感性を養うために楽器をはじめることはよくあることです。
子供を持つ親としても、楽器の体験をさせてあげたいと思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、楽器は種類が豊富にあり、どの楽器を選べばいいのか悩んでしまいますよね。
そこでおすすめなのは、手軽に子供が楽しめるトロンボーンのおもちゃ。
レッスン代や楽器の値段が高く、なかなかトロンボーンをはじめられない方にもおすすめできるトロンボーンのおもちゃもご紹介します。
トロンボーンのおもちゃとは
はじめに、トロンボーンについてご説明しましょう。
トロンボーンとは、金管楽器の1種でよくオーケストラや吹奏楽、ジャズなど幅広いジャンルで活躍します。
他の金管楽器との大きな違いは、音程をスライドと呼ばれる部分で長さを変えて調節する点です。
運指を覚えなくても自由に演奏して楽しむことができます。
徐々に慣れてきたら、スライド位置(ポジション)を覚えることで曲を演奏することもでき、興味に合わせた使い方ができます。
演奏会等で使用されるトロンボーンは、およそ30万~40万円ほどで購入できますが、おもちゃのトロンボーンはほとんどがプラスチック製なので、数千円から高くて約2万円ほど。
手軽に購入することができるお値段なので、子供が楽器に興味を持ったら挑戦する楽器としても最適な商品といえるでしょう。
トロンボーンのおもちゃを吹くことで得られるメリット
肺活量を鍛えることができる
吹奏楽器は息を使って音を鳴らすので、商品によって効果の大小はありますが肺活量を鍛えることに繋がります。
肺活量を鍛えることで、演奏の表現が豊かになることのほかに、疲れにくくなるなどのメリットもあります。
現在では昔ほど外で遊ぶ機会が少なくなり、子供の体力の低下が懸念されています。
そこで楽器を演奏することによって、酸素を体内に多く取り入れたり吐き出したりすることで運動エネルギーを消費していることに繋がります。
簡単に音楽を楽しむことができる
トロンボーンのおもちゃですと、小さな子供でも息を入れてスライドを動かすだけで容易に音を変えられるものがほとんど。
簡単に音を出せ、かつ動きを伴った演奏は表現力を育成しつつ、子どもでも楽しく吹くことができるのです。
能力を育成しつつ、子供も楽しめるのはおもちゃのトロンボーンの魅力といえるでしょう。
安心して演奏することができる
吹奏楽やクラシックなどで使用するトロンボーンは、金属でできているので、操作を間違えるとスライドに手を挟み、怪我をする恐れがあります。
一方、おもちゃのトロンボーンはプラスチック製なので、金属製のトロンボーンのようにスライドに手を挟んでも怪我をしにくくなります。
トロンボーンのおもちゃの選び方
大きさや重さ
子どもの年齢に合わせて大きさや重さを選択することは、楽しく演奏するための1つの判断材料となります。
おもちゃのトロンボーンは、簡易的なものから本格的なものまで多種多様です。
簡易的なものですと、大人の手のひらサイズのものからありますので、幼児でも楽しく吹けるおもちゃとなります。
本格的なものですと、吹奏楽やクラシックで使われている金属製のトロンボーンをそのままプラスチックにした商品があります。
これは、小学生高学年から大人まで使用することができますので、子どもの年齢や体格などから選択すると良いでしょう。
安全性
子どもが使うおもちゃは安全性が高いものがいいですよね。
先述した通り、トロンボーンのスライドは手を挟む恐れがありますが、プラスチック製の方は金属製よりも安全性が高くなります。
また、プラスチック製の中でも楽器の大きさや構造によっても怪我のしやすさが変わってきます。
本格的なプラスチック製のトロンボーンは構造が金属製と同じなので、手を挟む可能性が高いです。
そのため、幼児や小学生低学年だと危険なのでなるべく避けた方がよいでしょう。
トロンボーンのおもちゃおすすめ10選
Musical Toyミニ・トロンボーン(KR206)
対象年齢は、3歳頃からのトロンボーンのおもちゃです。
吹き口がリコーダーのようになっており、小さい子でも息を入れやすい形状となっています。
スライドの代わりにシリンダーがあり、動かすと音が変わります。
木でできているので、小さい子供でも安心できる商品です。
赤と青の2種類があります。
AGATSUMAアンパンマンスライドトロンボーン(4971404311565)
形状は単純化されていますが、ほぼトロンボーンと同じ形である商品です。
ワンポイントでキャラクターのマークがついているので、子供も喜んでもらえそうな商品ですね。
スライドを動かすことで音を変化することができ、特に口の形を気にせずとも、息を吹き込めば音がでるようです。
また、通常のトロンボーンより、小さいので高い音が出ます。
音を出すことに慣れてくると、音域の狭い曲であれば演奏を楽しむこともできるでしょう。
pInstrumentsプラスチック製管楽器スライド式入門楽器(PBUZZ1R)
スライド式の入門楽器として扱われている商品です。
目印が書かれており、それに合わせ息を入れることで、「ファ・ソ・ラ・シ・シb・ド」の6音を出すことができます。
これからトロンボーンを本格的にやりたい方にとって、ポジションという概念を覚えるために適した商品です。
音もトロンボーンと似た音が出ます。
プラスチック製なので軽いですが、最少約55cm~最長約81cmなので少し大きくなりますので、小学生のお子さんにおすすめです。
ZO ゼット/オープラスチック製テナートロンボーン 細管(TTB-04)
プラスチック製のトロンボーンの定番商品です。
吹奏楽やジャズなどではテナートロンボーンとバストロンボーンが一般的ですので、もし中学校の部活動でトロンボーンをやりたい場合、経験が役に立ちます。
本格的なトロンボーンが約1万円で購入できるので、練習用としてはお手頃の商品だと言えます。
小学校高学年から大人までおすすめできる商品です。
ZO ゼット・オープラスチック製テナーバストロンボーン 太管(TB-10)
こちらもプラスチック製のトロンボーンの定番商品。
先ほどのテナートロンボーンより、低い音の出るバストロンボーンとなります。
プラスチック製という点から高い音が出やすく、低音の深みを出すことが難しいといった特徴があります。
バストロンボーンは通常ですと重いのですが、こちらの商品は軽く子供でも問題なく吹くことができます。
趣味や遊び程度であれば問題なく、子どもでも楽しく吹くことができます。
pBONEミニプラスチック製トロンボーン(tw-200413pb02)
国際トロンボーン協会会長が監修したpBONEが作成したプラスチック製のアルトトロンボーンです。
色は全部で2種類あります。
全長約85cmなのでテナートロンボーンやバストロンボーンで手が届かない子供でも扱える商品です。
形状がシンプルなので、扱いも簡単である点が利点として挙げられます。
2万円程度なので、これからトロンボーンを練習したいお子さんの誕生日やクリスマスなどのプレゼントとしておすすめできる商品です。
pInstrumentsプラスチック製管楽器Bbテナートロンボーン(PBONE1PNK)
カラーバリエーションが豊富なプラスチック製のトロンボーンです。
重量が800gなので、大変軽く、ぶつけても破損しにくい点が特徴として挙げられます。
トロンボーンに興味を持ち、本格的にトロンボーンをやりたい子どもにおすすめできる商品です。
ケースが付属品としてついているので、持ち運びも便利ですし、音も金属製のトロンボーンとあまり変わらないので十分満足できるでしょう。
時々、傷がついている場合があるということで、プラスチック製の欠点と言えるでしょう。
SHUNTIANアルトトロンボーン(B09WH68P84)
銅でできているので、本格的な音が出ます。
テナートロンボーンだと大きく、バランスが取りにくいといった方におすすめの商品です。
一方で、重さが4.8kgなので少し重めになります。
そのため、小学生の低学年や中学年以下のお子さんだと少し吹きにくさを感じるかもしれません。
今後、長期的にトロンボーンをはじめたい小学生の高学年以上におすすめできる商品となります。
値段が約13万円なので、可能であれば試し吹きをおすすめします。
KAILINGBAIHUO初心者トロンボーン(B09G27HC7W)
トロンボーン初心者や子どもにおすすめできる商品です。
吹奏楽やジャズで用いられるテナートロンボーンやバストロンボーンより小さいものになります。
そのため、小柄な女性や子供でも問題なくスライドを使うことができます。
一方で、値段が10万円を超えるので少し手の出しにくい商品ではありますが、長く使うのであればおすすめできる商品です。
重さは約3キロですので慣れるまで重く感じるかもしれません。
トロンボーンのおもちゃの吹き方
トロンボーンの吹き方は、とても簡単なので以下の二点について気をつければすぐにできるようになります。
息の入れ方
おもちゃのトロンボーンから音を出すためには、マウスピースという所に息を入れます。
簡易的なおもちゃの場合は息を入れるだけで音が出ます。
本格的なプラスチック製のトロンボーンの場合、口の形にも気をつける必要があります。
唇を軽く閉じ、口の周りが平らになるようにして、息を出します。
このときに頬が膨らまないようにし、かつ唇の形が変わらないようにしてください。
この口の形を「アンブシュア」といいます。
アンブシュアを覚えておくことで、演奏技術の上達にも繋がるので、これから長く続けたい方には必ずマスターしてもらいたい点のひとつです。
スライドの動かし方
ここでは主に本格的なプラスチック製のトロンボーンについてご紹介していきます。
はじめに楽器の持ち方として、左手で楽器をしっかり支え、右手でスライドを動かします。
このとき、スライドを持つ手はリラックスした状態で力を抜いて動かしましょう。
楽器を持っている手の位置が間違っていると、怪我の原因になるので、初めのうちにきちんと覚えておきましょう。
トロンボーンのおもちゃの代用品は?
トロンボーンのおもちゃの代用品として、実際に鉄のパイプから作っている方もいます。
小学生や中学生の夏休みの工作として、大変興味深いものでした。
興味がある方は、是非調べて作成してみてください。
また、小さな子供でも作成可能なトロンボーンとして、「ストロー」で作成したものもありました。
今回は、誰でも簡単に作成できるストローで作成したトロンボーンについてご紹介します。
ストローで作成したトロンボーン
用意する材料
ストロー(大)・・・直径約8mm ストロー(小)・・・直径約6mm ビニールテープ 横1cm×縦40cmの紙 はさみ ボンド |
作り方
- ストロー(小)を15cmに切ります。
- ストローの片側を平たくし、吹き口が狭くなるように両端をナナメに切って下さい。
- ストローの反対側にビニールテープを1~2回巻きつけましょう。
- ストロー(大)を10cmに切り、片側の先から5mm空けた場所に紙を巻きつけます。
- 紙コップの底の中心にストロー(大)が通るように約8mmの穴を開けます。
- 5で開けた穴にストロー(大)を固定するようにボンドで付けます。
- ストロー(小)のビニールテープを止めた方を、ストロー(大)に差し込みましょう。
ストロー(小)が動くようにビニールテープの巻く回数を調節して完成です。
演奏方法
紙コップを持ち、吹き口に息を吹き込むと音が鳴ります。
音が鳴りにくい場合は、吹き口が硬いことが原因になるので、柔らかくなるようにもみほぐすとよいでしょう。
音が出たら、紙コップを持って長さを変えることで音程が変わります。
音階にすると、1オクターブは出ると思いますので、挑戦してみて下さい。
音程が定まったら、ポジションが分かるようにペンで音階の印を付けておくと、曲を吹くときにも便利です。
まとめ
今回は、トロンボーンのおもちゃについてご説明しました。
子どもが使うものであれば、まずは安全第一で商品を選択していく必要があります。
そのためには、子どもの年齢や体格に合わせたものを選ぶことが重要になります。
子供が本格的にはじめたいと思った場合、別のトロンボーンのおもちゃに変えたり、金属製のトロンボーンを購入してもいいかもしれません。
子どもの安全と興味関心に合わせて商品を探してみましょう。
売れ筋ランキングも
チェックしよう!