トロンボーンを始めたばかりときは、どのように練習したら良いか、何から手をつけて良いか迷うことがありますよね。
そんなとき「こんな曲を吹いてみたい!」「こんな風に吹きたい!」といった気持ちがあれば、モチベーションアップに繋がるのではないでしょうか。
今回は、そんな初心者の方に向けておすすめのソロ曲を10曲ご紹介します。
また、もうちょっと難しい曲に挑戦したいときのための3曲も併せてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
トロンボーン初心者向けソロ曲の選び方
「吹いてみたい」と思う曲を選ぶ
初心者の方にとって、何よりも大切なことは「吹いてみたい」と思う気持ちではないでしょうか。
自分の好きなメロディや、かっこいいと思うフレーズを「絶対に吹けるようにしたい」という純粋な気持ちは、練習に向かう気力を何より盛り上げてくれます。
好きな曲を選んで、楽しく練習に取り組んでいれば、いつの間にかテクニックが追いついて来るのではないでしょうか。
知っている曲・覚えやすい曲から選ぶ
初めて演奏する曲は、元から知っている曲を選ぶこともおすすめです。
全く知らない曲を、楽譜を追って習得するよりも、聞いたことのある曲の方が練習に取りかかりやすいと思います。
また、知らない曲でも、You Tubeで音源を聞くことができる曲が多いので、聞いてみて耳に残るメロディがあれば挑戦しやすいかもれません。
頭のなかにメロディラインをイメージして演奏することは、初心者か経験者かに関わらず、とても大切なことです。
心の中で歌いながら吹ける曲を選んでみてください。
どんなテクニックが必要か考える
You Tubeで演奏動画を見たり、譜読みをしてみると、だいたいどのくらいの音域が必要か、どのくらいの速さでスライドを動かしているか、どんなリズムか等が分かると思います。
トロンボーンを始めたばかりの場合、この位なら吹けるかもしれないという感覚がある曲を選ぶと良いのではないでしょうか。
また、ほんのちょっと難しいテクニックに挑戦して実力を上げていくのもよいかもしれません。
トロンボーン初心者向けソロ曲おすすめ10選
ウィンズスコア 虹の彼方に (WMB-11-004)
1930年代のミュージカル映画「オズの魔法使い」のテーマ曲です。
世界中、ありとあらゆるジャンルのアーティストにカバーされており、それぞれ思い浮かべるアーティストは違うかもしれませんね。
トロンボーンが得意とする中低音の音域を中心とした編曲なので、初心者にも取り組みやすい曲です。
イントロからサビのメロディが始まるのも、分かりやすくて良いですね。
ロケットミュージック紅蓮華(SOL-2013)
アニメ「鬼滅の刃」のオープニングテーマ。
基本的にチューニングB♭より下の音域で主に演奏される曲なので、初心者にも取り組みやすいのではないでしょうか。
4拍子の1拍目ではないところにアクセントが来る、シンコーペーションのリズムを意識して、原曲のイメージのように力強く演奏してみてください。
場面によって雰囲気が変わるので、歌詞や歌声をイメージして吹いてみると面白いかもしれません。
ロケットミュージック虹/菅田将暉(SOL-2056)
映画「STAND BY MEドラえもん2」テーマソングです。
菅田将暉の語りかけるような歌い方は、トロンボーンにぴったりです。
少し高い音も出てきますが、力まず優しい音で、さらりと吹けたらかっこいいのではないでしょうか。
スライドの動きが少し早いですが、一定のリズムで曲が進んでいくので、音楽に乗って演奏しやすい曲です。
ウィンズスコア星に願いを (WMB-11-002)
ディズニー映画「ピノキオ」主題歌。
どこかで耳にしたことがある曲ではないでしょうか。
ゆったりしていて、聴き馴染みのあるメロディーは初めて演奏するときも、イメージしやすくのではないかと思います。
大きくブレスを取って、1フレーズを大きく滑らかに吹けたら気持ち良いのではないでしょうか。
気持ちよく、世界に入り込んで演奏してください。
ウィンズスコアトロンボーン レット・イット・ゴー(WMB-14-006)
ディズニー映画「アナと雪の女王」のメインテーマ曲です。
日本語バージョンでは松たか子の力強い歌声が印象的ですね。
静かな低音のイントロから始まり、突き抜けるようなサビに突入します。
後半に向かってだんだんと盛り上がっていく曲なので、強弱を意識して演奏すると、原曲のイメージ通りですね。
ウィンズスコアI LOVE YOU/尾崎豊(WMB-13-013)
故、尾崎豊の名曲です。
ウィンズスコアのトロンボーンソロ楽譜は「めちゃモテ」シリーズと名付けられているのですが、その名の通り、トロンボーンの音色の色気が満載の曲です。
ゆっくりした曲で演奏しやすいとは思いますが、サビの中でGの音まで出てくるので、少し高い音も、良い音が出せると良いですね。
やさしく語りかけるように気持ちよく演奏してください。
ロケットミュージックあの日の川へ/ジブリ映画「千と千尋の神隠し」より(SOL-2175)
スタジオジブリ映画「千と千尋の神隠し」の劇中歌。
ジブリ曲のトローンボーンソロは、ハイトーンが多く出てきたり、難易度が高いものもありますが、この曲は最高Fまでの音域で、スローテンポで進行するので、比較的演奏しやすいのではないでしょうか。
久石譲作曲らしい、切なく懐かしいようなメロディは、トロンボーンで演奏しても胸にグッときます。
ウィンズスコア夢はひそかに(トロンボーン ソロ WMB-14-003)
ディズニー映画「シンデレラ」のメインテーマ。
原曲とは少し違ったアレンジが新鮮です。
イントロではゆったりと4拍子でメロディを聞かせ、途中で3拍子のワルツに切り替わります。
拍子が変わる楽しさを味わってみてください。
ワルツの部分では、シンデレラが舞踏会で王子様とダンスを踊っている姿が思い浮かぶようです。
ウィンズスコア 歩いていこう(WMB-12-002)
2011年発売のいきものがかりのミディアムバラード。
タイトルにぴったりの、のんびりと歩くような、ゆったりとしたメロディラインは初心者の方にも吹きやすいのでは、ないでしょうか。
また、同じフレーズの繰り返しが多いので、メロディが耳に残りやすく、練習しやすい曲です。
トロンボーンの調と同じB♭(変ロ長調)の曲なので、初心者でも演奏しやすいかと思います。
ミュージックエイト 「名探偵コナン」メイン・テーマ(SDTB8)
現在まで長く続くアニメ「名探偵コナン」のメインテーマです。
原曲はサックスのメロディーラインが印象的なロック調のアレンジですが、
こちらのアレンジはサンバ風のアレンジになっており、新鮮です。
音の跳躍が多く大変かもしれませんが、音を外さないで吹けるようになったら、気持ちの良いメロディですね。
トロンボーン初心者が吹けたらカッコイイ曲3選
Tarrodi Editionロッタのための歌/Sang till Lotta
スウェーデンの作曲家サンドストレムの作品です。
サンドストレムの知人の幼い少女「ロッタ」がトロンボーンを始めたことをきっかけにロッタのために作曲された曲だそうです。
作曲された経緯からも、初心者が挑戦するのにもってこいの曲ですね。
難しいスライドワークやハイトーンなどは出てきませんが、しっかりとメロディを聞かせることが大切になってくる曲です。
サザン出版エワイゼン : ソナタ
アメリカの作曲家エリック・エワイゼン作曲。
ソロコンテストでもたびたび演奏される定番曲です。
勢いがよく、金管楽器らしく、そしてトロンボーンらしさに溢れた一曲です。
煌びやかな音で高らかに演奏してみたいですね。
決して難易度は低くないのですが、こんな曲が吹けるようになることを目指してはどうでしょうか。
ミュージックエイト歌の翼に フェリックス・メンデルスゾーン(MSOTB64)
ドイツのロマン派の作曲家、メンデルスゾーン作曲。
元々は歌曲として作曲された曲ですが、管弦様々な楽器で演奏されています。
管楽器でも、フレーズに抑揚をつけて吹くことを「歌う」と表現しますが、美しいメロディは印象に残りやすく、「トロンボーンで歌う」のにぴったりです。
歌うように、しっかりと伸びやかな音で演奏してください。
まとめ
トロンボーンを始めて、自分一人で一曲が吹けるようになることは、大変な自信につながります。
吹奏楽やアンサンブルで腕を磨くのも良いですが、ソロ曲を習得して、演奏の幅を広げてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した曲は、初心者でも取り組みやすい曲ばかりなので、ぜひ楽譜を購入して、一層楽しいトロンボーンライフを送ってくださいね。
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