リコーダーは学校で習ったり、趣味で演奏する人もいますね。
最近はリコーダーストラップというものが販売されていて、小学生も使うことがあります。
少し前の世代はストラップなしでリコーダーを吹いていましたが、リコーダーのネックストラップの必要性は何なのでしょうか。
リコーダーストラップはどこに売ってるのか、そしておすすめリコーダースストラップ10選や手作り方法についてもご紹介します。
リコーダーストラップとは
リコーダーストラップとは、リコーダーに取り付けて首からリコーダーをぶら下げられるネックストラップです。
楽器店で購入できますし、学校でリコーダーを買う時に一緒に買える場合もあります。
またこれから紹介するような、ネット通販でも購入可能ですのでぜひお気に入りのものを選んでみて下さい。
お使いになるリコーダーのタイプに合うストラップを選べば、演奏する時に便利になりますよ。
リコーダーストラップにこだわるメリット
リコーダーは、必ずしもストラップがなくても演奏できる楽器です。
それなのに、ストラップを使うことにこだわるメリットは、どんなことがあるのでしょうか?
発表会で合奏と合唱をする時にスムーズに準備できる
リコーダーストラップを使う最大のメリットは、発表会で合奏と合唱をするときの流れがスムーズになることです。
例えば、合唱の後でリコーダーを使う合奏をする場合、ストラップがない時は合唱中にリコーダーは床に置きます。
ストラップがあれば、合唱は首に楽器をぶらさげたままで良いので、より効率的なスケジュールで運営できますね。
特に人数の多い学校などでは、少しの時間の短縮が、全体では大きな短縮になるでしょう。
机や床に置かなくていいので衛生的
リコーダーストラップを使うと、首から楽器をぶらさげられるので、楽器を机や床に置くようなことが減ります。
特に発表会などで一時的にでも床に楽器を置くのは、衛生的に心配になりますよね。
口をつけるタイプのリコーダーならばなおさら、床に触れさせたくないと思うので衛生面が気になる方に非常におすすめです。
他人の楽器と差別化できる
リコーダーは見た目が似ているので、パッと見ただけでは他人の楽器と間違えやすいことがあります。
無造作に置かれたリコーダーを、間違えて使いそうになってしまったことや使われそうになってしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。
学校の色指定が特になければ、目立つ色のストラップを付けておくと他人の楽器を吹いてしまうリスクが下がります。
気に入ったストラップを付ければ、楽器への愛着もより高くなるでしょう。
リコーダーストラップの選び方
リコーダーのタイプに合った形状のストラップを選ぶ
リコーダーストラップには、大きく分けて2つの形状があります。
お手持ちのリコーダーの形に合うストラップを購入しましょう。
リコーダーに「取り付け穴」がついている場合
リコーダーに、もともとストラップを付けるための「取り付け穴」がついている場合があります。
この場合、ネクストラップは先が細いひものループになっているタイプを選びましょう。
ループを穴に通せば使用できますよ。
別売りで取り付け穴のついたアダプタを買えば、それを楽器につけてループを通し、ストラップに固定できるタイプもあります。
ストラップの先にリング(輪)がついているタイプ
リコーダーに取り付け穴がない場合は、ネックストラップの先に固いリングがついているタイプを選びます。
このリングにリコーダーをはめて使うことが可能です。
強い力を受けると外れるタイプのストラップが安全
特に小さなお子さんが使うなら、強い力で引っ張られた時に外れる仕組みのストラップがおすすめ。
リコーダーネックストラップを使う時、そうした仕様(安全コネクタなどがついている)だと、ケガを防げるからです。
子供同士でふざけて引っ張ってしまった時や、何かに引っかかってしまった時、ストラップが外れるので安全に使用できます。
楽器のサイズに合った長さのストラップにする
リコーダーストラップは、「ソプラノリコーダー用」など専用のものがあります。
学校により、ソプラノまたはアルトリコーダーを使うところがあるので、楽器の種類に合うストラップを選びましょう。
リコーダーの種類は、ソプラノやアルトだけでなく、とても大きなバスリコーダーなどもあります。
このバスリコーダーはとても大きいので、ストラップも長さがとても長いです。
ソプラノリコーダーを吹く人はソプラノ用を、バスリコーダーを吹く人はバス用をと、買う時に間違えないように気を付けてくださいね。
リコーダーストラップおすすめ10選
ではさっそく、おすすめのリコーダーストラップ10選をあげていきます。
ネット通販で簡単に手に入りますので、ぜひ利用してみてくださいね。
ヤマハリコーダーストラップ ソプラノ用(KR1610)
YAMAHAのソプラノリコーダー用ストラップです。
ストラップの先にリングがついていて、リコーダーを2つに分解してからはめると固定できる形状になっています。
色も黄色で目立つので、つけておくと自分の楽器が分かりやすいですね。
またストラップが太めなので、首に食い込みにくいでしょう。
安全パーツつきなので、強い力が加わると外れて安心です。
AULOSソプラノリコーダー専用ネックストラップ(NS-S)
AULOS(アウロス)のソプラノリコーダー全モデルに対応するネックストラップです。
こちらもリングがついたストラップで、リコーダーを2つに分解してリングをはめるタイプですね。
パチッとはまるので、しっかり固定できます。
安全パーツがついていて、強い力が加わると外れる仕様です。
長さ調節はできませんが、やわらかめのストラップなので、適度な長さのところで結ぶといいですね。
AULOSソプラノリコーダー用ネックストラップ 104A/105A専用(NS-104A)
こちらアウロスのネックストラップで、アウロスの104A・105Aという種類のソプラノリコーダー専用となっています。
真っ赤なストラップなので、楽器の目印にピッタリです。
AULOSのソプラノリコーダーを使っている場合は、利用できるか規格をチェックしてみるといいでしょう。
ゼンオンソプラノリコーダー用ストラップ(SRS-01)
1960年代からリコーダー販売をしている「ゼンオン」(株式会社 全音楽譜出版社)のリコーダーストラップです。
ストラップの先にゴムのループがついており、やさしく楽器を固定してくれます。
長さ調節も可能ですよ。
SUZUKIリコーダー用ネックストラップ(SRK02)
SUZUKI(鈴木楽器)のリコーダーストラップは、シックなグレーのような色で、落ち着いた印象。
先にループがついており、リコーダーの「取り付け穴」に通すタイプです。
別売りで同社のリコーダーアダプタ(SRK-01)をつければ、取り付け穴のないタイプのリコーダーにも使える場合があります。
Charming Decorationソプラノリコーダー付属品セット(全モデル共通タイプ 4点セット)
こちらはCharming Decorationのソプラノリコーダー用付属品セットです。
リコーダーストラップ・専用指かけ・潤滑油・掃除棒がセットになっています。
ストラップは先にリングが付いたタイプで、ストラップの長さは調節が可能。
指かけもほしい人なら、こうしたセットもよいですね。
JOYJPソプラノリコーダー(セット商品)
こちらはJOYJPのソプラノリコーダーセットです。
「バロック式」または「ドイツ式」のドイツ製リコーダーに、ストラップ・指かけ・掃除棒・ケースが付属しています。
これから楽器もイチからそろえよう、と思っている方には、一式そろうのでおすすめですよ。
色も黒っぽくて、大人な雰囲気です。
ノーブランド品ソプラノリコーダー・ふえピタセット
こちらはセット商品で、前述した「ゼンオン」のソプラノリコーダー(130ジャーマン式)と、付属品がセットになっています。
付属しているのはネックストラップ・グリス(潤滑油)・掃除棒・ソフトケース・「ふえピタ」です。
「ふえピタ」とは、楽器の穴を指で押さえやすくするシール状のもので、指の力が弱い場合もしっかり穴をふさげるグッズ。
リコーダー本体を今から買う人は、このセットを買うのもいいですね。
ヤマハYAMAHAアルトリコーダー ストラップ付(楽器本体:YRA-28BIII)※アルトリコーダー
こちらはヤマハのアルトリコーダー(YRA-28BIII)に、アルト専用のストラップが付いたセットです。
アルトリコーダー用のストラップというのは珍しいので、これからアルトリコーダー本体も用意する方には貴重なセットですね。
他に布ケース・指かけ・掃除棒・リコーダークリームも付属しているので、アルトリコーダーを始めたい方にピッタリです。
ゼンオンバスリコーダー用ストラップ(BRS-1)※バスリコーダー
こちらはゼンオンの「バスリコーダー」専用のストラップです。
(※ソプラノやアルトリコーダーには使用できません)
ソプラノやアルトリコーダー用のストラップとは違い、ネックストラップの先にフックがついており、楽器をひっかけられます。
バスリコーダー用のストラップをお探しの方は、ソプラノやアルト用は使えませんので、こんなバス専用をご使用ください。
リコーダーストラップの使い方
ストラップの先がループ状のひもになっているタイプ
- ストラップの先に、ループ状の細いひもがついたタイプのストラップは、まずリコーダーの「取り付け穴」にループを通します
- 穴から出てきた輪に、ストラップをくぐらせて固定します
ループが穴に通りにくいときは、ループの先を指先で少しねじって「こより」を作るようにすると通りやすくなります。
またループの先だけなんとか穴に通せたら、あとはペンやつまようじ、クリップの先などでちょいちょいと引き出すといいですよ。
ストラップの先に硬いリング状の部品がついているタイプ
- ストラップの先に硬い材質のリングがついているタイプのストラップは、まずリコーダーの一番上の部分(頭部管)を外す。
- その後頭部管の下の白い部分で、一番下側の溝に、リングをはめる。
- もう一度元通りにリコーダーの管をくっつければ完成。
演奏しやすいようにストラップの長さを調節する
リコーダーストラップは長さ調節できるようになっているタイプもあります。
実際に楽器に取り付けて、演奏する姿勢に構えてみてから、長すぎや短すぎならアジャスタで長さを調節しましょう。
特に小さな子供は、あまりストラップを長くし過ぎても、物にひっかかりやすいので、付け方をみて調節してください。
リコーダーストラップの代用品は?
リコーダーストラップは、他のもので代用できる可能性があります。
以下のストラップは、リコーダー用ではないですが、「取り付け穴があるタイプのリコーダー」には代用できますよ。
スマホ用ストラップ
スマートフォン用ストラップで、特に「ガラケー」用のストラップは、先が細いループになっており代用しやすいです。
デジカメ用ストラップ
デジカメ用ストラップで、先が細いループになっているストラップは、代用できるタイプがあります。
オカリナ用ストラップ
オカリナ用のストラップも、細いループでオカリナをぶら下げるタイプのストラップなら、長さが合えば代用できます。
リコーダーより少し価格は高いですが、おしゃれな色のストラップがたくさんありますよ。
代用する場合の注意点
代用する場合の注意点は、リコーダーの重さに耐えられるかどうか、商品の耐荷重を確認して購入することです。
なお、他の楽器(サックスなど)のストラップは、リコーダーには取り付けられる仕様になっていません。
サックスストラップなどの代用はできないので、お気をつけください。
リコーダーストラップの手作り方法は?
リコーダーストラップは手作りもできます。
「至急リコーダーストラップが必要になった!」という場合は、手作りしてもいいですね。
まずこのような100均で売っている、名札を首から下げるための名札ストラップ(カードホルダー)を用意します。
次に、ストラップの先端の名札をはさむクリップのような部品を外してください。
(部品が硬くて外れにくければ、ニッパーなどを使うのがおすすめ)
そしてストラップの先の輪になっている部分を広げて、リコーダーを通し、キュッとストラップの輪を締めてリコーダーに固定します。
(輪を広げられなければ、輪に細いヘアゴムを通し、ゴムでリコーダーを固定してもいいでしょう。)
この方法では、取り付け穴のないリコーダーに使うストラップができますよ。
まとめ
リコーダーストラップは、学校でリコーダーを買う時に一緒に買える場合もありますし、通販でも販売されています。
身近にあるもので代用できたり、手作りも可能です。
しかし、購入してもあまり高価ではないので、できれば楽器に合う正規のリコーダーストラップを購入するのがおすすめです。
大切な楽器を落下させないよう、またケガをしないように、しっかり丈夫で安全なものを選んでくださいね。
売れ筋ランキングも
チェックしよう!