ドラムを始めたい社会人が買うべきアイテム3選|電子ドラムは必要?

  • ドラムを社会人になってから始める際に買うべきアイテムはなに?
  • 家族がいるから電子ドラムとかはなるべく購入したくないけど…電子ドラムって必要なの?
  • 仕事しているから練習時間が限られてるけどなにから手をつけたらいい?

ドラムを社会人になってから始めるとなると、練習時間を確保するのも難しいですし、家族からの視線が気になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「ドラムを始めるためにはさまざまなアイテムが必要だからお金がかかる」と思い込んでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。

実はドラムって、ギターやベースなどと比べても圧倒的に初期費用を抑えてコスパ良く始められる楽器なのです。

なぜなら、ギターやベースを始めるのならば楽器本体を購入する必要があります。

しかし、ドラムの場合はドラム本体を購入する必要がなく、音楽スタジオなどでドラムをレンタルするだけで手軽に始めることが可能。

今回の記事では、ドラムを始めたい社会人の方が最低限買うべきアイテムと、電子ドラムの必要性についてご説明していきます。

imakaramusic運営者情報
目次

ドラムを始めたい社会人が買うべきアイテム3選

ドラムを始めたい社会人がまず買うべきアイテムは、下記の3つです。

  1. ドラムスティック
  2. メトロノーム(スマホアプリでも可能)
  3. 練習パット

「ドラムを始めるなら電子ドラムを購入した方が良いんでしょ?!」という方は、ちょっとお待ちください。

まずはドラムスティック・メトロノーム・練習パットだけを揃え、練習していく中で電子ドラムの必要性を感じたら購入するのがおすすめです。

電子ドラムは安い買い物ではないのでよく考えましょう。ドラム初心者に電子ドラムが不要である理由は、後程ご説明します。

ドラムスティック

ドラムスティックは、ドラムを始める際になくてはならないアイテムです。

極論、ドラムスティックさえあればドラムを始めることができます。(ドラムは音楽スタジオでレンタルすればよい)

とはいえ、ドラムスティックはさまざまな種類があります。

ドラム初心者の方でどれを購入したらいいのかわからずに迷ってしまう方は、下記の3つの中から選ぶのがおすすめです。

下記の記事では、その他のおすすめドラムスティックをご紹介しています。ドラムスティックに関して詳しく知りたい方は読んでみてください。

メトロノーム

メトロノームは、ドラム上達するために必須のアイテムです。

メトロノームを使って練習するのとしないとでは、上達スピードが全く違ってきます。

「ドラムを始めたいけれどなかなか練習する時間が取れない」という社会人の方こそ、メトロノームは購入しておきましょう。

生のドラムを叩いての練習になると、ドラム用のメトロノームが必要になりますが、自宅で行うスティック練習の際には、スマホアプリのメトロノームでも十分です。

メトロノーム選びで悩んでいる場合は、下記の3つの中から選ぶのがおすすめ。

おすすめのメトロノーム

もっとおすすめのドラム用メトロノームを知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。

練習パット

ドラムを自宅で練習する場合、練習パットがあると非常に便利です。

私は高校生時代は、節約のために分厚い本でスティック練習をしていた時期がありました。しかし本だとスティックの跳ね返りがないため、生のドラムを叩いた時と全く違う感覚になってしまうのです。

逆にいうと、練習パットもモノによってはスティックが跳ね返りすぎるものもありますので、なるべく生のドラムに近い感覚で練習できる練習パットを購入しましょう。

おすすめの練習パット(トレーニングパット)に関する記事は下記になりますので、こちらも必要があれば参考にして下さい。

ドラム上達に必要な3つのアイテム

次にご紹介するのは、ドラム上達に必要な3つのアイテムです。

便利な4つのアイテム
  1. スティックコントロールの教本
  2. 練習用の重たいスティック
  3. 電子ドラム

ここからはなくても問題ないアイテムではありますが、スムーズにドラム上達したいのなら揃えた方がいいでしょう。

スティックコントロールの教本

ドラムを始めたい社会人の方は、「仕事で時間がない」「家族と過ごす時間も大事にしたい」と思っている方が多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが、Stick Control for the Snare Drummerというスティックコントロールの教本です。

ドラム初心者ですと、ドラムセットでドラムを叩くことばかりを目標に考えてしまうかもしれません。

しかし、スティックコントロールができていればドラムセットを目の前にしてもスムーズにドラムを叩くことができるようになります。

しかも、スティックコントロールの教本は楽譜が読めない人でも英語が読めない人でも簡単に理解できます

ちなみに、下記のことだけを頭に入れて下さればOKです。

  • Rは右手で叩く
  • Lは左手で叩く

楽譜で表すと下記のようになります。

スティックコントロールの譜面

R(右手)とL(左手)の意味さえわかれば練習できる優れた教本です!
ドラム教本で迷ったらStick Control for the Snare Drummerを購入すれば間違いないです。

譜面台もあると便利なので、必要があれば購入しましょう。

練習用の重たいスティック

スティックコントロールなどの練習用には、通常使うスティックよりも重たいスティックを使うと指の強化になるのでおすすめです。

重たいスティックで練習をしていると、通常使っているスティックのコントロールが簡単にできるようになります。

強弱もつけやすくなるので、より本格的に練習をしていきたい方は購入しておきましょう。

電子ドラム

電子ドラムは家でも気軽に叩けるため、音楽スタジオへ通う時間がない方や、スキルを向上させたい方にはおすすめです。

しかし、振動がうるさい点がデメリットとして挙げられます。

家族がいらっしゃる方や、アパート・マンションなどご近所さんの騒音になってしまいそうな環境にお住いの方にはあまりおすすめできません。

電子ドラムを置くスペースも必要ですから、住居によっては置けないことも考えられます。

ご自宅が楽器OKだったり防音室があったり、ご近所のことを気にしなくて済むような環境にお住いならば検討してみてもいいでしょう。

一軒家ならばさほど問題ないと思いますが、賃貸に住んでいるなら上下左右のお部屋にいる方に迷惑がかかることもあります。
どのくらいあなたのお部屋が防音面で優れているかも重要です。

とはいえ、ドラム初心者には電子ドラムが不要であるケースも多いので、詳しくご説明していきます。

ドラムを始めたい社会人に電子ドラムが不要である理由

それでは次に、ドラムを始めたい社会人になぜ電子ドラムが不要なのかをお伝えしていきます。

電子ドラムが不要である理由
  1. 電子ドラムは生ドラムと叩き心地が全く違う
  2. 叩くフォームが定まらない
  3. 振動が迷惑になる可能性がある

「電子ドラムで演奏したい」という理由ならば購入するべきですが、生のドラムを頻繁に叩きに行ける環境にあるのならば電子ドラムは不要であることも多いです。

電子ドラムは生ドラムと叩き心地が全く違う

ドラムを始めたばかりの初心者さんに電子ドラムをおすすめできない一番の理由は、電子ドラムと生ドラムは叩き心地が全く違うからです。

電子ドラムと生のドラムを叩き比べてみるとわかりますが、電子ドラムは音の表現力が乏しく強弱がつけにくいですし、全く別の楽器であると思った方がいいです。

電子ドラムと生ドラムの違い
  • スティックの跳ね返り
  • 音の鳴り方・響き方
  • ドラムやシンバル同士の距離感
  • 叩く面の大きさ
  • ペダルの踏み心地

など、全てにおいて違ってきます。

ドラム初心者さんが電子ドラムに慣れ過ぎてしまうと生のドラムセットが叩きづらくなることもあるので要注意です。

叩くフォームが定まらない

先ほどご説明したように、生のドラムと電子ドラムは叩く面の大きさも違えばドラムやシンバルの距離感が全く違います。

電子ドラムは中心にドラムやシンバルがギュッと寄っている状態ですが、生のドラムセットは自分の叩きやすい高さや位置に調整することが可能。

もちろん電子ドラムも位置や高さを変えられますが、生のドラムセット程自由には変えられません。

ドラム初心者のうちから電子ドラムに慣れてしまうと、生ドラムを叩く際に叩きにくさを感じてしまうかもしれません。

上記の電子ドラムは非常に評判が良い商品です。20万円弱しますが、高価な電子ドラムになればなるほど生のドラムに近い音が出ます。

振動が迷惑になる恐れがある

電子ドラムを購入する際に一番気になるのは、振動や騒音問題ではないでしょうか。

家族と同居している場合、家族の了解を得なければいけませんし、叩ける時間も限られてしまいます。

その上、一軒家や防音室が備わっているマンション以外に住んでいる方は、音や振動が近所迷惑になる可能性があるのです。

ご自身のお住いの環境によっては、電子ドラムの購入を控えた方が良い場合もあるでしょう。

電子ドラムが必要な人はこんな人

とはいえ、電子ドラムが不要であるという意見は、全てのドラマーさんに当てはまるわけではありません。

例えば「仕事が忙しすぎて音楽スタジオへ通う時間がない」「リズム練習を楽しくやりたい」などの理由があるのなら、電子ドラムは買うべきです。

注意点としては、安い電子ドラムだとしても、なるべく生のドラムに近いものを選びましょう。

安くて性能の良いドラムをピックアップした記事は下記になるので、参考にしてください。

ドラムを始めたい社会人の練習方法

ドラムを始めたい社会人がドラムを練習する方法は、2パターンあります。

  1. 音楽教室で練習
  2. 独学で練習

今の時代YouTubeでも有料級の情報を見ることが出来るので、独学でも上達していける可能性は十分あります。

しかし、スティックの持ち方や振り方は一度クセがついてしまうと直しにくいので要注意。

慣れるまではドラム教室に通って指導してもらった方が近道であるということは言えます。

私が独学でドラムを始めた失敗談もお伝えしながら、詳しくご説明していきます。

ドラム教室で練習する

完全にドラム初心者の場合は、出来ればスティックの持ち方と振り方までは、ドラム教室で学ぶ方のがおすすめです。

なぜなら、スティックの握り方や振り方に自己流のクセがついてしまうと速いスピードを叩く時に支障が出てしまうことがあり得ます。

私は実際にドラムを独学で始め、動画やドラム教本などでスティックの持ち方を研究したつもりでしたが、完全に自己流になっていました。
その後少しだけドラムスクールに通った時期があるのですが、ひたすらスティックの持ち方を直されました。

私のように、スティックの持ち方が自己流になってしまうと、正しい持ち方に修正するまでに非常に時間がかかってしまうことがあります。

スティックの持ち方はドラムを叩くスピードや、指・手首への負担にも関わってきます。
出来れば初心者のうちから正確な持ち方を学んだ方が良いでしょう。

独学で練習する

ドラムを独学で練習する場合は、主に下記の方法が考えられます。

ドラムを独学で練習する方法
  • YouTube
  • ドラム教本
  • ブログサイト

YouTubeやドラム教本を参考にする場合は、どれを参考にしたらいいのかわかりませんよね。

一番おすすめの選び方は、自分がカッコイイと思ったドラマーさんの発信から学ぶことです。

ドラム初心者にもおすすめのドラマーさんたちをピックアップしたので、ぜひ上記の記事もご覧ください!

社会人がドラム教室に通う3つのメリット

ドラムは独学でも練習出来ますし、上達することも可能ではありますが、ドラム初心者のうちは出来るだけ変なクセをつけたりしないことも大切なこと。

基礎だけをドラム教室で学び、その後に独学で上達していく方向でも良いでしょう。

ドラム教室に通うメリットは、下記の3つのことが挙げられます。

ドラム教室に通うメリット
  1. 初心者のうちから変なクセがつかなくて済む
  2. 身体の使い方を教えてもらえる
  3. 先生がいるので挫折しにくい

私は実際に「ドラムは独学で学べるでしょ!」と独学で学び始めた結果、スティックの持ち方で苦労することになりました。

人によっては、独学で学ぶことが苦痛になったり挫折に繋がることもあります。

まずはドラムの魅力を知ることが大切。
ドラム教室の先生たちはもちろん技術も高いので、先生のプレイを観ているだけでもかなり刺激になりますよ!

初心者のうちから変なクセがつかなくて済む

初心者のうちは、自己流の変なクセなどが付きやすいです。

とはいえ、それに慣れてしまうとクセを修正することは非常に困難なので要注意。

例えば、スティックを正しい持つことが出来なければダブルストロークの段階でつまずくことが私の経験上わかっています。

ダブルストロークとは、スティック一振りの動作で2回叩くストロークのこと

初心者のうちから正しいスティックの持ち方・正しいスティックの振り方だけでもドラム教室で身に着けておくと後々スムーズに叩けるようになります。

身体の使い方を教えてもらえる

ドラムを学ぶ上で身体の使い方も非常に重要です。

例えば手首の使い方や、指先の力の入れ方や力の抜き方などは動画を見るだけでは習得するのは難しいでしょう。

動画通りに出来たとしても、正しいか正しくないかはドラム初心者には判断出来ません。

ですからドラム教室で指摘してもらった方が確実です。

先生がいるので挫折しにくい

ドラム初心者は、ドラムを思い通りに叩けなかったり楽しむことが出来ないと挫折する可能性が高くなります。

しかもドラムはギターやベースと違い、手足を使って奏でる楽器です。

「手は思い通りに動くのに足は思い通りに動かせない。」

「右手は速いスピードでも対応できるのに、左手は全然動かない。」

なんてことも日常茶飯事。

そんな時にあなたを応援して、あなたを成長させようと頑張ってくれる先生がいたらどうでしょうか。

ドラムで挫折しそうになってもサポートしてくれる人がそばにいるかいないかは非常に重要なことなのです。

とはいえ、ドラムは独学で学ぶことも可能なので独学希望の方へのアドバイスもお伝えしていきます。

ドラム始めたての社会人が独学で練習するための3ステップ

先ほどご説明したように、ドラムを始めたての社会人は独学よりもドラム教室に通う方が理想ではあります。

しかし、近所にドラム教室がなかったり「この人から学びたい!」と思えるような先生に出会えないこともあるでしょう。

そんなドラム始めたての社会人が、ドラム教室に通わずに独学でドラムを練習する方法について解説します。

独学でドラムを
  1. スティックの持ち方を覚える
  2. スティックコントロールを覚える
  3. 音楽スタジオへ通って練習する

独学でドラムを始めるのならば、本記事でお伝えする方法がおすすめです。基礎もしっかり練習しながらドラムセット全体で叩くことも並行していくと上達が早いですよ!

スティックの持ち方を覚える

正しいスティックの持ち方を覚えるのは、ドラムを叩き始める上で最優先事項です。

ドラムスティックの持ち方には大きく分けて2種類の持ち方があります。

  1. マッチド・グリップ
  2. トラディショナル(レギュラー)・グリップ

そしてマッチド・グリップにはさらに3タイプの持ち方があります。

  1. フレンチ・グリップ
  2. ジャーマン・グリップ
  3. アメリカン・グリップ

全世界の9割以上のドラマーがマッチド・グリップだと言われています。
レギュラー・グリップはジャズドラマーさんに多いですね。

スティックコントロールを覚える

ドラム初心者こそ、スティックコントロールの練習は非常に重要です。

ドラムは叩きたいように叩き続けていても叩けるようにはなりません。

スティックコントロールを覚えてると、下記のことが出来るようになります。

  • スティックを正確に操れるようになる
  • 強弱をつけられるようになる
  • フィルインに応用できる

先ほどもご紹介したスティックコントロールの本は海外でも人気のドラム教本なので要チェックです!

音楽スタジオへ通って練習する

近所に音楽スタジオがあって生のドラムをレンタル出来る環境にあるならば、定期的に音楽スタジオへ通いましょう。

個人練習ですと、1時間500円~800円でドラムをレンタルしてくれる音楽スタジオがほとんど。

週に1回1時間ドラム練習のためにスタジオへ通っても、安いスタジオならば2,000円で済みます。

普段の練習は自宅でも出来ますし、新しい趣味を月々2,000円で始められるのはお財布に優しいですよね。

スティックの持ち方やスティックコントロールはもちろん大切なのですが、やはり生のドラムを触るに越したことはありません。

ドラムは手だけではなく足の練習も必要ですから、生ドラムでの練習も定期的に行いたいましょう。

自宅での練習と、生のドラムを叩く練習を並行して行っていくことでドラムの上達スピードは一気に上がります。

ドラムを始めたい社会人は『自分の好き』を大切にしよう!

ドラム初心者は自分の『好き』を大切にしよう!

最後に、ドラムを始めたいと思ている社会人がドラムを続けていく上で、最も大切なことをお伝えしていきます。

ドラムを始めると、恐らくほとんどの人が挫折や悔しい思いをする瞬間が訪れるでしょう。

  • 速い曲を叩けない
  • 左右の手を同じように動かせない
  • リズムを正確に刻めない
  • 強弱をつけられない
  • バンドで合わせられない
  • バスドラムが上手く踏めない

そんな時は、自分の叩きたいように自由にドラムを叩いてみてください。

自分が叩けるようになりたい曲やリスペクトしているドラマーさんのことを思い出すのもいいですね。

ドラムに限らず、何事も基本の型は必要です。

しかし、その型やスキルに囚われすぎてしまうとドラムを叩く楽しさや嬉しさを感じられなくてドラムを楽しめなくなってしまいます。

私自身「ドラムの才能がないから辞めよう…。」と何度も繰り返し思いながら続けてきました。
結局ドラムが好きなので、どうしても叩きなくなってしまうから続けられています♪

  • 型通りに叩けなくて辛くなったら型を無視してOK!
  • ドラムを自由に叩いて楽しむ時期も大事!

まとめ:ドラムは社会人の趣味に最適な楽器

ドラムはどの楽器よりも初期費用がかからないので、社会人でもコスパ良く始められる楽器の一つです。

新しい趣味をはじめたいという社会人からも非常に人気があります。

しかもドラム人口はギターやベースなどと比べても少なめなので、将来的にバンドを組んでみたりライブで演奏したいと思っているのならば、ドラマーは重宝されるでしょう。

この記事のまとめ
  • ドラムを始めたい社会人はメトロノーム・練習パット・スティックコントロールの教本を準備。
  • ドラムを始めるために最低限必要なものはスティックのみ!
  • ドラム初心者は電子ドラムの購入は控えよう!
  • ドラム初心者は独学でも練習が可能だが、出来ればドラム教室に通うのがおすすめ◎

ドラムは、地道な練習こそが上達のカギです。叩けば叩くほど上達スピードが上がるので、楽しみながら続けていきましょう!

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