クラリネットやサックスの木管楽器を演奏する際、マウスピースやリガチャー、リードを変えることで音色や吹奏感が変わり、こだわっているという方も多いのではないでしょうか。
しかし「マウスピースパッチはあまりこだわりがない」「使っていない」「知らない」という方も少なくありません。
マウスピースパッチは他のパーツに比べ気軽に試せる価格で、マウスピースを保護しながら音色や吹奏感も自分の好みに合わせることができるパーツです。
今回は、おすすめのマウスピースパッチ10選をご紹介し、サックスがパッチの厚さでどのような音色に変わるのかもお伝えしていきます。
マウスピースパッチとは?
マウスピースパッチとはサックスやクラリネットなどの木管楽器のマウスピースを保護するシールです。
また、歯がマウスピースの上でずれにくくなり、アンブシュアが安定する役割もあり、初心者の方からプロで演奏する方まで幅広く使われています。
もちろん貼らなくても演奏できますが、使ったことがないという方は貼った方が吹きやすいという方もいるので、ぜひ試してみてくださいね。
マウスピースパッチの厚さでサックスの音色はどうなる?
マウスピースパッチを貼ることで吹奏感や音色にも影響を与えますが、マウスピースパッチの厚さも実は関係してきます。
マウスピースパッチの種類によっては厚さが何種類か出ていて何ミリかなどを選べたり、紙のような素材などさまざま。
厚さが厚いほど抵抗感が強く、リードが少し厚みを増したような感覚になり、音色は安定感を持ちふくよかになることが多いです。
逆に軽い吹奏感が好みの方や、マウスピースを保護したいけど吹奏感に影響を与えたくないという方は素材や厚みを工夫すると良いでしょう。
マウスピースパッチを貼らないとどうなる?
マウスピースパッチを貼らない方が吹きやすいという方も珍しくはありませんが、マウスピースを長く使うならマウスピースパッチを貼ることをおすすめします。
サックスを吹く際は前歯でマウスピースを噛む状態になっていますが、毎日同じアンブシュアで同じ場所に前歯を置いていると、前歯の形にマウスピースが削れてきてしまいます。
また、前歯がマウスピースの上で滑ってしまいアンブシュアが安定しないという方も滑りにくいマウスピースパッチを貼ることをすすめします。
マウスピースパッチにこだわるメリット
マウスピースを保護できる
上記でもご説明しましたが、マウスピースパッチを貼らなければ少なからず歯形がついていきます。
歯形が深くついてしまうと、前歯をマウスピースの上で動かしにくくなるのでアンブシュアを瞬時に変える際などに引っかかってしまいます。
マウスピースパッチにも歯形がついていきますが、劣化していたら張り替えれば良いのでお手入れも簡単です。
音色や吹奏感を微調整できる
リードやマウスピース、リガチャーほどではないものの、マウスピースパッチでも確実に変化を感じることができます。
リードやセッティングはピッタリだけどもう少し音に厚みが欲しい、逆に軽くしたいと感じている方にはマウスピースパッチで調整することをおすすめします。
マウスピースパッチの選び方
厚みで選ぶ
マウスピースパッチで重要なのは自分に合った厚さを選ぶことです。
マウスピースパッチを貼った感覚が苦手という方は、厚みの薄いものや、ブレステイキングのパウスピースパッチがおすすめ。
アンブシュアを安定させたい、前歯をしっかり固定したいという方は、バンドーレンやセルマーのマウスピースパッチがいいでしょう。
メーカーで選ぶ
色々なメーカーから出ているので何を選んで良いかわからないという方には、自分が信頼しているメーカーのものを試してみるのがおすすめです。
楽器や小物などをセルマーやヤマハ、バンドーレンで購入しているという方も少なくないと思いますが、マウスピースパッチもく各メーカーから粗悪なものは出回っていないので、自分の普段つかっている信頼できるメーカーのものを購入すると良いです。
マウスピースパッチおすすめ10選
マウスピースパッチ貼り方
マウスピースパッチの貼り方はお至ってシンプルで、マウスピースの自分の前歯が当たる位置に合わせて貼ります。
ポイントはマウスピースの油分や汚れをしっかり落としてから貼ることです。
汚れや油分を落とさずにマウスピースパッチを貼ると剥がれやすくなったり、マウスピースパッチの素材によってはパッチがマウスピースの上で動いてしまうこともあります。
マウスピースパッチの替え時ですが、ものによってまちまちではあるものの、基本的に歯が当たっている部分が破れてきたり変色してきた際は交換しましょう。
マウスピースパッチの代用品は?
マウスピースパッチが今すぐ必要だけど手元にない、一時的にマウスピースを保護したいという方は、演奏に多少支障は出るもののビニールテープなどで対応できます。
できるだけ薄めのビニールテープをマウスピースに収まる大きさで切り、使うことができます。
もちろん専用のものではないので一時的なものだと考えてお使いください。
マウスピースパッチの自作方法は?
マウスピースパッチとしての役割をしっかり果たすには、マウスピースパッチを貼るのが1番良いというのはもちろんではありますが、自作することもできます。
実際に私があらゆるマウスピースパッチを試してたどり着いたのは、「カッティングシート」です。
TECKWRAP カッティングシート カッティング用シート 多色 10枚セット A4サイズ約21×30cm グロス(艶あり) 光沢 カッティングステッカー
実はこちらは楽器店のマウスピースの試奏の際にも使われています。
私はこちらを自分の使いやすい大きさに切り、ケースに入れて持ち歩いています。
あまり吹奏感に影響が出ず、何よりも気軽に毎日貼り替えることができる価格が魅力です。
少々滑りやすいので注意が必要ですが、興味のある方は試してみてくださいね。
まとめ
お気に入りのマウスピースを長く使うためにもマウスピースパッチはおすすめです。
多少の吹奏感や音色も調整できるので、今回ご紹介した商品を参考に、ぜひ自分に合ったマウスピースパッチを選んでみてくださいね。
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