トランペットの練習で欠かせない「チューナー」。
正しい音程で練習するために、使いやすいチューナーがあれば、練習がはかどり演奏にも良い効果をもたらしてくれます。
- トランペット用のチューナーでおすすめの商品は?
- チューナーはどのように使うといい?
という疑問をお持ちの方へ、トランペット用のおすすめチューナー10選とトランペット用チューナーの詳しい使い方を解説します。
トランペット用チューナーとは
トランペット用チューナーとは、練習時に音程を正しく調節するために使用するものです。
チューニング機能だけでなく、メトロノームとしても使える多機能のチューナーもあります。
マイク付きのチューナーなら、雑音の多い環境でも、確実に自分の吹いている音をひろってチューニングできて便利。
楽器に直接装着して使えるタイプや、譜面台につけて使えるチューナーもあるので狭い場所や机がない所での置き場所に困りません。
自分の練習環境に合うチューナーを使ってみましょう。
トランペット用チューナーを使うメリット
正確なチューニングができる
チューナーを使わずに「耳で聞くだけで」チューニングしようとすると、音程がずれやすくなります。
聴音力を鍛えた人なら、正確に合わせられますが、初心者には非常に難しいでしょう。
間違った音程で練習を続けると、それに耳が慣れて正しい音程がわからなくなってしまいます。
初心者や、耳で音を合わせるのが苦手な人ほど、最初はチューナーで正しい音をつかむ練習をするのがおすすめです。
チューニングを効率的にできて練習時間がなくなるのを防げる
パート練習や合奏の前にはチューニングをしますが、耳で合わせるだけだとなかなか合わないこともありますね。
あまりにチューニングに時間がとられると、貴重な練習時間が削られてしまいます。
そこでトランペット用チューナーを使用し、早く正確にチューニングして曲の練習にしっかり時間を割くことでスキルアップへつなぐことができるのです。
どの音も正確な音程で吹く練習ができる
チューニングは「B♭」の音などで行いますが、演奏ではどの音もまんべんなく音程を正しく吹ける技術が必要。
トランペット用チューナーをそばに置いていれば、演奏しながら「この音はいつもかなりピッチがずれるな」など把握できます。
そうすると、音程を合わせるのが苦手な音でも、チューナーで正しい音程を確認しながら正確に演奏できるようになるでしょう。
気軽にテンポ確認ができる
メトロノーム機能も付いたチューナーなら、気軽にテンポの確認ができます。
おもりがついた振り子タイプの大きなメトロノームだと、持ち運びが大変な上、いちいちおもりを調節しないといけません。
しかも、おもりが付いたタイプは、壊れやすくテンポが狂いがち。
トランペット用チューナーのメトロノーム機能なら、手元でサッと操作できてテンポも狂いません。
トランペット用チューナーの選び方
目盛りの大きさ
チューナーで音程をチェックする時は、楽器を両手で持って吹きながらになります。
トランペットは長さがある楽器なので、楽器を構えて少し離れたベルの位置にチューナーを置くことになるということです。
ですから、少し距離が離れた場所からでも目盛りが見やすいチューナーがおすすめ。
液晶画面が大きめのチューナーを使うことで、メトロノーム機能を使う時も目でテンポの確認をしやすくなります。
置き方のタイプ
チューナーは、一般的に下記のようなタイプのものが販売されています。
- 机に平置きするタイプ
- 自立する支えが付いたタイプ
- 楽器や譜面台に付けられるタイプ
机に平置きするタイプだと、トランペットを吹きながらのぞき込むことになり、口の形や吹く姿勢がやや崩れがち。
崩れた姿勢で吹いた音でピッチを合わせても、また姿勢を直すと音程がずれることがあります。
そのため、おすすめのチューナーのタイプは支えが後ろについていてチューナーが自立するタイプか、楽器や譜面台につけられるチューナーのタイプがいいでしょう。
録音機能付きかどうか
トランペット用チューナーに録音機能がついていると、自分が吹いた音を記録できるので非常に便利です。
なぜなら、自分の演奏を録音してチェックすれば、演奏のクセを把握できて改善できるメリットもあります。
ハイスペックなものだと、メトロノームやチューナー機能を使いながら録音も可能なので、客観的に自分の演奏のテンポや音程を確認が可能。
USBでプロが演奏した音源をチューナーにおくり、再生できるタイプもあるので音楽プレイヤー代わりにも使えます。
トランペット用チューナーおすすめ10選
YAMAHAチューナー/メトロノーム/レコーダー(TDM-75R)
ヤマハのチューナーで、メトロノームやレコーダーと一体型になっているタイプです。
チューニングはもちろん、メトロノームとしても使え、最大20分も曲を録音できるのが特徴。
しかもチューナーとメトロノーム、録音機能を同時に使用できます。
USBで好きな曲を本体に送れ、再生できるので、課題曲を聞いて確認するのにもおすすめです。
YAMAHAチューナーメトロノーム(TDM-700GM)
こちらもヤマハのチューナーで、専用マイクが付いているタイプです。
マイクを使うと、楽器から出る音を確実に拾ってくれるので、より正確なチューニングができます。
純正律の音程を示すマークがついており、いろいろなチューニング場面に対応できるタイプです。
YAMAHAチューナーメトロノーム (TDM-700G)※トランペットステーションオリジナルステッカー付き
こちらも先ほどと同じヤマハTDM-700Gですが、トランペットステーションオリジナルステッカーが付いています!
国内随一のトランペット専門店のステッカーなので、トランペット奏者にはなじみがあるでしょう。
トランペットへの愛を周りに見せつけたいなら、このステッカー付きチューナーもアリですね。
YAMAHAクリップオンチューナー(TD-38S)
こちらはクリップ式になっており、トランペットに取りつけてチューニングが可能なタイプです。
単4電池1本で使える点が、経済的。
画面はシンプルで見やすく、小型で軽いので手軽に活用できますね。
メトロノーム機能はついていない、チューナーに特化した仕様です。
あまりごちゃごちゃいろんな機能がついていない方がいい!という人におすすめ。
SEIKOメトロノーム&チューナー ピックアップマイク スペシャルパック(STH200LP)
セイコーのメトロノーム機能つきチューナーに、マイクが付属した2点セットです。
大きめの音量でクラリネット風の基準音を鳴らせ、聞き取りやすくなっています。
こちらはブルーですが、ミントブルーのような色がかわいく、練習意欲があがりそうですね。
本体上部にスリットがあり、譜面台に取り付けられ、譜面をめくる時の邪魔にもなりません。
SEIKOチューナー&メトロノーム(STH100)
こちらは同じくセイコーのチューナーで、ストップウォッチ機能も付いている「STH100」シリーズです。
背面についているチルトスタンドを使えば、譜面台に差し込んで取り付けもできて便利ですよ。
ストップウォッチは最大で1時間59分まで計測できます。
この色はシルバーですが、他にもキャラクターデザインがついたタイプも多数販売されていますよ。
SEIKOチューナー&メトロノーム スペシャルパック(STH50P)
こちらもセイコーのチューナー&メトロノームで、STH50P型です。
手のひらサイズで小さく、厚さも一般的なものより薄めで、持ち運びしやすいのがいいですね。
ピックアップマイクも付属しており、管楽器のチューニングもできます。
こんなにコンパクトでスマートなデザインですが、メトロノーム機能も付いていますよ。
KORGSlimpitch
KORGのSlimpitchは、タブレットケースサイズのコンパクトなチューナーです。
手のひらに収まる大きさで、楽器ケースに入れることが可能。
専用マイクが付属しています。
上部についたマグネットで譜面台の下側に固定でき、楽譜をめくる時にも邪魔になりません。
保護カバーを使えば、スタンドとしても利用でき、机の上で自立させることができます。
KORGCA-2 クロマチックチューナー
KORGのカードタイプのチューナーです。
軽量でコンパクトなサイズなのに、200時間連続で稼働が可能。
デザインは必要な機能だけをシンプルに配していて、画面表示も文字が大きく見やすいです。
ツートーンカラーはオシャレな印象。
チューニング精度が高いのに、リーズナブルな価格も魅力的ですね。
KORG管楽器用クリップチューナー(AW-LT100T)
こちらもKORGのチューナーで、クリップで楽器に留められるタイプです。
かなり小型で持ち運びしやすいサイズですが、100時間の連続稼働ができます。
トランペットとトロンボーンでの使用に特化したクリップチューナーなので、使いやすさも抜群。
左右についているスイッチで、操作も簡単にできます。
トランペット用チューナーの使い方
チューナーを正しく設定する
チューニングの際は「どのヘルツ(Hz)で・どの音で」チューニングするかを、チューナーに正しく設定する必要があります。
所属団体によって「442Hz」で「B♭」の音、などチューニングする設定が決まっているので、確認してみましょう。
合奏で周りに合わせられるよう、その決められた基準に合うように、チューナーを設定します。
トランペットを温めてからチューニングする
次にトランペットの管が温まるよう、基礎練習をしておきます。
管が温まると楽器全体の音程が上がるので、先に温めておくのですね。
十分温まったら、楽器を吹きながらチューナーで音程が合っているか確認します。
チューナーを机や譜面台に置くか、楽器に取り付けられるタイプなら、ベルに取り付けてチューニングしましょう。
チューナーの針ができるだけ真ん中の目盛りを指すように
トランペットはB♭管なので、チューニングの音がB♭の場合、チューニング ベーと呼ばれる「ド」を吹きます。
できるだけチューナーの針の表示が目盛りの真ん中にいくよう目指しましょう。
音程が高ければ抜差管を抜き、管を長くします(音程が下がる)。
音程が低ければ抜差管を縮め、短くします(音程が上がる)。
トランペットは唇の形でも音程が変わるので、音程を正しく維持できるよう、口の形も確認しましょう。
トランペット用チューナーの代用品は?
チューニング用アプリも活用できる!
トランペット用のチューナーはたくさん販売されています。
しかし、毎回持ち運ぶのが面倒だということもあるでしょうし、何か他に代用できるツールはあるのでしょうか?
代用品として、スマホアプリを活用する方法があるので、おすすめのチューナーアプリを3つ紹介します。
TonalEnergy Tuner
歌唱、弦楽器、管楽器、ギターと幅広く利用できるチューナーアプリです。
チューナーだけでなく、メトロノーム機能もついています。
トランペットをはじめ、20以上の種類の楽器の音色を鳴らすことも可能です。
Pitchedチューナー
こちらも管楽器や弦楽器などに対応しています。
初心者でもプロでも使える仕様で、画面がシンプルなデザインで見やすい点が人気。
BOSS Tuner
有名ブランド「BOSS」のチューナーと同様のチューニングができるアプリです。
デザインがかっこよく、操作もシンプルで使い勝手がよい、と高評価となっています。
まとめ
トランペット用チューナーを使えば、正確な音で練習でき、耳を鍛えることも可能です。
メトロノームや録音機能がついているもの、小型で持ち運びに便利な種類もあります。
スマホのチューナーアプリも便利なので、いろいろと比較して練習環境に合うものを使ってみましょう。
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