バンドでエレキギターを演奏する際に、確実に必要となる機材の筆頭格はエフェクターでしょう。
最近は高機能なマルチエフェクターが流行り始めていますが、個々の音色をすぐに調整でき、値段も抑えることができるコンパクトエフェクターでボードを組んでいる人は、まだまだたくさんいます。
コンパクトエフェクターでボードを組むと、数が多くなり踏みにくさが生じてしまいますが、そんな時にエフェクター底上げアイテムを使うと踏みにくさを解消することが可能。
今回はエフェクター底上げアイテムに加えて、エフェクター底上げアイテムの自作方法もご紹介していきます。
エフェクター底上げアイテムとは
エフェクター底上げアイテムとは、エフェクター自体の高さを上げて他のエフェクターたちより踏みやすくするものです。
- べダルライザーを設置する方法
- スポンジなどでDIYする方法
- 個々の高さを上げるだけではなく、2段にして違いを付ける方法
などが基本的な方法ですが、エフェクターの底上げアイテムは多種多様にあります。
市販のものが気に入られなければ、自身で凝ったエフェクターボードを自作することも可能。
簡単にできる調整方法でありながら、演奏のしやすさが大きく変わってくるため、現在のボードに不満を持っている人はぜひ、試してみましょう。
エフェクター底上げアイテムを使うメリット
他のエフェクターと高さの違いがつき踏みやすくなる
コンパクトエフェクターは、それぞれ大きさが違いますが、スイッチ部分の高さにそれほど差はありません。
底上げアイテムを使用することによって、他のエフェクターと高さの違いを付け、比較的多く切り替える必要があるエフェクターを踏みやすくすることができます。
あまり踏まないエフェクターを低くしておけば、踏み間違いも減らすことができるでしょう。
段付きのボードを買うよりも安く作成できる
コンパクトエフェクター用の、段付きのボードも販売されており、見た目も格好良く機能性が高いですが、どうしても値段が高くなってしまいます。
段付きのボードだと、最初からエフェクターを置ける場所が決まっているため、細かな調整がし辛いという点も欠点です。
自身で底上げアイテムを使うのであれば、想像通りのボードを、費用に合わせて作成することができます。
電源ケーブル類を整理できる
エフェクターの数が多くなってくると、電源ケーブルやシールドがかさばってしまいます。
底上げアイテムの下にケーブルを通すことによって、ケーブル類を整理しやすくなります。
ケーブル類は、演奏中にどうしても邪魔になってしまうため、底上げアイテムを使う大きなメリットといえるでしょう。
エフェクター底上げアイテムを使うデメリット
数が多いと作成の手間がかかる
底上げアイテムの導入を考えているプレイヤーは、それなりのエフェクターを使用しています。
そのため、数が多いとその分作成の手間がかかってしまうのは欠点といえるでしょう。
特に、自作する場合にはどうしても時間がかかってしまいます。
新しいエフェクターを導入するとその度に作成する必要がある
同じエフェクターを使用し続けるのであれば問題はありませんが、楽器演奏者にとってエフェクターは新たに導入され続けるものです。
新たなエフェクターを導入しなくても、ボードの中を変える際には、その度に作成したり、脱着する必要があります。
こういった手間を無くしたい場合は、段付きのボードの利用を検討してもよいでしょう。
エフェクター底上げアイテムの選び方
費用や手間で選ぶ
エフェクター底上げアイテムは、値段をかければその分手間を減らすことができます。
ですが、エフェクターの数が多くなれば費用が高くなってしまいます。
自身のお財布事情に合わせて、底上げアイテムを選びましょう。
脱着のしやすさで選ぶ
ボード内のエフェクターを頻繁に変える場合は、脱着のしやすさにも着目しましょう。
ずっと使い続けるエフェクターであれば、テープや接着剤などを使用するのもよいですが、不要になった際に売却するつもりであれば、脱着しやすく、跡の残らない底上げアイテムを使用したほうが良いです。
見た目で選ぶ
エフェクターボードは、他の人と差を付けるアイテムの1つです。
見た目に拘ることによって、自然と使いやすさも改善されます。
見た目に拘り過ぎると、その分手間もかかってしまいますが、納得できるボードを作成できるよう、エフェクター底上げアイテムについての知識をリサーチしましょう。
他のプレイヤーのボードを参考にするのもよいですね。
エフェクター底上げアイテムおすすめ10選
エフェクター底上げアイテムの使い方
ボード内のエフェクターに使用する
ボード内のエフェクターに使用し、使いやすくするために使用するのが一般的です。
使う頻度の多いエフェクターに使用し、踏み間違えて押してしまうと演奏に支障をきたしてしまうエフェクターには使用せず、高さに違いをつけましょう。
底上げアイテムを使用する場合には、パッチケーブルの長さにも注意する必要があります。
ケーブルが短すぎると、エフェクターの高さを上げた際に届かなくなってしまう場合があります。
高さ付きのボードを自作する
エフェクター個々に底上げアイテムを使用するだけではなく、ボード自体を自作する方法もあります。
代表的な物は、すのこなどで段付きのボードを自作し、マジックテープなどで脱着することによって底上げアイテムに代用をするといった方法です。
ホームセンターなどでDIYのための板やマジックテープなどの購入や加工など、手間のかかる作業が生じますが、1度作ってしまえば、長く使えるオリジナルボードになります。
エフェクター底上げアイテムの代用品は?
底上げアイテムの代用品として、特におすすめできるのは、段付きのエフェクターボードを使用することです。
自作するよりも費用は高くなりますが、底上げアイテムを装着する手間がなくなり、ボード内のエフェクターを変えやすくなります。
もしくは、コンパクトエフェクターの利用をやめ、普段使用しているエフェクターの音色をカバーできるマルチエフェクターの導入も検討してみてもよいでしょう。
エフェクター底上げアイテムの自作方法は?
底上げアイテムの自作方法は、費用と手間をどれだけかけるかによって大きく変わります。
簡単な方法としては、コの字の金具を100均で購入し、コンパクトエフェクターの隅に両面テープでくっつけるという方法もあります。
不格好になるのを避けたいという方は、ぺダルライザーを使用するのも1つの方法ですが、自身の求めている厚さの木の板を購入し、マジックテープで装着するのも良いでしょう。
まとめ
コンパクトエフェクターでボードを組む場合、そのまま使用することはもちろん可能です。
ですが、底上げアイテムを使用することにより大きく使いやすさが変わるため、バンドでエレキギターを演奏する場合には、導入してもよいでしょう。
費用や手間を考えながら、納得のいくエフェクターボード作りを楽しみながらできるとよいですね。
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