今回はミニティンバレスという楽器についてご紹介していきます。
名前の通りティンバレスと同じくシングルヘッドですが、その使われ方はタムに近く、+αの彩りとしてセットに組み込まれることが多いです。
最近はドラムメーカーで有名なTAMAから、Black Steel Mini-Tymps(ブラック・スティール・ミニティンプス)がミニ・ティンバレス・セットの後継モデルとして販売されたことも話題となり、より一層注目度が増しています。
ミニ ティンバレスとは
小さなボディとは裏腹に、とにかく万能なアイテムとして人気急上昇中の楽器ですが、「いつ、どんな時に使うの?」と、疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。
1番ノーマルな使い方は、シンプルにタムとして使用することです。
通常1タム、2タムのセットから、3~4タムにすることで、フィルのバリエーションも増えますし、よりメロディアスにすることも可能です。
また、ラテンアレンジの曲でラテンのニュアンスを足したい時。
それから、ハイピッチにすれば締太鼓風にすることも出来るので、和テイストの曲を演奏する際のお助けアイテムにもなるでしょう。
何より軽くてコンパクトですから、路上ライブや簡易セットにしたい時には打ってつけです。
移動時の負担が減るなんて、打楽器陣にとっては嬉しい限りですよね。
ミニ ティンバレスにこだわるメリット
個性の一部になる
ミニティンバレスを導入することによって、当然ですが通常のドラムセットと比べてアプローチの幅が広がりますし、1音だけミニティンバレスに変えるだけでも、いつものリズムパターンのマンネリ打破アイテムにもなります。
一味違ったサウンドが、自分のカラーになってくれるでしょう。
ヘッドを変えてみる
他の太鼓同様、インチさえ合えば違うメーカーのヘッドも張り替え可能です。
冒頭でご紹介したように様々な使い方がありますから、より理想の音にしたい時はチューニングだけでなく、ヘッドの交換を視野に入れてみるのも良いでしょう。
万能アイテムが故に、「これでなければいけない!」と、マイセッティングに欠かせない一台になるかもしれませんね。
ミニ ティンバレスの選び方
サイズ
まず、ドラムのハイタムの代わりに使用したい場合は、6インチか8インチのものをお勧めします。
他のタムと馴染みが良いのは8インチですが、既存のタムのインチと等間隔になるようサイズを組めば、その他のインチでも違和感のない流れを作ることが出来ます。
もちろん、わざとサイズを飛ばしても面白いですね。
どんなメロディーに仕上げたいかをイメージしてみましょう。
ラテンのニュアンスを出したい方は、6インチ+8インチか、8インチ+10インチのセットなら、より近い雰囲気を出せます。
ミニ ティンバレスおすすめ7選
ミニ ティンバレスの使い方
ほとんどのメーカーが、マウントできるようにブラケットやクランプ、ロッド等が付属されています。
自分がどのようにセットしたいかによって、若干使い勝手が変わっていきますので、購入する際はよく確認しましょう。
また、シンバルスタンドにも固定できますが、シングルレッグですと倒れてしまう可能性があります。
脚を十分に広げるか、3脚ある内の1脚を自分の方へ向けるなどの工夫が必要です。
可能であればダブルレッグ、もしくはドラムセットへ直接マウント出来れば演奏中の心配はありません。
ミニ ティンバレスの代用品は?
ミニティンバレスという楽器が既にタムやティンバレスの代用品のようなものですから、その便利さやお求めやすい価格から、それらの代わりとして購入される方が多いと思います。
それでもどうにか代わりに・・・というものをお求めであれば、お持ちのタムのチューニングを調整する、ティンバレスの代わりをお考えの方は、スネアのスナッピーをオフにしてハイピッチにするなどの工夫で乗り切りましょう。
ミニ ティンバレスの自作方法は?
ミニティンバレスがシングルヘッドという点から考えると、ダブルヘッドのタムの打面ではない方を外すという方法があります。
必然的に余韻が短くなるので、ミニティンバレスの“クラッキー”と言われる音に近づけることが出来るでしょう。
まとめ
ここまで、ミニティンバレスについてお話させていただきましたが、とにかく“安い・軽い・便利”のスーパーお助けアイテムだということがお分かりいただけましたでしょうか。
必ずしも“本物”にする必要はありません。
見た目こそ簡易的で頼りなく感じてしまうかもしれませんが、打楽器奏者の痒い所に手が届く素晴らしい楽器です。
更なる自由や演奏の幅を広げるための武器として、取り入れてみてはいかがでしょうか。
売れ筋ランキングも
チェックしよう!