シンセサイザーといえば鍵盤数が多く、デザインも音色も派手なモデルが多く存在しています。
シンセサイザーに魅了され興味をもった人の中で、こんな悩みを抱えてる人はいませんか?
「通常サイズのシンセサイザーを自宅に置くには大きすぎるかも!?」
「小さくて高性能なミニシンセサイザーが知りたい!」
「ミニシンセサイザーの選び方のポイントは?」
このような悩みを抱えている読者に向けて、他にもメリット・デメリットや操作方法まで解説いたします。
本記事を読めば悩みも解消し、ミニシンセサイザー購入の手助けになりますので是非とも最後まで読んでみてください。
目次
ミニシンセサイザーとは
通常のシンセサイザーと比べてデザインがコンパクトで軽量化されたモデルです。
コンパクトになっている分、機能・性能も通常より低いですがモデルによってはコンパクトで高性能なものも存在します。
実際には「これがミニシンセサイザーです」と言うハッキリとした線引きはなく、いくつかの条件を満たしたら「ミニシンセサイザー」と呼ばれる傾向があります。
・鍵盤数が少ない
・軽量化されて持ち運びやすい
・低価格
この3つの条件を満たしていればミニシンセサイザーと言えるでしょう。
ミニシンセサイザーにこだわるメリット・デメリット
メリット
・コンパクトサイズで持ち運びに便利
・自宅の狭いスペースにも置ける
・低価格なモデルがある
ミニシンセサイザーの最大のメリットは、コンパクトで運びやすいところです。
自宅からスタジオやライブハウスに持ち運ぶ時、これほど手軽なのかと驚きます。
デメリット
・鍵盤数が少なく演奏できない場面がある
・音色数が少ないモデルがある
・サスティンペダルがつかないモデルがある
2〜3オクターブの鍵盤数では演奏できない曲があったりします。
しかしそれはアレンジを変えたり、シーケンサー機能でカバーしたりすれば解消される場合もあるので大きな問題ではありません。
ミニシンセサイザーの選び方
ミニシンセサイザーの選び方にはいくつかのポイントがありますのでご紹介します。
・鍵盤数
自分の演奏する幅を良く理解し鍵盤数を決めましょう。
メーカーやモデルによって弾き心地が異なるので、できるなら試奏して感触を確かめるのがおすすめです。
・同時発音数
ミニシンセサイザーの機能によって同時発音数が異なります。
例えば、同時発音数が4音の場合はドミソシの和音までしか出せません。
自分のプレイスタイルに合わせるためには要チェックポイントです。
・音色の数
ミニシンセサイザーは通常のシンセサイザーよりも音色数が少ないモデルが多いです。
中には音色数に特化したモデルもありますので、多彩な音色をメインに考えている人は商品選びの決め手になります。
・重量
近年は軽量化の技術も進み、1kg以下のモデルも存在します。
ミニシンセサイザーのウィークポイントの一つに「持ち運びが便利になる」があるように、重量は大切な判断ポイントになるのです。
・スピーカーの有無
モデルによってスピーカーが付いてるものがありますが、音質が悪いのものがほとんどです。
ちょっとした音色確認や直感的な演奏の場合に使えるのでスピーカー付きも便利な機能の一つです。
ミニシンセサイザーから外部スピーカーに接続する時は基本的に「フォン端子」から繋げば音が出せます。
ミニシンセサイザーおすすめ10選
YAMAHA ヤマハ PSR (E373)
多彩な音色と迫力のあるサウンドが特徴的なモデルです。
音色数が622音もあり様々なジャンルに対応でき、表現豊かな演奏ができます。
YAMAHA ヤマハ PSS (A50)
鍵盤を叩く強さで音の強弱を表現できるタッチレスポンス機能が搭載してあります。
最大の魅力は138パターンもあるアルペジオ機能です。
この機能で初心者でも簡単に伴奏を作成でき、入門機としておすすめです。
AKAI PRO アカイ プロ MPK mini (MK3)
多彩な機能を搭載した、初心者から上級者まで幅広い環境に対応可能なミニシンセサイザーです。
鍵盤数25のコンパクトサイズですが、音質も音色もクオリティーが高くパワフルさも兼ね備えたモデルになっています。
BEHRINGERベリンガー アナログモノフォニックシンセサイザー (MS-1-BK)
鍵盤数32のコンパクトサイズで、4つの波形を同時ミックス可能なミニアナログシンセサイザーです。
アナログシンセサイザーをコンパクトサイズで使用できると言うのはアナログユーザーには嬉しいモデルです。
安価なのに多機能で本格的なモデルなので、コスパが良いミニシンセサイザーと言えます。
Rolandローランド MIDIキーボードコントローラー (A-300PRO-R)
演奏性と表現力にこだわったモデルで、音色変化やビブラートコントロールが可能なアフタータッチ機能を搭載した高性能鍵盤です。
情報を常に確認できる液晶ディスプレイと直感的な演奏が可能なパッドも搭載してあり多機能なミニシンセサイザーです。
NOVATION ノベーション Launchkey 25 (MK3)
音楽の幅が広がる機能が特徴的なモデルで、スケールモード・コードモード・アルペジエーターなどの強力な機能が搭載してあります。
打ち込みも快適で、高いパフォーマンスが実現できます。
SAMSON サムソン Graphite (M25)
鍵盤数25の超コンパクトサイズのモデルです。
もちろん持ち運びにも特化してますが、コンパクトなのに本格的なサウンドメイクができると言うのが魅力の一つです。
Nektar Technology IMPACT (LX25+)
程良いテンションがかかったピアノスタイルのボックス型鍵盤で、ベロシティにも対応していて鍵盤にこだわったモデルです。
表現豊かな演奏と操作性を実現し、様々なジャンルでも存在感を出すことができます。
KORGコルグ NANOKEY-ST (nanoKEY Studio)
いつでも、どこでも操作可能で自由なパフォーマンスができるモデルです。
最大の魅力は直感的な演奏とサウンドメイクができるトリガーパッド・タッチパッドが搭載してあることです。
そして電池駆動も可能なので、より自由度が増し想像力を止めることなく操作できます。
KORGコルグ microKORG (XL+)
本格的なサウンドメイクができるミニアナログシンセサイザーです。
コルグのモデリング技術の結晶「MMT」でアナログならではの太く迫力のあるサウンドを忠実に再現しています。
また、ボコーダー機能も搭載してあり音楽の幅をさらに広げることができます。
ミニシンセサイザーの使い方
ミニシンセサイザーの操作方法や接続方法は通常のシンセサイザーと同じですので、こちらの記事をご覧ください。
ミニシンセサイザーの代用品は?
シンセサイザーと呼べるものではありませんが、代用品として使用可能なのは「MIDIキーボード」です。
MIDIキーボードはスマホやパソコンに接続して、外部スピーカーを通して音を出すことができます。
専用のアプリやソフトで本格的なシンセサイザー機能が使用でき、基本的にスマホやパソコン上でサウンドメイクを行います。
まとめ
現在、発売されているミニシンセサイザーは安くてコスパが良いモデルが多いため自分のインスピレーションを信じてみても間違いはありません。
ご紹介させていただいた、少しのポイントを意識すればもう悩む事はありません。
ダイナミックなデザインと派手なサウンドを兼ね備え人々を魅了し続けるシンセサイザー。
進化の過程でコンパクトなシンセサイザーの魅力に気づき、現代までの技術が凝縮したミニシンセサイザーに今後も注目していきたいですね。