダーを探しましょう。
ハーモニカホルダーは自作できる?
自作ができないとはいえませんが、1からハーモニカホルダーを自作するのは時間も労力もかかるため、あまりおすすめはできません。
首の長さなどの関係で市販のハーモニカホルダーが合わない方は、自作してみたいと思う方もいるでしょう。
ミュージシャンの中には市販のハーモニカホルダーを改造して、自分に合ったホルダーを制作している方もいるようです。
もし、自分専用のハーモニカホルダーを自作したい場合は、ホルダーの構造やハーモニカの構造を理解したうえで作りましょう。
まとめ
ハーモニカホルダーは、弾き語りのミュージシャンなどが手を使わずにハーモニカを吹くことのできる優れたアイテムです。
予算やサイズなどのポイントをチェックしながら、自分に合ったハーモニカホルダーを選びましょう。
売れ筋ランキングも
チェックしよう!